福岡県教員採用試験ガイド
日程・採用予定数・倍率・過去問・教職教養・一般教養・専門教養・模擬授業・個人面接対策
福岡県教員採用試験を受験する方に向けて、最新の日程、採用予定数、志願者数・競争率、第1次結果、試験内容、過去問、教職教養・一般教養・専門教養、模擬授業、個人面接、英語面接、実技試験、福岡県の教育施策までをまとめました。
2027年度採用の福岡県教育委員会の採用予定数は、
- 小学校教員:550名程度
- 中学校教員:340名程度
- 県立高等学校教員:180名程度
- 特別支援学校教員:100名程度
- 養護教員:25名程度
- 栄養教員:若干名
です。
これとは別に、
- 久留米市立高校:1名程度
- 古賀竟成館高校:2名程度
の募集もあります。
また、「障がいのある人を対象とした特別選考」は、福岡県・久留米市・古賀竟成館高校の全試験区分を対象に合計15名程度ですが、各試験区分の採用予定とは別に単純加算する数字ではありません。
2027年度採用の志願状況は、福岡県分だけで、
- 小学校・中学校・養護・栄養:2,078名
- 県立高校・特別支援:1,310名
で、合計3,388名です。
さらに、大学3年生チャレンジ特別選考には414名が志願しました。
福岡県教採の大きな特徴は、
第1次
専門教科 150点
+ 教職教養 50点
+ 特別支援学校は特別支援専門100点
↓
第2次
模擬授業
+ 個人面接
+ 英語受験者は英語面接
+ 対象教科・養護は実技
という選考構造です。
そして2027年度採用から、第1次の筆記は、
記述式問題を廃止し、すべてマーク方式
へ変更されました。
英語リスニングテストも廃止されています。
筆記では専門教養の比重が大きく、第2次では個人面接による人物評価が非常に重要になる自治体です。
福岡県教育委員会・教員採用試験 公式情報
福岡県教育委員会
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/site/kyouiku/
教員採用
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/life/8/67/303/
2027年度採用|令和8年度実施
最新の実施要項、採用予定数、志願状況、第1次結果、第2次試験、大学3年生チャレンジ、大学等推薦、特例・特別選考などを確認できます。
福岡県・福岡市・北九州市は別の教員採用試験です。
受験地を間違えないように注意してください。
2027年度 福岡県教採を30秒で確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 小学校 | 550名程度 |
| 中学校 | 340名程度 |
| 県立高校 | 180名程度 |
| 特別支援 | 100名程度 |
| 養護 | 25名程度 |
| 栄養 | 若干名 |
| 小学校志願者 | 807名 |
| 小学校競争率 | 1.5倍 |
| 中学校志願者 | 811名 |
| 中学校競争率 | 2.4倍 |
| 県立高校志願者 | 1,118名 |
| 県立高校競争率 | 6.2倍 |
| 特別支援志願者 | 192名 |
| 特別支援競争率 | 1.9倍 |
| 養護志願者 | 415名 |
| 養護競争率 | 16.6倍 |
| 大学3年生チャレンジ | 414名志願 |
| 出願 | 2026年3月27日~5月22日 |
| 第1次 | 2026年7月12日 |
| 第1次結果 | 2026年7月31日 |
| 第2次 | 2026年8月16日~20日の指定日 |
| 最終結果 | 2026年9月25日予定 |
| 専門教科 | 60分・150点 |
| 教職教養 | 50分・50点 |
| 特別支援専門 | 60分・100点 |
| 第2次 | 模擬授業+個人面接 |
| 2027年度変更 | 第1次を全問マーク方式へ |
福岡県教採は、ここを押さえる
POINT 1|小学校550名の大規模採用
2027年度採用では、小学校だけで550名程度。
中学校も340名程度、県立高校180名程度、特別支援100名程度と、大規模な採用が続いています。
一方で競争率は、
- 小学校:1.5倍
- 中学校:2.4倍
- 県立高校:6.2倍
- 特別支援:1.9倍
- 養護:16.6倍
と大きく異なります。
「福岡県全体」ではなく、校種・教科ごとに見ることが重要です。
POINT 2|専門150点、教職教養50点
第1次の基本配点は、
- 専門教科:150点
- 教職教養:50点
です。
専門は教職教養の3倍の配点です。
中学校・高校等では、教職教養が一定水準以上であることを前提に、専門教科の上位者の中から合格者を決定します。
専門教養を最大の得点源にすることが福岡県第1次攻略の基本です。
POINT 3|教職教養の中に一般教養も入る
福岡県の教職教養は、
- 教育原理
- 教育心理
- 教育法規
- 人権・同和教育
- 一般教養等
から出題されます。
つまり「独立した一般教養試験」ではありませんが、一般教養対策そのものは必要です。
POINT 4|第2次は模擬授業+個人面接
第2次は、基本的に、
- 模擬授業
- 個人面接
です。
さらに、
- 中・高英語:英語面接
- 中・高の一部教科:実技
- 養護:養護実技
があります。
県公式要項では、最終選考で個人面接による人物評価を重視すると明記されています。
POINT 5|福岡県独自の「鍛ほめ福岡メソッド」
自治体研究で必ず押さえたいのが、
「鍛えて、ほめて、子どもの可能性を伸ばす」
をコンセプトとする、
鍛ほめ福岡メソッド
です。
福岡県志望理由・模擬授業・個人面接のいずれにもつなげやすい県独自施策です。
1|福岡県教員採用試験の日程
| 選考 | 日程 |
|---|---|
| 出願 | 2026年3月27日0時~5月22日23時59分 |
| 第1次 | 2026年7月12日 |
| 予備日 | 7月19日 |
| 第1次結果 | 7月31日16時 |
| 第2次 | 8月16日~20日の指定日 |
| 最終結果 | 9月25日予定 |
2026年8月11日時点では第2次直前
第1次結果はすでに公表されています。
第2次は8月16日~20日。
最終結果は9月25日予定のため、2026年8月11日時点では最終合格者数・最終倍率はまだ確定していません。
2|採用予定数
| 試験区分 | 採用予定 |
|---|---|
| 小学校 | 550名程度 |
| 中学校 | 340名程度 |
| 県立高等学校 | 180名程度 |
| 特別支援学校 | 100名程度 |
| 養護教員 | 25名程度 |
| 栄養教員 | 若干名 |
中学校の教科別採用予定
| 教科 | 採用予定 |
|---|---|
| 国語 | 50名程度 |
| 社会 | 40名程度 |
| 数学 | 45名程度 |
| 理科 | 50名程度 |
| 音楽 | 10名程度 |
| 美術 | 20名程度 |
| 保健体育 | 40名程度 |
| 技術 | 15名程度 |
| 家庭 | 15名程度 |
| 英語 | 55名程度 |
県立高校の主な採用予定
- 国語:30名程度
- 地理歴史・歴史:10名程度
- 地理歴史・地理:5名程度
- 公民:7名程度
- 数学:25名程度
- 物理:6名程度
- 化学:6名程度
- 生物:4名程度
- 保健体育:20名程度
- 英語:35名程度
- 工業:15名程度
- 家庭:5名程度
- 農業:5名程度
- 情報:2名程度
- 商業:2名程度
高校は教科による採用予定数・競争率の差が大きいため、必ず専門教科まで確認しましょう。
3|志願者数・競争率
小学校・中学校・養護・栄養
| 区分 | 志願者 | 採用予定 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 807名 | 550名 | 1.5倍 |
| 中学校 | 811名 | 340名 | 2.4倍 |
| 養護 | 415名 | 25名 | 16.6倍 |
| 栄養 | 45名 | 若干名 | - |
中学校は教科差が大きい
| 教科 | 志願者 | 採用予定 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 62 | 50 | 1.2倍 |
| 社会 | 192 | 40 | 4.8倍 |
| 数学 | 94 | 45 | 2.1倍 |
| 理科 | 48 | 50 | 1.0倍 |
| 音楽 | 39 | 10 | 3.9倍 |
| 美術 | 28 | 20 | 1.4倍 |
| 保健体育 | 257 | 40 | 6.4倍 |
| 技術 | 8 | 15 | 0.5倍 |
| 家庭 | 16 | 15 | 1.1倍 |
| 英語 | 67 | 55 | 1.2倍 |
県立高校・特別支援
| 区分 | 志願者 | 採用予定 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 県立高校 | 1,118名 | 180名 | 6.2倍 |
| 特別支援学校 | 192名 | 100名 | 1.9倍 |
高校の高倍率教科
- 地理歴史(歴史):13.8倍
- 保健体育:14.1倍
- 書道:16.0倍
- 商業:11.5倍
- 情報:10.5倍
- 音楽:11.0倍
- 美術:10.0倍
一方、農業1.6倍、工業1.9倍など、教科によって大きな差があります。
「高校6.2倍」だけで判断せず、自分の教科の競争率を見ることが重要です。
4|第1次選考の結果
2027年度採用の第1次結果は、2026年7月31日に公表されました。
| 区分 | 採用予定 | 第1次合格者等 |
|---|---|---|
| 小学校 | 550 | 736 |
| 中学校 | 340 | 562 |
| 県立高校 | 180 | 380 |
| 特別支援 | 100 | 148 |
| 養護 | 25 | 52 |
| 栄養 | 若干名 | 7 |
※「第1次合格者等」は県公式表の「一次試験合格者数(一次試験免除者含む)」です。また、第二希望による併願合格者を含みます。大学3年生チャレンジ特別選考合格者は含みません。
最終倍率はまだ未確定
2026年8月11日時点では、第2次試験前です。
最終合格発表は9月25日予定のため、最終合格者数・最終倍率は正式発表後に更新します。
5|大学3年生チャレンジ特別選考
福岡県では、
大学3年生チャレンジ特別選考
を実施しています。
2027年度採用試験からは、大学からの推薦が不要となり、個人で出願できるようになりました。
対象
- 小学校
- 中学校
- 特別支援学校
です。
2026年実施 志願状況
- 小学校:204名
- 中学校:187名
- 特別支援:23名
- 合計:414名
第1次結果
- 小学校:192名
- 中学校:115名
- 特別支援:9名
- 合計:316名
が第1次合格となりました。
合格すると翌年度の第1次免除
大学3年生チャレンジ特別選考合格者が、翌年度に同じ試験区分・教科等を受験する場合、条件を満たせば第1次試験を免除されます。
STUDY POINT
大学3年生の段階で第1次を突破できれば、大学4年時は、
- 模擬授業
- 個人面接
- 教育実習
- 福岡県教育研究
へ時間を使いやすくなります。
6|2027年度 福岡県教採の試験内容
第1次
基本となる試験は、
- 専門教科
- 教職教養
です。
特別支援学校受験者は、さらに、
- 特別支援専門
があります。
専門教科
- 時間:60分
- 配点:150点
- 2027年度:マーク方式
教職教養
- 時間:50分
- 配点:50点
- 2027年度:マーク方式
特別支援専門
- 時間:60分
- 配点:100点
2027年度から全問マーク方式
2027年度採用では、
第1次の記述式問題を廃止し、すべてマーク方式
へ変更しました。
また、英語リスニングテストも廃止されています。
7|選考における評価の観点等
福岡県は、2027年度採用の公式実施要項で、現在年度の評価観点を具体的に公開しています。
第1次|専門教科
教員として必要な教科・科目の基礎知識や専門的知識を身につけているか
を評価します。
第1次|教職教養
教員として必要な教養知識が習得できているか
を評価します。
特別支援専門
特別支援教育に関する基礎知識や専門的知識を身につけているか
を評価します。
第1次は「専門上位」が重要
小学校は、原則として専門教科の得点上位者から第1次合格者を選考します。
中学校・高校・養護・栄養は、教職教養が一定水準以上であることを前提に、専門教科の得点上位者から選考します。
教職教養で基準を確保し、専門で順位を上げるという考え方が重要です。
第2次|模擬授業
公式評価観点は、
- 話し方
- 指導力
- 説得力
- 質問等への対応
- 教員としての資質・意欲
などです。
第2次|個人面接
公式評価観点は、
- 態度
- 表現力
- コミュニケーション能力
- 積極性
などです。
英語面接
- 英会話能力
- 応答の適切さ
- 積極性
などを評価します。
実技
教科等を指導する上で必要な技能等を理解し、身につけているか
を評価します。
個人面接による人物評価を重視
福岡県の最終選考では、多くの校種・教科で、
模擬授業がC以上の受験者の中から、個人面接による人物評価を重視して総合的に選考
します。
第1次の結果や志願書・自己PR用紙も考慮されます。
「筆記が高得点だから安全」という試験ではありません。
8|免除・特例・特別選考
主な一般選考の特例
- 教職等経験者
- 国際貢献活動経験者等
- 英語有資格者
- 前年度第1次合格者
- 社会人経験者
- 併願者
- 単位取得後退学(博士課程)
- 他校種免許所有者
主な特別選考
- 現職教員特別選考
- 元正規教員特別選考
- スポーツ成績優秀者特別選考
- 高度専門職経験者特別選考
- 教職大学院修了(予定)者特別選考
- 大学等推薦特別選考
- 大学3年生チャレンジ特別選考
- 障がいのある人を対象とした特別選考
高度専門職経験者を拡充
2027年度採用から、博士の学位を持つ高度専門職経験者特別選考の対象となる高校教科に、
- 国語
- 英語
が追加されています。
9|併願制度
福岡県は、併願制度が比較的充実しています。
中学校 → 小学校
中学校志願者は、条件を満たせば第2希望として小学校を併願できます。
高校 → 中学校
県立高校の、
- 国語
- 地理歴史
- 公民
- 数学
- 理科
- 音楽
- 美術
- 保健体育
- 家庭
- 英語
などの受験者は、対応する中学校の教科を第2希望とすることができます。
中学校 → 特別支援中学部
同一教科を第2希望にできます。
高校 → 特別支援高等部
同一教科・科目を第2希望にできます。
2027年度から養護 → 小学校を追加
2027年度採用では、
養護教員志願者が第2希望として小学校教員(一般)を併願できる制度
が新設されました。
小学校免許を持っていない併願合格者についても、免許取得を条件に名簿登載期間を最大2年間延長できます。
10|資格・免許による加点
福岡県では、第1次の専門教科得点への加算制度があります。
小学校
- 中・高英語免許、英検準1級程度以上:15点
- ICT支援員・教育情報化コーディネーター等:10点
- 特別支援学校免許:5点
- 司書教諭:5点
中学校
- 特別支援学校免許:5点
- 司書教諭:5点
高校
- 特別支援学校免許:5点
- 司書教諭:5点
- 高校「情報」免許:5点 ※情報受験者を除く
- 基本情報技術者:5点
- 応用情報技術者・高度試験等:10点
養護
看護師免許所有者は15点加算です。
複数加算も可能
同一試験区分で複数要件を満たす場合、原則として加算点の重複が認められています。
該当する資格がある場合は、必ず出願前に確認しましょう。
11|福岡県教採の過去問を確認する
福岡県は、近年の教員採用試験問題を公式サイトから自由にPDFをダウンロードできる自治体ではありません。
過去問を確認する場合は、
- 県の情報公開・行政資料
- 市販の福岡県教員採用試験過去問題集
- 教採専門出版社の問題集
などを利用します。
2027年度から形式変更
過去問を使うときに特に注意したいのが、
2027年度から記述式が廃止され、全問マーク方式になったこと
です。
過年度問題をそのまま現在年度の形式だと考えず、
- 出題分野
- 知識レベル
- 頻出テーマ
を見るために使いましょう。
12|教職教養の出題傾向
- 時間:50分
- 配点:50点
です。
公式出題分野
- 教育原理
- 教育心理
- 教育法規
- 人権・同和教育
- 一般教養等
福岡県では人権・同和教育に注意
全国共通の教育原理・教育法規だけではなく、人権・同和教育が公式出題範囲として明記されています。
福岡県教育施策と併せて確認しておきましょう。
教職教養は基準点を落とさない
中学校・高校・養護・栄養などでは、教職教養が一定水準に達していることが専門教科による選考の前提です。
専門重視だからといって、教職教養を捨てることはできません。
13|一般教養対策
福岡県には、一般教養だけを独立させた試験はありません。
ただし、教職教養の出題範囲には「一般教養等」が正式に含まれています。
過去問を基に、
- 人文科学
- 社会科学
- 自然科学
- 一般時事
などの必要範囲を確認しましょう。
学習時間は、
専門150点 > 教職・一般50点
という配点を意識して配分することが重要です。
14|専門教養は150点
- 時間:60分
- 配点:150点
です。
小学校
小学校専門には、教職教養に関する内容も含まれています。
小学校の第1次選考では、原則として専門教科得点の上位者から合格者を決めるため、専門対策の完成度が重要です。
中学校・高校
志望教科について、
- 基礎知識
- 専門知識
- 学習指導要領
- 教科指導
を確認しましょう。
STUDY POINT
専門学習は、
問題が解ける
↓
根拠を説明できる
↓
子どものつまずきを予測できる
↓
模擬授業として教えられる
ところまで仕上げると、第2次対策にもつながります。
15|福岡県教採に小論文はある?
2027年度採用の一般選考では、独立した小論文・論作文試験はありません。
第1次は筆記、第2次は人物試験・実技が中心です。
したがって、一般受験者は、論作文へ多くの時間を使うよりも、
- 専門教養
- 教職教養
- 模擬授業
- 個人面接
を優先しましょう。
16|福岡県が教師として求める人物像
2027年度の公式実施要項では、福岡県教育委員会が教師として求める人物像を3つ明確に示しています。
1|子どもが憧れる人間的魅力
子どもから「この先生のようになりたい」と思われるような、人としての魅力です。
2|子どもに対する広く深い愛情
一人ひとりの子どもを理解し、可能性を信じて成長を支える姿勢です。
3|教師としての強い使命感
教育に責任を持ち、教師として学び続けながら職務を遂行する姿勢です。
この3つは福岡県の志望理由・自己PR・個人面接を作るときの基本軸です。
17|福岡県学校教育振興プラン
福岡県の学校教育を研究する上で重要なのが、
福岡県学校教育振興プラン
です。
本県の学校教育の目標
- 社会的自立の基盤となる、学力、体力、豊かな心を培う。
- 社会の変化に対応し、社会を支え、その発展に寄与する力を育てる。
現在の教育で求める力
福岡県では、未来を担う人材の育成へ向け、
- 学力
- 体力
- 豊かな心
- 柔軟な思考力
- 創造力
- 多様な他者と協働する力
などを重視しています。
「鍛ほめ福岡メソッド」とは?
福岡県教採を受験するなら、特に理解しておきたい県独自施策です。
コンセプトは、
「鍛えて、ほめて、子どもの可能性を伸ばす」
です。
① 鍛える|目標設定
子ども自身が、やや困難な課題・目標を設定します。
② 鍛える|挑む
周囲の人から必要最低限の支援を受けながら、自らの力で解決へ挑みます。
③ ほめる|振り返る
教師や子ども同士が振り返る場をつくり、頑張りや成長を認めます。
子ども本位の指導へ
福岡県では、
- 一人ひとりの特性
- 学習進度
- ICT
- AI学習ソフト
- 個別学習
- グループ学習
などを組み合わせながら、子ども自身が自律的・主体的に学べる環境づくりを進めています。
面接へのつなげ方
例えば「主体的な学びをどう実現しますか」と聞かれたら、
教師が答えを与え続けるのではなく、適切な目標設定と必要な支援を行い、挑戦と振り返りを通して子どもの可能性を伸ばす
という考えへつなげられます。
18|福岡県で確認したい教育テーマ
- 子ども本位の指導
- 鍛ほめ福岡メソッド
- 学力向上
- 個別最適な学び
- 協働的な学び
- ICT・AI活用
- いじめ・不登校対応
- 特別支援教育
- キャリア教育
- グローバル教育
- 学校・家庭・地域の連携
- 人権・同和教育
- 厳しい教育環境にある子どもへの支援
- 学校教育のICT化
- 教員の指導力・学校組織力
- 選ばれる県立高校づくり
- 働き方改革
令和8年度教育施策実施計画
現在年度の福岡県教育施策実施計画では、24の施策を設定しています。
人物試験で特に関連しやすいのは、
- 学力の向上
- いじめや不登校等への対応
- 学校・家庭・地域の連携・協働
- 子ども本位の指導
- 特別支援教育
- 今日的な教育ニーズ
- 学校教育のICT化
- 厳しい教育環境にある子どもへの支援
- 教員の指導力・学校の組織力
- 人権教育
などです。
19|重要な資料
① 2027年度採用 実施要項
② 福岡県学校教育振興プラン
③ 令和8年度 福岡県教育施策実施計画
④ 福岡県教職員育成指標
採用段階から、教員としてどのような資質・能力を高めていく必要があるのかを確認しましょう。
⑤ 鍛ほめ福岡メソッド
福岡県独自の「子ども本位」の指導を理解するための重要資料です。
資料名を暗記するのではなく、「福岡県が何を目指しているのか」「自分なら教師としてどう実践するのか」まで整理しましょう。
20|模擬授業対策
第2次では、多くの試験区分で模擬授業を実施します。
公式評価観点
- 話し方
- 指導力
- 説得力
- 質問等への対応
- 教師としての資質・意欲
などです。
授業内容だけではない
正しい知識を説明できるだけでは十分ではありません。
何を身につけさせるのか
↓
どのような発問をするのか
↓
子どもがどう考えるのか
↓
どう支援するのか
↓
どう振り返るのか
まで考えましょう。
鍛ほめ福岡メソッドも意識する
模擬授業でも、教師がすべて説明するのではなく、
- 子どもが考える
- 挑戦する
- 他者と学び合う
- 振り返る
- 成長を実感する
授業になっているかを確認しましょう。
21|個人面接対策
福岡県は、最終選考において個人面接による人物評価を重視しています。
公式評価観点
- 態度
- 表現力
- コミュニケーション能力
- 積極性
などです。
自己PR用紙との一貫性
福岡県では、出願・受験時に自己PR用紙を提出します。
面接では、
志願内容
+ 自己PR用紙
+ 自分の経験
+ 面接回答
が一貫するように整理しましょう。
「なぜ福岡県か」を具体化する
「福岡県出身だから」だけではなく、
- 子ども本位
- 鍛ほめ福岡メソッド
- 個別最適な学び
- 学校・家庭・地域の連携
- 人権教育
- ICT活用
などと自分の教育観をつなげることが重要です。
22|面接での質問例
過去の受験報告から、福岡県教採で準備しておきたい質問例を整理しました。
志望・自己理解
- 教員を志望した理由を教えてください。
- なぜ福岡県の教員を志望するのですか。
- 福岡県が求める教師像を知っていますか。
- どのような教師になりたいですか。
- あなたの長所を教育現場でどう生かしますか。
- あなたの短所と改善方法を教えてください。
- これまで最も努力した経験は何ですか。
模擬授業
- 模擬授業のテーマは難しかったですか。
- 模擬授業を自己評価すると何点ですか。
- 満点ではないとしたら何が不足していますか。
- この授業で最も大切にしたことは何ですか。
- 児童生徒が理解できなかった場合、どうしますか。
- この発問を設定した理由は何ですか。
- ICTを使うなら、どこでどのように使いますか。
児童生徒対応
- いじめを把握した場合、まず誰に、どのように報告しますか。
- 不登校傾向の児童生徒へどのように支援しますか。
- ヤングケアラーと思われる児童生徒がいた場合、どう対応しますか。
- 特別な支援を必要とする児童生徒へどう関わりますか。
- 外国にルーツを持つ児童生徒など、多様な背景を持つ子どもへどう対応しますか。
- 児童生徒から「誰にも言わないで」と相談されたらどうしますか。
保護者・学校組織
- 保護者から厳しい意見を受けたらどうしますか。
- 同僚と考えが異なったらどうしますか。
- 一人では解決できない問題が起きたらどうしますか。
- 学校組織の一員として何を大切にしますか。
- 教員の不祥事を防ぐために何が必要ですか。
- 働き方改革について、自分にできることは何ですか。
福岡県教育
- 「子ども本位」の指導とは何だと考えますか。
- 鍛ほめ福岡メソッドについて知っていますか。
- 子どもの可能性を伸ばすために教師として何をしますか。
- 個別最適な学びをどう実現しますか。
- ICT・AIを授業でどう活用しますか。
- 人権教育で大切なことは何ですか。
- 学校・家庭・地域の連携をどのように進めますか。
その他
- 最近気になる教育ニュースは何ですか。
- 休日はどのように過ごしていますか。
- ストレスをどのように解消しますか。
過去問を丸暗記するのではなく、「福岡県が求める人物像」と現在年度の公式評価観点に沿って自分の経験を整理しましょう。
23|英語面接・実技試験
中学校・高校英語
第2次では英語面接があります。
評価されるのは、
- 英会話能力
- 応答の適切さ
- 積極性
などです。
中学校実技
2027年度採用では、
- 音楽
- 美術
- 保健体育
- 家庭
で実施します。
高校実技
- 音楽
- 美術
- 保健体育
- 書道
- 家庭
- 工業
で実施します。
養護実技
養護教員は、
- 救急処置
- 健康診断
- 保健指導
- 健康相談
の中から試験当日に指定されます。
24|2027年度採用の主な変更点
① 第1次試験日を7月12日へ
前年度の6月実施から、2026年は7月12日へ変更されました。
② 養護教員から小学校への併願を新設
養護教員受験者が小学校教員(一般)を第2希望として併願できるようになりました。
③ 特別支援学校併願者の免許取得猶予
特別支援学校教諭免許状を持たない併願合格者について、免許取得を条件に名簿登載期間を最大2年間延長できます。
④ 大学3年生チャレンジの推薦要件を廃止
大学からの推薦を不要とし、個人による出願へ変更されました。
⑤ 高度専門職経験者を拡充
博士の学位を持つ人の対象教科に、国語・英語を追加しました。
⑥ 博士課程単位取得後退学特例を新設
高校志願者について、教員免許取得を条件に名簿登載期間を最大2年間延長できる特例です。
⑦ 情報分野の加点を拡充
高校志願者について、高校情報免許や情報処理技術者資格を専門教科の加点対象としました。
⑧ 第1次を全問マーク方式へ
記述式問題を廃止しました。
⑨ 英語リスニングを廃止
第1次の英語リスニングテストは実施しません。
NEXT|2028年度福岡県教採の最新動向
2027年に実施する2028年度(令和10年度)採用では、全国で第1次選考の共同実施が始まります。
全国では共同問題方式へ
自治体協議会では、共通問題の基本形として、
- 教養:60分・40問程度
- 教職教養:約30問
- 一般教養:約10問
- 専門:60分・25問程度
- 択一・マークシート方式
などを示しています。
福岡県については正式な詳細発表を待つ
全国動向の資料では、福岡県は「共同実施に参加しない10都県」には含まれておらず、共同実施側として整理されています。
ただし、2026年8月11日時点で福岡県教育委員会の教員採用ページからは、2028年度採用について、
- 共同問題をどの範囲で使うのか
- A・B・Cどの日程を選択するのか
- 現在の専門150点・教職50点をどう変更するのか
- 特別支援専門をどう扱うのか
- 大学3年生チャレンジをどう扱うのか
などの詳細な受験生向け正式発表は確認できません。
現段階では、共同問題の全国基本形を参考にしつつ、福岡県の正式発表を待つのが安全です。
2028年度受験生が今やること
福岡県はもともと教職教養の中に一般教養を含むため、
教職教養
+ 一般教養
+ 専門教養
を並行して進めておきましょう。
さらに、共通問題になっても、
- 模擬授業
- 個人面接
- 英語面接
- 実技
- 鍛ほめ福岡メソッド
- 福岡県学校教育振興プラン
などは福岡県独自対策として重要です。
25|福岡県教採を受けるなら、まずここから
FIRST ACTION
1|福岡県・福岡市・北九州市を区別する
それぞれ別の採用試験です。
2|自分の校種・教科の競争率を見る
小学校1.5倍と養護16.6倍では競争状況が全く違います。
3|特例・特別選考・併願を確認する
福岡県は制度が非常に多い自治体です。
4|資格加点を確認する
英語、ICT、特別支援、司書教諭、情報処理、看護師などがあります。
5|専門150点を最優先する
第1次の中心です。
6|教職教養50点で基準を落とさない
一般教養・人権同和教育も含まれます。
7|新しいマーク方式で時間を測る
過年度の記述式形式とは違います。
8|第2次を第1次と並行して始める
個人面接による人物評価が重視されます。
9|教師として求める人物像3項目を確認する
- 子どもが憧れる人間的魅力
- 子どもに対する広く深い愛情
- 教師としての強い使命感
10|鍛ほめ福岡メソッドを理解する
「鍛える→挑む→ほめる・振り返る→可能性を伸ばす」という考えを、自分の授業・生徒指導へつなげましょう。
26|福岡県教採には、福岡県教採の対策を。
全国の教員採用試験には共通する部分があります。
しかし福岡県には、
- 小学校550名の大規模採用
- 中学校340名
- 高校180名
- 特別支援100名
- 専門150点
- 教職教養50点
- 教職教養内の一般教養
- 人権・同和教育
- 2027年度から全問マーク方式
- 英語リスニング廃止
- 模擬授業
- 個人面接重視
- 英語面接
- 養護実技
- 大学3年生チャレンジ
- 豊富な特例・特別選考
- 中→小、高→中、養護→小などの併願
- 資格による専門教科加点
- 教師として求める人物像3項目
- 鍛ほめ福岡メソッド
- 子ども本位の指導
- 2028年度の共同実施動向
という特徴があります。
だからこそ教採スクールでは、
受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策
という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。
教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。
さらに福岡県独自の試験制度に合わせて、
専門教養+教職・一般教養+模擬授業+個人面接+福岡県教育研究
を一つの受験戦略として設計します。
人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、志望理由、自己PR、模擬授業、児童生徒対応、保護者対応、個人面接まで対策します。
講師経験者であれば、学校現場での実践や日々の悩みについて相談することもできます。
大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。
全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。
LINE登録者限定
もっと詳しく福岡県教採を分析したい方へ
このページでは、試験制度、志願倍率、第1次結果、公式評価観点、求める人物像、教育施策、面接質問例までを公開しています。
さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。
① 福岡県教採|筆記試験攻略DATA
- 年度別出題分析
- 教職教養の頻出分野
- 一般教養対策
- 人権・同和教育対策
- 専門教養150点対策
- 校種・教科別倍率分析
- 特例・特別選考整理
- 資格加点制度
- 大学3年生チャレンジ
- 2028年度共同問題対策
② 福岡県教育徹底研究
- 教師として求める人物像
- 福岡県学校教育振興プラン
- 令和8年度福岡県教育施策実施計画
- 福岡県教職員育成指標
- 鍛ほめ福岡メソッド
- 子ども本位の指導
- 個別最適な学び
- 学校・家庭・地域の連携
- 人権教育
- 福岡県志望理由へのつなげ方
③ 福岡県教採|人物試験攻略ガイド
- 志望理由対策
- 自己PR用紙対策
- 模擬授業対策
- 模擬授業後の深掘り対策
- 個人面接対策
- 英語面接対策
- 過去の面接質問
- 児童生徒対応
- 保護者対応
- 福岡県教育を使った回答づくり
LINE登録後、
「福岡県対策希望」
と送信してください。
登録後メッセージに「福岡県対策希望」とお送りください。
「専門150点をどう攻略すればよいか分からない」
「教職教養50点の勉強範囲が分からない」
「一般教養・人権同和教育まで手が回らない」
「模擬授業をどう作ればよいか分からない」
「人物評価重視の個人面接が不安」
「鍛ほめ福岡メソッドを面接へどうつなげればよいか分からない」
「2028年度の共同実施にどう備えればよいか知りたい」
という方には、無料学習相談も受け付けています。
福岡県教採のよくある質問
Q.2027年度福岡県教採の採用予定数は?
小学校550名程度、中学校340名程度、県立高校180名程度、特別支援100名程度、養護25名程度、栄養若干名です。
Q.福岡市・北九州市と同じ試験ですか?
いいえ。
福岡県、福岡市、北九州市は別の教員採用試験です。
Q.小学校の志願者・競争率は?
807名・1.5倍です。
Q.中学校は?
811名・2.4倍です。
Q.県立高校は?
1,118名・6.2倍です。
Q.特別支援学校は?
192名・1.9倍です。
Q.養護教員は?
415名・16.6倍です。
Q.第1次はいつですか?
2026年7月12日です。
Q.第1次は何がありますか?
基本的には、
- 専門教科
- 教職教養
です。
特別支援学校は特別支援専門もあります。
Q.専門教養は何分・何点ですか?
60分・150点です。
Q.教職教養は?
50分・50点です。
Q.一般教養はありますか?
あります。
独立試験ではなく、教職教養の出題範囲に「一般教養等」が含まれています。
Q.人権・同和教育は出ますか?
はい。
教職教養の公式出題範囲です。
Q.記述式問題はありますか?
2027年度採用から第1次の記述式問題を廃止し、全問マーク方式になりました。
Q.英語リスニングはありますか?
2027年度採用では廃止されています。
Q.第2次は何がありますか?
基本的には、
- 模擬授業
- 個人面接
です。
英語受験者は英語面接、一部教科と養護は実技があります。
Q.小論文はありますか?
2027年度採用の一般選考では独立した小論文試験はありません。
Q.最終選考で重視されるものは?
県公式要項では、多くの区分について個人面接による人物評価を重視すると明記されています。
Q.大学3年生でも受験できますか?
はい。
小学校・中学校・特別支援学校で大学3年生チャレンジ特別選考があります。
Q.大学3年生は何人志願しましたか?
414名です。
Q.何人が第1次を通過しましたか?
316名です。
Q.2027年度から大学推薦が必要なくなったのですか?
はい。
大学3年生チャレンジは、大学からの推薦要件が廃止され、個人で出願できるようになりました。
Q.併願制度はありますか?
あります。
中→小、高→中、中→特支、高→特支に加え、2027年度から養護→小学校も可能になりました。
Q.資格による加点はありますか?
あります。
英語資格、ICT関係資格、特別支援免許、司書教諭、高校情報免許、情報処理技術者、看護師免許などがあります。
Q.福岡県が求める教師像は?
- 子どもが憧れる人間的魅力
- 子どもに対する広く深い愛情
- 教師としての強い使命感
の3つです。
Q.鍛ほめ福岡メソッドとは?
「鍛えて、ほめて、子どもの可能性を伸ばす」ことをコンセプトとした福岡県独自の指導方法です。
Q.現在の福岡県教育で重要なテーマは?
特に、
- 子ども本位の指導
- 鍛ほめ福岡メソッド
- 個別最適な学び
- ICT・AI活用
- いじめ・不登校対応
- 特別支援教育
- 人権教育
- 学校・家庭・地域との連携
を確認しましょう。
Q.最終結果はもう出ていますか?
2026年8月11日時点ではまだ公表前です。
第2次は8月16~20日、最終結果は9月25日予定です。
Q.2028年度は第一次選考共同実施になりますか?
全国動向では福岡県は共同実施側として整理されていますが、2026年8月11日時点では、福岡県教育委員会から具体的な試験日・配点・問題数等の詳細な受験生向け正式発表は確認できません。
Q.2028年度受験生は今何をすればよいですか?
現段階では、
- 教職教養
- 一般教養
- 専門教養
- 学習指導要領
- 模擬授業
- 個人面接
- 福岡県教育施策
を進め、正式発表後に共同問題の形式へ調整しましょう。
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