岐阜県教員採用試験ガイド
日程・採用予定数・倍率・過去問・出題傾向・論文・模擬授業・個人面接・プレゼンテーション面接対策
岐阜県教員採用試験を受験する方に向けて、日程、採用予定数、出願者数、倍率、第1次選考結果、試験内容、過去問、教職教養、専門教養、論文、模擬授業、個人面接、プレゼンテーション面接、岐阜県の教育施策までをまとめました。
2027年度採用の一般選考では、
- 小学校教諭:235名程度
- 中学校教諭:145名程度
- 高等学校教諭:95名程度
- 特別支援学校教諭:60名程度
- 養護教諭:小学校・中学校で10名程度、高校・特別支援学校で若干名
を採用予定としています。
県の出願状況資料では、採用予定数を全体で560名程度としています。
これに加えて、
- 社会人特別選考
- スペシャリスト特別選考
- 日本語指導者特別選考
は一部外数で採用予定があります。
2027年度採用対象の一般出願者は1,594名。
さらに、2028年度採用を目指す大学3年生等の第1次選考には536名が出願しており、両方を合わせた出願者は2,130名です。
岐阜県教採の最大の特徴は、
第1次=専門教養重視
第2次=人物試験重視
という非常に明確な選考構造です。
第1次は、
- 教職教養:100点
- 教科専門:400点
の合計500点。
一方、第2次では、論文・模擬授業・個人面接・プレゼンテーション面接によって、教師としての考え方・実践力・人間性を多面的に評価します。
岐阜県教育委員会・教員採用試験 公式情報
岐阜県教育委員会
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/edu/
岐阜県 教員採用
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/edu/1608.html
最新の実施要項、出願状況、第1次合格者、第2次案内、過去問題、特別選考、免除・加点制度などを確認できます。
出願前・受験前には、必ず最新の公式情報を確認してください。
2027年度 岐阜県教採を30秒で確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 採用予定 | 560名程度 |
| 小学校 | 235名程度 |
| 中学校 | 145名程度 |
| 高校 | 95名程度 |
| 特別支援 | 60名程度 |
| 養護 | 小中10名程度+高・特支若干名 |
| 2027年度採用 一般出願者 | 1,594名 |
| 大学3年生等 | 536名 |
| 出願者合計 | 2,130名 |
| 出願 | 2026年4月1日~4月30日 |
| 第1次 | 2026年6月13日 |
| 第1次結果 | 2026年7月3日公表済み |
| 第2次 | 2026年7月18日・19日 |
| 最終結果 | 2026年8月26日予定 |
| 第1次 | 教職教養+教科専門 |
| 第1次配点 | 100点+400点=500点 |
| 第2次 | 論文+模擬授業+個人面接+プレゼンテーション面接 |
| 大学3年生等 | 第1次前倒し選考あり |
| 2028年度 | 第一次選考共同実施の協議会に参加・詳細検討中 |
岐阜県教採は、ここを押さえる
POINT 1|第1次は「専門400点」が中心
第1次の基本配点は、
- 教職教養:100点
- 教科専門:400点
- 合計:500点
です。
教科専門だけで80%を占めます。
第1次では、専門教養を大きな得点源にすることが重要です。
POINT 2|第2次は「人物重視」
岐阜県教育委員会は、公式の選考説明資料で、
個人面接・プレゼンテーション面接等を通して「人物重視」という岐阜県の特徴が出るようにしている
と明確に説明しています。
小学校・中学校などの基本形では、
- 論文:240点
- 模擬授業:300点
- 個人面接:360点
- プレゼンテーション面接:300点
です。
高校・特別支援学校では、
- 論文:300点
- 模擬授業・実技:300点
- 個人面接:300点
- プレゼンテーション面接:300点
の合計1,200点です。
POINT 3|「模擬授業」と「プレゼンテーション面接」は別物
岐阜県では、
模擬授業
と、
プレゼンテーション面接
を分けて実施します。
模擬授業では授業実践力を、プレゼンテーション面接では学校生活の具体的な場面で、児童生徒や保護者へどう対応するかを確認します。
「授業ができる」だけでも、「面接で話せる」だけでも足りないのが岐阜県です。
1|岐阜県教員採用試験の日程
| 選考 | 日程 |
|---|---|
| 出願受付 | 2026年4月1日10時~4月30日23時59分 |
| 第1次 | 6月13日 |
| 第1次結果 | 7月3日 |
| Web適性検査 | 第1次合格後、第2次前に実施 |
| 第2次 | 7月18日・19日 |
| 最終結果 | 8月26日予定 |
試験日程が早い
岐阜県の第1次は6月13日です。
7月実施の自治体と比べると早いため、
春から始めるのではなく、前年秋~冬から筆記対策を進める
ことが重要です。
2|募集校種・採用予定人数
| 校種・職種 | 採用予定 |
|---|---|
| 小学校 | 235名程度 |
| 中学校 | 145名程度 |
| 高校 | 95名程度 |
| 特別支援 | 60名程度 |
| 養護教諭 | 小中10名程度、高・特支若干名 |
公式出願状況資料では、全体の採用予定を560名程度としています。
中学校
- 国語
- 社会
- 数学
- 理科
- 音楽
- 美術
- 保健体育
- 技術
- 家庭
- 英語
高等学校
- 国語
- 地理歴史(地理)
- 地理歴史(日本史・世界史)
- 数学
- 理科(物理)
- 理科(化学)
- 理科(生物)
- 英語
- 保健体育
- 音楽
- 美術
- 家庭
- 農業
- 工業
- 商業
- 情報
などを募集しています。
地域限定採用もある
高校では、
- 郡上地域
- 恵那地域
- 飛騨地域
などで勤務する地域限定があります。
特別支援学校にも地域限定選考があります。
地域限定で合格とならなかった場合でも、一般選考として改めて選考される仕組みがあります。
3|出願者数・倍率
2027年度採用の出願状況は、
- 一般:1,594名
- 大学3年生等:536名
- 合計:2,130名
です。
大学3年生等は2028年度採用に向けた前倒し選考であるため、2027年度採用の倍率を見る場合には、一般1,594名と大学3年生等536名を分けて考える必要があります。
主な校種別出願状況
| 校種 | 採用予定 | 一般出願 | 倍率の目安 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 235名程度 | 414名 | 約1.8倍 |
| 中学校 | 145名程度 | 449名 | 約3.1倍 |
| 高校 | 95名程度 | 412名 | 約4.3倍 |
| 特別支援 | 60名程度 | 125名 | 約2.1倍 |
| 養護 | 小中10名程度+高特若干名 | 172名 | 小中10名基準では約17倍規模 |
※採用予定には「程度」「若干名」や外数選考があるため、ここでは単純比較を「倍率の目安」としています。正式な選考結果倍率とは異なります。
中学校は教科差が大きい
一般出願者数は、
- 国語:51名
- 社会:92名
- 数学:36名
- 理科:42名
- 音楽:19名
- 美術:11名
- 保健体育:114名
- 技術:5名
- 家庭:14名
- 英語:65名
です。
同じ中学校でも、教科ごとの競争状況は大きく異なります。
高校も教科差が大きい
高校では、一般出願者だけでも、
- 保健体育:116名
- 数学:56名
- 国語:35名
- 日本史・世界史:38名
- 英語:33名
- 商業:27名
などとなっています。
「岐阜県全体の倍率」ではなく、「岐阜県×校種×教科」で確認することが大切です。
4|第1次選考の結果
2027年度採用の第1次選考は2026年6月13日に実施され、7月3日に合格者が公表されました。
全体
| 出願 | 受験 | 第1次合格 | |
|---|---|---|---|
| 大学3年生等 | 536名 | 521名 | 365名 |
| 一般 | 1,594名 | 1,531名 | 1,137名 |
| 合計 | 2,130名 | 2,052名 | 1,502名 |
主な校種別結果
| 校種 | 受験者 | 第1次合格 |
|---|---|---|
| 小学校 | 628名 | 576名 |
| 中学校 | 575名 | 423名 |
| 高校 | 487名 | 257名 |
| 特別支援 | 149名 | 123名 |
| 養護 | 191名 | 103名 |
※上表には大学3年生等の第1次選考受験者を含みます。また、制度上の第1次免除者等を含む区分があります。
2027年度採用だけを見る
大学3年生等を除いた一般では、
- 受験:1,531名
- 第1次合格:1,137名
です。
第1次は比較的多くの受験者が通過します。
だからこそ、第2次の人物試験で大きく差がつくと考えて準備する必要があります。
5|岐阜県教採の試験内容
第1次
- 教職教養
- 教科専門
教職教養
- 問題数:10問
- 試験時間:20分
- 配点:100点
- 解答:マークシート方式
教科専門
- 問題数:20問
- 試験時間:70分
- 配点:400点
- 解答:マークシート方式
第1次の配点
| 試験 | 配点 | 割合 |
|---|---|---|
| 教職教養 | 100点 | 20% |
| 教科専門 | 400点 | 80% |
| 合計 | 500点 | 100% |
第2次
- 論文試験
- 模擬授業
- 個人面接試験
- プレゼンテーション面接試験
- 対象教科は実技
- Web適性検査
小学校・中学校等の配点
| 試験 | 配点 |
|---|---|
| 論文 | 240点 |
| 模擬授業 | 300点 |
| 個人面接 | 360点 |
| プレゼンテーション面接 | 300点 |
| 合計 | 1,200点 |
高校・特別支援学校の配点
| 試験 | 配点 |
|---|---|
| 論文 | 300点 |
| 模擬授業・実技 | 300点 |
| 個人面接 | 300点 |
| プレゼンテーション面接 | 300点 |
| 合計 | 1,200点 |
Web適性検査は、第2次受験者を対象に実施され、個人面接の参考資料として使用されます。
6|選考における評価の観点等
岐阜県は、2027年度採用について、今年度の評価観点を公式の選考説明資料でかなり具体的に公開しています。
個人面接
10段階で評価します。
公式評価観点
- 表現力:語調、声量、説得力など
- 積極性:自信、実行力、判断力など
- 態度:身だしなみ、礼儀正しさ、立居振舞など
- 明朗性:快活さ、情熱、清潔感など
- 協調性・責任感:使命感、信頼感など
プレゼンテーション面接
こちらも10段階評価です。
公式評価観点
- 表現力:説得力、話し方の工夫など
- 判断力:教育的配慮、的確な言動など
- 態度:熱意、快活さ、表情、姿勢など
- 論理性:考え方、相手への配慮など
- 社会性・使命感:社会常識に適合した判断など
模擬授業
校種・教科によって細かな観点は異なりますが、公式には次のような評価の拠り所が示されています。
総合的人間力
- 熱意・安心感
- 説得力・信頼感
実践的指導力
- 分かりやすい説明
- 児童生徒の理解度を踏まえた指導
想像力
- 児童生徒のやる気を喚起する配慮
- 児童生徒の課題への示唆
専門的知識
- 設問・教材内容の理解
- 教科の専門性
論文
公式評価観点
- 文章構成:分かりやすい構成、主張の明確さ、論理性
- 正確性:丁寧な記述、誤字・脱字等
- 教育観に立った主義・主張:経験を基にした具体性、多面的な見方
岐阜県は、何を評価するのかをかなり明確に示している自治体です。
面接対策では、単に「質問への答え」を作るのではなく、どの評価項目を示す回答なのかまで考えましょう。
7|大学3年生・免除・加点・特別選考
大学3年生等第1次選考
岐阜県では、大学3年生等が、通常より1年前倒しで第1次を受験できます。
2026年の実施では536名が出願しました。
合格すれば翌年の第1次免除
大学3年生等第1次選考で合格し、翌年度、同じ志願種別・教科に出願した場合、
第1次選考試験が免除
されます。
異なる種別・教科に変更した場合でも、条件を満たせば教職教養が免除されます。
主な特別選考
- 障がい者特別選考
- 多文化共生特別選考
- 社会人特別選考
- スペシャリスト特別選考(英語)
- スペシャリスト特別選考(工業)
- スペシャリスト特別選考(情報)
- 日本語指導者特別選考
社会人特別選考
民間企業・官公庁等で常勤として通算5年以上勤務した人などが対象です。
募集人員は、一般選考とは別に、
- 小学校・中学校合わせて10名程度
- 高校3名程度
- 特別支援2名程度
です。
スペシャリスト特別選考
教員免許状を持たない専門人材も受験できる制度があります。
対象には、
- 高校英語
- 高校工業
- 高校情報
などがあります。
日本語指導者特別選考
高校を対象に、日本語指導の専門性を有する人材を募集します。
免除制度
条件を満たす、
- 前年度第1次合格者
- 他都道府県現職教諭
- 教職大学院在籍者等
- 教諭経験者
- 継続常勤講師
- 前年度からの常勤講師
- 英語資格保有者
などに、第1次の全部または一部免除があります。
英語資格による専門免除
中学校英語では、CEFR B2相当以上の英語力を有する場合、教科専門が免除されます。
例として、
- 英検:準1級以上
- TOEFL iBT:72点以上
- TOEIC L&R:785点以上
などが示されています。
加点制度
岐阜県では、第1次で免許状・資格による加点があります。
例|小学校
中学校の、
- 数学
- 理科
- 英語
- 保健体育
などの免許を持つ場合、20点の加点対象になります。
例|中学校
小学校免許を持つ場合、30点の加点対象です。
自分の所有免許・資格が利用できないか、必ず出願前に確認しましょう。
8|岐阜県教採の過去問を確認する
岐阜県教育委員会では、教員採用試験の過去問題を公式公開しています。
確認できるもの
- 教職教養
- 小学校専門
- 中学校各教科
- 高校各教科
- 特別支援学校
- 養護教諭
- 第2次模擬授業テーマ
などです。
STUDY POINT
岐阜県は第1次がすべてマークシート方式です。
しかし第2次では、
- 論文
- 模擬授業
- 面接
- 場面対応
があります。
「選択肢なら解ける」から「自分の言葉で説明・実践できる」へ学習を発展させる必要があります。
9|教職教養の出題傾向
教職教養は、
- 10問
- 20分
- 100点
です。
公式資料では、
- 教職教養
- 教育原理
- 教育心理
- 教育法規
- 人権教育
- 学習指導要領
などから出題されることが示されています。
10問しかないからこそ、1問が重い
100点を10問で構成するため、単純に考えると1問当たりの影響が大きい試験です。
頻出分野を絞り、確実に取れる問題を増やしましょう。
STUDY POINT
教育法規・教育原理・学習指導要領・人権教育
を中心に、過去問から頻出テーマを確認しましょう。
10|2027年度採用では独立した一般教養試験はない
2027年度採用の岐阜県教採では、第1次筆記は、
- 教職教養
- 教科専門
です。
独立した一般教養試験はありません。
ただし、2028年度採用から予定される第一次選考共同実施では、全国の共通問題に一般教養が含まれる予定です。
2028年度受験生は注意が必要です。
11|専門教養は400点
岐阜県第1次の中心が教科専門400点です。
- 問題数:20問
- 時間:70分
- 配点:400点
第1次の80%
500点中400点が専門です。
したがって、
教職教養を安定させる+専門教養で大きく得点する
ことが第1次の基本戦略です。
学習指導要領も出題
専門試験では、単なる大学入試型の教科知識だけではなく、学習指導要領からの出題もあります。
STUDY POINT
岐阜県では第2次に模擬授業もあります。
専門学習を、
解ける
↓
説明できる
↓
子どもがつまずく点を説明できる
↓
授業として教えられる
まで高めましょう。
12|論文対策
第2次では60分の論文試験があります。
過年度では、720字以上800字以内での論述が出題されています。
公式評価観点
- 分かりやすい文章構成
- 主張の明確さ
- 論理性
- 丁寧な書きぶり
- 誤字・脱字
- 経験を基にした具体的記述
- 課題に対する多面的な見方
過去の出題例
直近では、
教員が主体的に学び続ける「新たな教師の学びの姿」の意味を、自分が目指す教師像と関連付けて具体的に述べる
テーマなどが出題されています。
STUDY POINT
単なる教育用語の説明ではなく、
教育課題を捉える
↓
自分の考えを示す
↓
経験・実践を具体化する
↓
教師として今後どう行動するか
まで書きましょう。
13|求める教師像・主要な教育施策・岐阜県特有の知識
岐阜県が求める教師像
現在の岐阜県教員育成指標では、教師として特に次の姿を重視しています。
1|児童生徒を一人の人間として尊重し、あたたかいまなざしで寄り添う教師
岐阜県が長く大切にしてきた、
「誰一人悲しい思いをさせない」
という教育への姿勢につながります。
児童生徒を一括りにせず、一人ひとりの背景・思い・個性・可能性を理解しようとする姿勢が重要です。
2|指導方法を工夫し、児童生徒に確かな学力をつける教師
教科の知識を持っているだけではなく、
- 児童生徒の実態を把握する
- 授業を工夫する
- 分かりやすく説明する
- 学習状況を評価する
- 授業改善を続ける
実践的な専門性が求められます。
3|幅広い教養と高い専門性をもち、常に学び続ける教師
教育・社会・ICT・人権・特別支援など、変化する課題に対応しながら、教師自身も学び続けることが求められています。
第4次岐阜県教育振興基本計画
現在の岐阜県教育の中心資料が、
第4次岐阜県教育振興基本計画
です。
計画期間は、
2024年度~2028年度
です。
目指す人間像
「ふるさと岐阜」で育んだ自信と誇りを胸に、よりよい未来の実現に挑み続ける人
3つの「育みたい力」
① 自立力|主体的に学び、考え、行動する力
自ら課題を見つけ、目標を立て、学び、考え、行動する力です。
② 共生力|つながり、認め合い、支え合う力
自他を尊重し、多様な人とつながり、協働してよりよく生きる力です。
③ 創造力|よりよい未来を築いていく力
自らの可能性を信じ、自己の生き方や社会のあり方を探究しながら、新しい未来をつくる力です。
4つの施策
- 施策Ⅰ|「豊かな人間性」の育成
- 施策Ⅱ|「未来を創る確かな学力と実践力」の育成
- 施策Ⅲ|「健やかな体」の育成
- 施策Ⅳ|「学びの多様なニーズに応える環境」の充実
岐阜県で確認したい教育テーマ
- 誰一人取り残さない教育
- 自立力・共生力・創造力
- 個別最適な学び
- 協働的な学び
- 主体的・対話的で深い学び
- 確かな学力
- 人権教育
- いじめ・不登校支援
- 特別支援教育
- 多文化共生
- 外国人児童生徒への日本語指導
- ICT・教育DX
- ふるさと教育
- 地域との連携
- 教職員の働き方改革
岐阜県独自の教育施策も確認しよう
「清流の国ぎふ」ふるさと教育
岐阜県の自然・歴史・文化・産業・地域で活躍する人々について学び、地域への誇りや愛着を育みながら、地域課題を考える学びです。
ひびきあい活動
人権感覚を磨き、身近な人権課題について自ら考え、行動につなげる取組です。
あったかい言葉かけ県民運動
子どもと大人、子ども同士が温かい言葉を掛け合い、思いやりのある人間関係をつくり、いじめを未然に防ぐことを目指す岐阜県らしい取組です。
ぎふ木育
豊かな森林環境を生かし、木や森との体験を通して自然・森林文化への理解を深める取組です。
面接で「岐阜県ならではの教育」を聞かれたときに、教育振興基本計画だけでなく、こうした具体的な実践も結び付けられると回答に厚みが出ます。
14|重要な資料
岐阜県教採を受験する方は、少なくとも次の資料を確認しておきましょう。
① 最新年度の教員採用選考試験案内・実施要項
採用予定数、日程、選考制度、試験内容、特別選考、免除、加点を確認する最重要資料です。
② 第4次岐阜県教育振興基本計画
現在の岐阜県がどのような子どもを育てようとしているのかを理解するための中心資料です。
③ 岐阜県教員育成指標
岐阜県がどのような教師を求め、採用後にどのような資質・能力を高めていくことを求めているのかを確認できます。
④ 2026年度 岐阜県教育委員会の基本方針
教育振興基本計画を、現在年度にどのような施策として進めているのかを確認できます。
資料を丸暗記する必要はありません。
「岐阜県は何を大切にしているのか」
そして、
「自分なら教師として何をするのか」
まで考えておきましょう。
15|個人面接対策
第2次の個人面接は、岐阜県教採の中でも重要な人物試験です。
公式説明では、面接委員には、
- 民間企業の人事担当者等
- 市町村教育委員会関係者
- 県教育委員会
- 校長等
が含まれています。
教育関係者だけではなく、幅広い視点から人物を見る仕組みになっています。
個人面接で見られること
- 表現力
- 積極性
- 態度
- 明朗性
- 協調性・責任感
過去の受験情報では約20分
過去の実施情報では、個人面接は20分程度です。
志望理由・自己PRだけでなく、
- 教育観
- 児童生徒対応
- 保護者対応
- 組織対応
- 勤務への考え方
などが質問されています。
16|面接での質問例
過去の面接情報から、岐阜県教採で準備しておきたい質問例を整理しました。
志望・自己理解
- 教員を目指したきっかけは何ですか。
- なぜ岐阜県の教員を志望するのですか。
- どのような教師になりたいですか。
- 岐阜県の教師として何をしたいですか。
- 自己PRをしてください。
- あなたの長所と、その根拠となる経験を教えてください。
- 大学生活で最も力を入れたことは何ですか。
- ボランティア活動などから何を学びましたか。
授業・専門性
- 児童生徒に確かな学力をつけるために何をしますか。
- 分かりやすい授業とは、どのような授業ですか。
- ICTを授業にどのように取り入れますか。
- 個別最適な学びと協働的な学びをどう実現しますか。
- 児童生徒の理解度に差がある場合、どう指導しますか。
- 学習意欲の低い児童生徒にどのように働きかけますか。
児童生徒対応
- 問題行動に対してどのように指導しますか。
- いじめを疑う情報を得た場合、まず何をしますか。
- 不登校傾向の児童生徒にどう関わりますか。
- 児童生徒から相談を受けたときに何を大切にしますか。
- 特別な支援が必要な児童生徒へどう対応しますか。
- 外国につながる児童生徒をどのように支援しますか。
学校組織・保護者
- 保護者が学校に求めていることは何だと思いますか。
- 保護者から厳しい意見を受けた場合、どうしますか。
- 同僚と意見が異なった場合、どう対応しますか。
- 自分一人では解決できない問題が起きたらどうしますか。
- 教師として信頼されるために何を大切にしますか。
岐阜県の教育
- 岐阜県が求める教師像について説明してください。
- 「誰一人悲しい思いをさせない教育」をどう実践しますか。
- 第4次岐阜県教育振興基本計画について知っていることを教えてください。
- 「自立力」を授業でどう育てますか。
- 「共生力」を学級経営でどう育てますか。
- 「創造力」をどのような学びで育てますか。
- ふるさと岐阜への誇りや愛着をどう育てますか。
- 多文化共生について教師としてどのように取り組みますか。
質問を丸暗記するのではなく、公式評価項目の「表現力・積極性・態度・明朗性・協調性・責任感」が伝わる回答をつくりましょう。
17|模擬授業・プレゼンテーション面接・実技対策
模擬授業
全ての志願校種・教科で実施します。
過去の実施では20分程度の試験です。
公式評価のポイント
- 熱意・安心感
- 説得力・信頼感
- 分かりやすい説明
- 児童生徒の理解度を踏まえた指導
- やる気を喚起する配慮
- 児童生徒の課題への示唆
- 教科・教材への専門的理解
STUDY POINT
教師だけが説明し続けるのではなく、
「児童生徒がどう反応するか」を想像して授業をする
ことが重要です。
プレゼンテーション面接
岐阜県独自性の高い人物試験です。
学校生活に関する具体的な場面が提示され、
課題確認
↓
数分間で対応を考える
↓
児童生徒・保護者が目の前にいると想定して実演する
↓
面接官からの質問に答える
という流れで行われます。
過去の出題例
例えば高校では、
「将来の夢がない」「やりたいことが分からない」と悩む生徒への働きかけなど、実際の学校現場で起こり得る具体的な場面が出題されています。
特別支援学校でも、児童の行動をどのように受け止め、どのような言葉で働きかけるかが問われています。
基本対応
① 相手の思いを受け止める
② 事実・背景を確認する
③ 教育的に必要な判断をする
④ 相手に伝わる言葉で話す
⑤ 必要に応じて組織で共有・連携する
という流れを意識しましょう。
高校の実技
2027年度採用では、
- 保健体育
- 音楽
- 美術
- 家庭
で、第2次に実技を実施します。
実技は教科の専門的技能を評価する試験です。
18|2027年度採用の主な変更・注目点
① 大学3年生等第1次選考を引き続き実施
2026年実施では536名が出願する大きな制度になっています。
早期から教員志望者を確保する仕組みとして定着しつつあります。
② 社会人特別選考を実施
民間企業・官公庁等で5年以上の常勤勤務経験を持つ人を対象にした選考があります。
③ 教員免許を持たない専門人材も募集
英語・工業・情報などで、スペシャリスト特別選考を実施しています。
④ 日本語指導者特別選考
外国人児童生徒等の増加、多文化共生への対応を見据え、日本語指導の専門性を持つ人材を募集しています。
⑤ 地域限定採用
郡上・恵那・飛騨など、教員確保が課題となる地域で継続勤務できる人を対象とする地域限定選考があります。
⑥ 加点・免除制度が充実
複数免許、特別支援免許、英語資格、情報資格、講師経験など、自分の経験・資格を生かせる制度が多くあります。
NEXT|2028年度岐阜県教採の最新動向
2027年に実施される2028年度(令和10年度)採用から、全国では第一次選考の共同実施が始まります。
岐阜県は共同実施に関する自治体協議会へ参加
岐阜県教育委員会は、
「教員採用選考に係る第一次選考の共同実施に関する自治体協議会」
へ正式に参画しています。
ただし、具体的な岐阜県の方式はまだ「検討中」
2026年8月11日時点で岐阜県教育委員会は、共同実施について、
「現在検討中の段階」
としており、詳細決定後に県公式サイトで公表するとしています。
したがって、現時点では、
- 第1次をA・B・Cのどの日程で実施するか
- 共通問題をどこまで使用するか
- 教職教養の配点
- 教科専門の配点
- 現在の10問20分・20問70分をどう変更するか
などは確定していません。
全国共同問題の基本形
共同実施の基本形としては、
- 教養試験:60分・40問程度
- 教職:約30問
- 一般:約10問
- 専門試験:60分・25問程度
- 択一・マークシート方式
が示されています。
岐阜県受験生は「一般教養」に注意
2027年度までの岐阜県では、独立した一般教養試験がありません。
しかし共通問題には一般教養が含まれるため、2028年度採用受験生は、
- 国語
- 数学
- 英語
- 社会
- 理科
などの基礎的な一般教養対策も視野に入れる必要があります。
ただし、全国基本形をそのまま岐阜県の確定内容として扱わず、県教育委員会からの正式発表後に学習計画を調整してください。
19|岐阜県教採を受けるなら、まずここから
FIRST ACTION
1|大学3年生等か、2027年度採用対象かを確認する
同じ出願状況表に掲載されていますが、採用年度が異なります。
2|自分の選考区分を確認する
一般だけでなく、社会人・スペシャリスト・多文化共生・日本語指導・地域限定などがあります。
3|免除・加点を確認する
複数免許、英語資格、講師経験などを生かせる可能性があります。
4|過去問を1年分解く
特に専門400点の現在地を確認しましょう。
5|教科専門を得点源にする
第1次500点の80%です。
6|論文を早めに始める
第2次では、教育課題について自分の教育観・経験を論理的にまとめる必要があります。
7|求める教師像と第4次岐阜県教育振興基本計画を読む
特に、
- 誰一人悲しい思いをさせない
- 自立力
- 共生力
- 創造力
- ふるさと岐阜
を確認しましょう。
8|人物試験を4つに分けて練習する
論文
+ 模擬授業
+ 個人面接
+ プレゼンテーション面接
です。
岐阜県を受けるなら、人物試験は「筆記終了後に始めるもの」ではなく、最初から準備する試験科目です。
20|岐阜県教採には、岐阜県教採の対策を。
全国の教員採用試験には共通する部分があります。
しかし岐阜県には、
- 教職教養10問・20分・100点
- 専門20問・70分・400点
- 第1次の80%が専門
- 第2次1,200点
- 論文
- 模擬授業
- 個人面接
- プレゼンテーション面接
- 明確な公式評価観点
- 大学3年生等第1次選考
- 地域限定
- 社会人特別選考
- スペシャリスト特別選考
- 日本語指導者特別選考
- 「誰一人悲しい思いをさせない」教育
- 自立力・共生力・創造力
- 2028年度の共同実施検討
という特徴があります。
だからこそ教採スクールでは、
受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策
という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。
教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。
さらに岐阜県の選考方式に合わせて、
専門400点の得点力+論文+模擬授業+個人面接+プレゼンテーション面接
を一つの受験戦略として設計します。
人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、志望理由、児童生徒対応、保護者対応、論文、模擬授業、場面対応、個人面接まで対策します。
講師経験者であれば、学校での実践や日々の悩みについて相談することもできます。
大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。
全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。
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もっと詳しく岐阜県教採を分析したい方へ
このページでは、試験制度、出願状況、第1次結果、公式評価観点、岐阜県の教育、面接質問例までを公開しています。
さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。
① 岐阜県教採|筆記試験攻略DATA
- 年度別出題分析
- 教職教養10問の頻出分野
- 専門教養400点対策
- 校種・教科別分析
- 学習指導要領対策
- 資格・免許加点の確認
- 免除制度の整理
- 2028年度共同問題対策
- 一般教養対策
- 学習優先順位
② 岐阜県教育徹底研究
- 岐阜県が求める教師像
- 第4次岐阜県教育振興基本計画
- 岐阜県教員育成指標
- 自立力・共生力・創造力
- 誰一人悲しい思いをさせない教育
- 清流の国ぎふ ふるさと教育
- ひびきあい活動
- あったかい言葉かけ県民運動
- 多文化共生・日本語指導
- 岐阜県志望理由へのつなげ方
③ 岐阜県教採|人物試験攻略ガイド
- 志望理由対策
- 個人面接対策
- 過去の面接質問
- 論文対策
- 模擬授業対策
- プレゼンテーション面接対策
- 児童生徒対応
- 保護者対応
- 深掘り質問対策
- 公式評価観点から考える回答づくり
LINE登録後、
「岐阜県対策希望」
と送信してください。
登録後メッセージに「岐阜県対策希望」とお送りください。
「専門400点をどのように勉強すればよいか分からない」
「論文の書き方が分からない」
「模擬授業が不安」
「プレゼンテーション面接の練習方法が分からない」
「岐阜県の教育施策を面接にどうつなげればよいか分からない」
という方には、無料学習相談も受け付けています。
岐阜県教採のよくある質問
Q.2027年度岐阜県教採の採用予定人数は?
県の出願状況資料では、560名程度です。
主な内訳は、小学校235名、中学校145名、高校95名、特別支援60名、養護は小中10名程度+高校・特別支援若干名です。
Q.2027年度採用の出願者数は?
大学3年生等を除く一般出願者は1,594名です。
Q.大学3年生等を含めると何人ですか?
2,130名です。
このうち大学3年生等の第1次選考が536名です。
Q.小学校の倍率は?
一般出願414名、採用予定235名程度で、単純比較では約1.8倍です。
Q.中学校の倍率は?
一般出願449名、採用予定145名程度で、単純比較では約3.1倍です。
Q.高校の倍率は?
一般出願412名、採用予定95名程度で、単純比較では約4.3倍です。
Q.特別支援は?
一般出願125名、採用予定60名程度で、単純比較では約2.1倍です。
Q.第1次は何がありますか?
教職教養+教科専門です。
Q.教職教養は何問・何分ですか?
10問・20分です。
Q.教職教養は何点ですか?
100点です。
Q.専門教養は何問・何分ですか?
20問・70分です。
Q.専門教養は何点ですか?
400点です。
Q.第2次は何がありますか?
基本的には、
- 論文
- 模擬授業
- 個人面接
- プレゼンテーション面接
- 適性検査
です。
Q.小論文はありますか?
はい。
第2次で論文試験があります。
Q.模擬授業はありますか?
はい。
全ての志願校種・教科で実施します。
Q.プレゼンテーション面接とは?
学校生活に関する具体的な場面が提示され、児童生徒や保護者が目の前にいると想定して実際に対応し、その後、面接官の質問に答える試験です。
Q.個人面接の評価観点は?
- 表現力
- 積極性
- 態度
- 明朗性
- 協調性・責任感
などです。
Q.プレゼンテーション面接の評価観点は?
- 表現力
- 判断力
- 態度
- 論理性
- 社会性・使命感
などです。
Q.大学3年生でも受験できますか?
はい。
大学3年生等の第1次選考があります。
Q.大学3年生で第1次に合格するとどうなりますか?
翌年、同一の志願種別・教科で受験する場合、第1次が免除されます。
Q.岐阜県が求める教師像は?
特に、
- 児童生徒を一人の人間として尊重し、あたたかいまなざしで寄り添う教師
- 指導方法を工夫し、児童生徒に確かな学力をつける教師
- 幅広い教養と高い専門性をもち、常に学び続ける教師
を確認しておきましょう。
Q.岐阜県教育が目指す人間像は?
「ふるさと岐阜」で育んだ自信と誇りを胸に、よりよい未来の実現に挑み続ける人
です。
Q.岐阜県が育みたい3つの力は?
- 自立力|主体的に学び、考え、行動する力
- 共生力|つながり、認め合い、支え合う力
- 創造力|よりよい未来を築いていく力
Q.2028年度採用は第一次選考共同実施になりますか?
岐阜県教育委員会は、第一次選考共同実施に関する自治体協議会に正式参加しています。
ただし、2026年8月11日時点では、具体的な実施方法について「現在検討中」です。
試験日・共通問題の利用範囲・配点等については、今後の公式発表を確認してください。
Q.2028年度は一般教養も必要になりますか?
共同問題の全国基本形には一般教養が含まれています。
岐阜県は2027年度採用まで独立した一般教養を実施していないため、2028年度受験生は一般教養の基礎も準備しておくことをおすすめします。
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