浜松市教員採用試験 対策ガイド

日程・採用予定数・倍率・過去問・出題傾向・学校教育に関するレポート・個人面接・授業構想・実技対策

浜松市教員採用試験を受験する方に向けて、最新の日程、採用予定数、志願者数、倍率、第1次結果、試験内容、過去問、教職教養・一般教養、専門教養、学校教育に関するレポート、個人面接、「授業」・「保健」に関する面接、実技試験、浜松市の教育施策までをまとめました。

2027年度採用では、

  • 小学校教員:90名程度
  • 中学校教員:各教科合計60名程度
  • 発達支援推進教員:10名程度
  • 養護教諭:若干名

を採用予定としています。

志願者数は、通常の2027年度採用対象者等で600名

さらに、2028年度採用を目指す大学3年生の選考には、別に160名が志願しています。

浜松市教採の大きな特徴は、

第1次から個人面接があること

そして第2次で、

  • 学校教育に関するレポート
  • 個人面接
  • 「授業」に関する面接
  • 養護教諭は「保健」に関する面接

を行うことです。

特に注意したいのは、浜松市教育委員会が公式要項で、

「『授業』に関する面接は、『模擬授業』ではありません」

と明記していることです。

授業を実演するだけではなく、提示された単元について授業を構想し、板書計画を書き、その授業構想を説明し、面接委員の質問に答える試験です。

筆記力+教育観+授業構想力+説明力+人物面

を総合的に準備する必要があります。

静岡県・静岡市・浜松市は、それぞれ別の教員採用試験です。


浜松市教育委員会・教員採用試験 公式情報

浜松市教育委員会

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kyoiku/kyoiku/inkai/index.html

教員採用選考試験・教育実習情報

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kyoshoku/kyouinsaiyou_zissyumatome.html

2027年度採用 教員採用選考試験

令和8年度実施 浜松市立小・中学校教員採用選考試験

試験要項、志願状況、第1次結果、第2次試験、大学3年生選考、2028年度採用の共同実施情報などを確認できます。

浜松市では、マイページに加えて「浜松市教員採用公式LINE」でも緊急連絡等を行っています。受験者は公式情報をこまめに確認しましょう。


2027年度 浜松市教採を30秒で確認

項目 内容
小学校 採用予定 90名程度
中学校 採用予定 60名程度
発達支援推進教員 10名程度
養護教諭 若干名
2027年度採用対象 志願者等 600名
大学3年生 160名志願
小学校志願 239名
中学校志願 281名
発達支援推進教員志願 21名 ※併願42名
養護教諭志願 59名
出願期間 2026年2月9日~3月16日
第1次筆記 2026年5月9日
第1次個人面接 2026年5月10日
第1次結果 2026年6月19日
第2次 2026年7月25日・26日
最終結果 2026年8月28日予定
第1次 教職・一般教養+専門+個人面接
教職・一般教養 60分・50点
専門 80分・100点
第1次個人面接 15分・100点
第2次 レポート+個人面接+授業/保健に関する面接
学校教育に関するレポート 50分・10点
第2次個人面接 45点
授業/保健に関する面接 45点
大学3年生 前倒し選考あり
2028年度 第一次選考共同実施・共通問題を使用

浜松市教採は、ここを押さえる

POINT 1|第1次から「個人面接100点」

一般選考の第1次は、

  • 教職・一般教養:50点
  • 教科等専門:100点
  • 個人面接:100点

です。

つまり、個人面接だけで専門試験と同じ100点があります。

浜松市は、筆記試験終了後に人物試験対策を始める受験地ではありません。

出願時点から、志望理由、教師像、自分の経験、浜松市の教育を整理しておきましょう。

POINT 2|第2次は「模擬授業」ではない

第2次では、養護教諭以外の受験者に、

「授業」に関する面接

があります。

公式要項では、

「『授業』に関する面接は、『模擬授業』ではありません」

と明記されています。

流れは、


単元提示

授業を構想

黒板に板書計画を書く

授業構想を説明

面接委員からの質問

です。

「児童生徒の前で5分間授業を演じる」という一般的な模擬授業とは異なります。

POINT 3|「浜松市の教育」を知らないとレポートが書けない

第2次には、

「学校教育に関するレポート」

があります。

  • 時間:50分
  • 配点:10点

そして公式要項には、

「浜松市の教育に関するレポートの作成」

と明記されています。

つまり、一般的な教育時事だけではなく、

  • 第4次浜松市教育総合計画
  • 描く夢や未来の実現
  • 主体性
  • 多様性・包摂性
  • 信頼・協働
  • 目指すこどもの姿

まで理解しておく必要があります。


1|浜松市教員採用試験の日程

選考 日程
出願 2026年2月9日~3月16日17時15分
第1次 筆記 5月9日
第1次 個人面接 5月10日
第1次結果 6月19日
Web適性検査 第1次結果発表後、指定期間内
第2次 7月25日・26日
最終結果 8月28日予定

全国でも早い日程

出願は2~3月、第1次は5月です。

7月型の自治体と比べると、準備を約2か月早く完成させる必要があります。

浜松市を第一志望にする場合は、前年秋から筆記・面接を並行して進めましょう。


2|募集校種・採用予定人数

募集区分 採用予定
小学校教員 90名程度
中学校教員 各教科合計60名程度
発達支援推進教員 10名程度
養護教諭 若干名

中学校募集教科

  • 国語
  • 社会
  • 数学
  • 理科
  • 音楽
  • 美術
  • 保健体育
  • 技術
  • 家庭
  • 英語

発達支援推進教員

浜松市独自性の高い募集区分です。

浜松市の発達支援教育の理念を踏まえ、主に発達支援教育・特別支援教育の推進に携わる教員です。

採用後は、

  • 発達支援学級の担任
  • 通級指導教室担当
  • 発達支援教育コーディネーター

などを担うことが期待されています。

通常学級の担任・教科担任となる場合もあります。


3|志願者数・倍率

2027年度採用の志願状況では、通常の2027年度採用対象者等は、

合計600名

です。

区分 志願者 採用予定 倍率の目安
小学校 239名 90名程度 約2.7倍
中学校 281名 60名程度 約4.7倍
発達支援推進教員 21名 10名程度 約2.1倍
養護教諭 59名 若干名

※倍率は志願者数÷採用予定数による目安です。浜松市教育委員会が「公式倍率」として公表した数値ではありません。発達支援推進教員には併願者が別に42名います。

中学校は教科差が大きい

教科 志願者
国語 23名
社会 60名
数学 20名
理科 16名
音楽 3名
美術 9名
保健体育 102名
技術 1名
家庭 10名
英語 37名
合計 281名

特に、

  • 保健体育:102名
  • 社会:60名
  • 英語:37名

と志願者が多い一方、技術は1名、音楽は3名です。

浜松市全体の倍率ではなく、「浜松市×中学校×教科」で確認することが重要です。

大学3年生は160名

2028年度採用へ向けた大学3年生選考には、

160名

が志願しました。

内訳は、

  • 小学校:74名
  • 中学校:76名
  • 養護教諭:10名

です。


4|第1次選考の結果

2027年度採用の第1次結果は、2026年6月19日に公表されました。

大学4年生以上等

区分 受験者 第1次合格
小学校 222名 176名
中学校 270名 141名
発達支援推進教員 55名 36名
養護教諭 52名 22名
合計 599名 375名

大学3年生

区分 受験者 第1次合格
小学校 70名 53名
中学校 69名 40名
養護教諭 8名 2名
合計 147名 95名

※浜松市公式資料では、受験者数・第1次合格者数に併願者や第1次免除者を含みます。

中学校教科別 第1次結果

教科 大学4年生以上 受験 合格
国語 23 22
社会 56 24
数学 17 16
理科 11 11
音楽 2 2
美術 9 5
保健体育 106 26
技術 2 2
家庭 10 9
英語 34 24

最終結果はまだ公表前

2026年8月11日時点では、第2次選考はすでに終了していますが、最終結果はまだ公表されていません。

最終合格発表予定は、

2026年8月28日 正午

です。

発表前のため、最終合格者数・最終倍率を推測して掲載しません。


5|浜松市教採の試験内容

第1次|一般選考

  • 教職・一般教養
  • 教科等専門
  • 個人面接

教職・一般教養

  • 試験時間:60分
  • 配点:50点

内容は、

  • 教育原理
  • 教育心理
  • 教育関係法規
  • 人文科学
  • 社会科学
  • 自然科学

などです。

教科等専門

  • 試験時間:80分
  • 配点:100点

小学校専門

6教科を受験します。

必須4教科

  • 国語
  • 社会
  • 算数
  • 理科

次の5教科から2教科を選択

  • 音楽
  • 図画工作
  • 体育
  • 家庭
  • 外国語活動・外国語

第1次個人面接

  • 試験時間:15分
  • 面接委員:3名
  • 配点:100点

第1次250点のうち100点が面接です。


第2次

  • 学校教育に関するレポート
  • 個人面接
  • 「授業」に関する面接
  • 養護教諭は「保健」に関する面接
  • 対象教科は実技
  • Web適性検査

基本配点

試験 配点
学校教育に関するレポート 10点
個人面接 45点
授業/保健に関する面接 45点
実技 教科による
適性検査 点数表示なし

6|選考における評価の観点等

2027年度の公式要項では、配点・選考方法・基準点の存在が明確に公表されています。

第1次|各試験項目に基準あり

一般選考では、

教職・一般教養が一定の水準に達した受験者

を対象として選考します。

さらに、

各試験項目の得点が基準に達しない場合には合格者としない

と公式要項に明記されています。

具体的な基準点は公表されていません。

第2次も各項目に基準あり

第2次は、

  • 学校教育に関するレポート
  • 個人面接
  • 授業/保健に関する面接

の得点に基づき、提出書類等も考慮して合格者を決定します。

そして、

各試験項目の得点が基準に達しない場合は合格者としない

ことが公式に示されています。

現在年度の詳細な観点別採点表は非公表

2027年度の公式要項では、

  • 使命感○点
  • 子ども理解○点
  • コミュニケーション○点

といった細かな評価表までは公開されていません。

したがって、公開されていない観点を「2027年度公式評価基準」として扱うことはしません。

人物試験を準備する3つの軸

現在の第4次浜松市教育総合計画では、目指す教職員の姿として、次の3つを明確に示しています。

  • こどもの自分らしさを受け止める教職員
  • 愛情と情熱、規範意識を持ち続ける教職員
  • 専門性と指導力を磨き続ける教職員

人物試験では、この3つと自分の経験・考えをつなげて準備しましょう。


7|大学3年生・免除・加点・特別選考

大学3年生チャレンジ選考

浜松市では、大学3年生が1年前倒しで第1次選考を受験できます。

2026年の実施では160名が志願しました。

対象

  • 小学校教員
  • 中学校教員
  • 発達支援推進教員
  • 養護教諭

大学3年生で第1次に合格すると

翌年度に改めて出願することで、

2028年度採用の第2次選考から受験

できます。

つまり、第1次が前倒しで終了します。

大学3年生大学推薦特別選考

浜松市教育委員会が指定する大学等から推薦を受ける大学3年生を対象とする選考もあります。

大学2年生の段階で出願し、大学3年次に選考を受ける仕組みです。

大学等推薦特別選考

大学等の推薦を受けた対象者は、条件を満たすことで、

  • 教職・一般教養
  • 専門筆記
  • 第1次個人面接
  • 第2次実技

などが免除される制度があります。

教職経験者向け特別選考

浜松市では、

  • 前年度補欠者
  • 他都市現職教諭
  • 浜松市の臨時的任用教員等
  • 元教諭
  • 浜松市の元教諭

など、教職経験に応じた特別選考があります。

社会人経験者

民間企業・官公庁等で正規職員として3年以上の職務経験を持つ人を対象とする特別選考があります。

国際貢献活動・在外教育機関経験者

青年海外協力隊や日本人学校等で、原則2年間の活動実績を有する人を対象とする選考もあります。


加点制度

第1次では、資格・免許等による加点があります。

複数項目の合計は20点が上限です。

主な加点

  • 特別支援学校教諭免許:10点
  • 公認心理師・臨床心理士:15点
  • 司書教諭:3点
  • 中学校複数教科免許:10点
  • 保健師・看護師免許:5点 ※養護
  • ICT関連資格:5点
  • 日本語教育能力検定:5点
  • 幼稚園免許・保育士資格:対象区分で3点
  • 英語資格・英語免許:条件に応じ加点

ICT資格も対象

例えば、

  • ITパスポート
  • ICT支援員能力認定
  • 教育情報化コーディネータ
  • Google認定教育者

などが対象です。

バイリンガル特別面接

ポルトガル語またはスペイン語による特別面接を希望することができます。

評価に応じて、第1次へ最大10点が加点されます。

外国につながる児童生徒が多い浜松市らしい制度です。


8|浜松市教採の過去問を確認する

浜松市教育委員会では、過年度の採用試験問題の一部を公式公開しています。

浜松市 教員採用選考試験・教育実習情報まとめ

確認しておきたいもの

  • 教職・一般教養
  • 小学校専門
  • 中学校各教科専門
  • 養護専門
  • 学校教育に関するレポート
  • 第1次個人面接
  • 授業に関する面接
  • 中学校実技

STUDY POINT

浜松市では、


筆記過去問

浜松市教育総合計画

面接質問

授業構想

を一つにつなげて対策することが重要です。


9|教職教養の出題傾向

第1次では、

教職・一般教養試験

を60分・50点で実施します。

教職分野

公式要項では、

  • 教育原理
  • 教育心理
  • 教育関係法規

に関する教職教養が出題されると明記されています。

過去問ではさらに、

  • 学習指導要領
  • 生徒指導
  • 特別支援教育
  • 教育時事

なども含めて確認しましょう。

教職・一般教養には基準点がある

一般選考では、教職・一般教養が一定の水準に達した受験者のみが選考対象となります。

具体的な基準点は非公表です。

専門や面接が得意でも、教職・一般教養を捨てることはできません。


10|一般教養も出題

一般教養では、公式要項上、

  • 人文科学
  • 社会科学
  • 自然科学

などから出題されます。

STUDY POINT

浜松市は60分の中で教職と一般を解くため、

過去問から必要な範囲を絞ること

が重要です。

一般教養だけに学習時間を掛けすぎず、専門・面接とのバランスを取りましょう。


11|専門教養は100点

  • 試験時間:80分
  • 配点:100点

です。

第1次では面接と同じ配点

専門100点、第1次個人面接100点なので、

「専門性」+「人物」

の両方が重要です。

STUDY POINT

第2次では授業構想について問われます。

専門教養を、


解ける

なぜそうなるか説明できる

子どものつまずきを想定できる

授業として構想できる

ところまで高めましょう。


12|学校教育に関するレポート対策

浜松市の第2次には、一般的な「小論文」とは少し異なる、

学校教育に関するレポート

があります。

  • 試験時間:50分
  • 配点:10点

浜松市教育に関する問題

公式要項に、

「浜松市の教育に関するレポートの作成」

と明記されています。

過去には、第3次・第4次浜松市教育総合計画を踏まえたテーマが出題されてきました。

過去に問われたテーマ

例えば、過去には、

  • 「夢と希望を持ち続ける子供」
  • 「これからの社会を生き抜くための資質・能力を育む子供」
  • 「自分らしさを大切にする子供」
  • 第4次計画の「描く夢や未来の実現」

などをもとに、

  • 何を大切にするか
  • どのような教育実践をするか
  • その教師になるために何を学ぶか

が問われています。

2027年度対策で最優先する資料

現在は第4次浜松市教育総合計画がスタートしています。

したがって、

  • 基本理念「描く夢や未来の実現」
  • 主体性
  • 多様性・包摂性
  • 信頼・協働
  • 目指すこどもの姿
  • 目指す教職員の姿

を理解しましょう。

STUDY POINT


浜松市の教育理念

自分が大切にすること

具体的な授業・学級経営

子どもの成長

自分自身の学び

までつなげて書けるようにしましょう。


13|求める教員像・主要な教育施策・浜松市特有の知識

浜松市が目指す教職員の姿

第4次浜松市教育総合計画では、次の3つを明確に示しています。

1|こどもの自分らしさを受け止める教職員

一人ひとりを同じ物差しで見るのではなく、

  • 個性
  • 価値観
  • 背景
  • 得意・不得意
  • 教育的ニーズ

を理解し、その子らしさを受容しながら成長を支える姿勢です。

2|愛情と情熱、規範意識を持ち続ける教職員

子どもへの愛情と教育への情熱だけでなく、教育公務員として、

  • 高い倫理観
  • 法令遵守
  • 人権意識
  • 責任感

を持ち続けることが求められます。

3|専門性と指導力を磨き続ける教職員

教科指導・生徒指導・発達支援・ICTなどの専門性を継続的に高め、学び続ける姿勢が求められています。


第4次浜松市教育総合計画

現在の浜松市教育の中心資料が、

第4次浜松市教育総合計画

です。

計画期間は、

2025年度~2034年度

です。

基本理念

「描く夢や未来の実現」

こどもも大人も、すべての人がそれぞれの夢や未来を描き、その実現へ向けて自ら行動していくことで、ウェルビーイングを向上させていくという考え方です。

3つのコンセプト

  • 主体性
  • 多様性・包摂性
  • 信頼・協働

浜松市が目指すこどもの姿

  • 自分らしさを大切にするこども
  • 他者と協働し、主体的に行動できるこども
  • 自己調整しながら、粘り強く取り組むこども

人物試験で非常に使いやすい

例えば、

「どのような子どもを育てたいか」

と聞かれたときに、計画名を暗唱するだけではなく、

「私は、失敗しても自分で振り返り、次の行動を選べる子どもを育てたい。それが浜松市の掲げる『自己調整しながら、粘り強く取り組むこども』につながると考えています」

というように、自分の教育観と結び付けることが重要です。


浜松市教育の5つの政策

政策1|未来の創り手に求められる力の育成

主体的・対話的で深い学び、個別最適な学びと協働的な学び、ICT活用などを通して、未来を創る力を育成します。

政策2|多様なニーズに対応した学びや支援の充実

発達支援、不登校、多文化共生など、多様な教育的ニーズへの対応を進めます。

政策3|「はままつの先生」の魅力と資質能力の向上

質の高い教職員を確保し、専門性を高め、様々な支援スタッフと連携する「チーム学校」を進めます。

政策4|安全・安心に学べるより良い教育環境の整備

安全な教育環境に加えて、働き方改革・校務DX等も進めます。

政策5|多様な人材・主体との連携・協働

学校・家庭・地域・企業などが連携し、社会全体で子どもの学びと成長を支えます。


浜松市ならではの教育で確認したいこと

発達支援教育

独立した「発達支援推進教員」を募集していることからも、浜松市が発達支援教育を重視していることが分かります。

多文化共生

浜松市は外国につながる児童生徒への支援も重要な教育課題です。

採用試験でも、

  • ポルトガル語
  • スペイン語

によるバイリンガル特別面接や、日本語教育関連資格への加点制度があります。

教育DX

個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させるため、タブレット端末や教育データの活用を進めています。

チーム学校

教員だけで抱え込まず、

  • 支援員
  • 補助員
  • スクールカウンセラー
  • スクールソーシャルワーカー
  • 地域
  • 関係機関

などと協働する力も重要です。


14|重要な資料

① 最新年度の教員採用選考試験要項

日程、採用予定数、試験内容、点数、免除、加点、大学3年生選考などを確認する最重要資料です。

令和8年度実施 浜松市教員採用選考

② 第4次浜松市教育総合計画

学校教育に関するレポート・面接・授業構想対策の中心資料です。

第4次浜松市教育総合計画

③ 浜松市教員育成指標

浜松市が教師に求める資質能力を、キャリア段階別に確認する資料です。

特に、

  • 子ども理解
  • 使命感・規範意識
  • 専門性
  • 指導力
  • 協働
  • 学び続ける姿勢

を確認しましょう。

④ 第4次浜松市教育総合計画|政策1・2・3

面接対策では計画全体を読むだけでなく、特に、

  • 未来の創り手に求められる力
  • 多様なニーズへの対応
  • 「はままつの先生」の資質能力

を重点的に確認すると効果的です。

資料を暗記するのではなく、「自分なら教師としてどうするか」まで考えて読みましょう。


15|個人面接対策

浜松市では、人物試験を早期から重視しています。

第1次

  • 15分
  • 面接委員:3名
  • 配点:100点

第2次

  • 個人面接:45点
  • 面接委員:3名

さらに「授業/保健に関する面接45点」があります。

過去の面接情報から準備したい内容

  • 教職志望理由
  • 浜松市志望理由
  • 目指す教師像
  • 自分の強み
  • 児童生徒対応
  • 学級経営
  • 教育課題
  • 浜松市教育
  • 同僚・保護者との協働

第1次と第2次で一貫した自分を示す

第1次と第2次で違う「正解」を用意する必要はありません。


自分はどんな教師を目指しているのか

なぜ浜松市なのか

子どもにどう関わるのか

そのために何を学ぶのか

を一貫させましょう。


16|面接での質問例

過去の面接情報から、浜松市教採で準備しておきたい質問例を整理しました。

志望・自己理解

  • 教職を志願した理由は何ですか。
  • なぜ教員を目指したのですか。
  • なぜ浜松市の教員なのですか。
  • あなたが目指す教師像を教えてください。
  • その教師になるために、どのような努力をしますか。
  • あなたのどのような点が教師に向いていると思いますか。
  • 5年後、どのような教師になっていたいですか。

授業・学級経営

  • あなたが考える「分かる授業」とは何ですか。
  • 子どもの自分らしさを生かす授業をどうつくりますか。
  • 個別最適な学びと協働的な学びをどう実現しますか。
  • ICTを授業でどのように活用しますか。
  • 子どもが自ら問いを持つためにどのような工夫をしますか。
  • 自己調整しながら学ぶ子どもをどう育てますか。

児童生徒対応

  • 清掃に消極的な子どもにどう関わりますか。
  • 宿題をやってこない子どもにどう対応しますか。
  • 言葉遣いが悪い子どもにどう指導しますか。
  • グループで他の子の悪口を言う児童生徒へどう対応しますか。
  • 不登校傾向の児童生徒にどう関わりますか。
  • 特別な教育的支援を必要とする児童生徒にどう対応しますか。

学校組織・保護者

  • 保護者から別の教師への批判を聞いたらどう対応しますか。
  • 同僚と考え方が異なった場合、どうしますか。
  • 一人で解決できない問題が起こったらどうしますか。
  • チーム学校の一員として何を大切にしますか。
  • 教育公務員として不祥事を防ぐために何をしますか。

浜松市の教育

  • 浜松市が目指す教職員の姿を知っていますか。
  • 「こどもの自分らしさを受け止める」とは、具体的にどういうことですか。
  • 「描く夢や未来の実現」を学校教育でどう実現しますか。
  • 「主体性」をどのように育てますか。
  • 「多様性・包摂性」を学級経営でどう大切にしますか。
  • 「信頼・協働」を学校組織でどう実現しますか。
  • 浜松市の発達支援教育についてどう考えますか。
  • 多文化共生のために教師として何ができますか。

質問例を丸暗記するのではなく、浜松市の3つの「目指す教職員の姿」と自分の経験をつなげましょう。


17|「授業」に関する面接・実技対策

これは「模擬授業」ではありません

浜松市の公式要項で、非常に重要な注意として明記されています。

「『授業』に関する面接は、『模擬授業』ではありません」

基本の流れ


① 各校種・教科ごとの単元が提示される

② 授業を構想する

③ 面接室へ移動

④ 構想メモをもとに黒板へ板書計画を書く

⑤ 授業構想を説明する

⑥ 面接委員からの質問に答える

ICTを使う想定も可能

タブレット等のICT機器を使用することを前提とした授業の場合は、そのことを授業構想発表時に面接委員へ伝えます。

考えておきたいこと

  • この授業の目標は何か
  • 子どもの実態をどう想定するか
  • どんな問いを投げかけるか
  • どこでつまずく可能性があるか
  • どのように学び合いを生むか
  • ICTを使う意味は何か
  • どのように評価するか
  • 次時へどうつなぐか

養護教諭|「保健」に関する面接

養護教諭には、提示された課題について構想する時間が与えられ、

児童生徒に向けた保健教育・指導

を想定した内容について面接を行います。


中学校実技

対象は、

  • 音楽
  • 美術
  • 保健体育
  • 技術
  • 家庭
  • 英語

です。

保健体育

  • マット運動
  • バレーボール
  • 創作ダンス

技術

材料と加工、エネルギー変換に関する製作活動を行います。

英語

中学3年生の授業導入場面を想定し、

英語で2分程度のモデルスピーチ

を行います。


18|2027年度採用の主な変更・注目点

① 大学3年生選考を実施

大学3年生が第1次を前倒しで受験できます。

2026年実施では160名が志願し、147名が受験し、95名が第1次合格しました。

② 発達支援推進教員を10名程度募集

発達支援教育を専門的に推進する教員を独立区分で確保しています。

③ 併願制度を変更

2027年度採用から、併願可能な校種・教科が変更されています。

小学校・中学校・発達支援推進教員等の間で、条件に応じて併願できます。

④ 資格加点が充実

特支免許、心理資格、ICT、日本語教育、英語資格、複数免許などを活用できます。

⑤ 「あなたらしさ」を重視した出願情報

現在の出願では、自分の経験や自分らしさを示す内容も人物試験の材料となります。

単に「模範的な受験生」を演じるのではなく、自分の経験が教師としてどう生きるのかを整理することが重要です。


NEXT|2028年度浜松市教採は「第一次選考共同実施」へ

2027年に実施する2028年度(令和10年度)採用について、浜松市教育委員会はすでに重要な変更を正式発表しています。

共通問題を使用

浜松市は、

「教員採用選考に係る第一次選考の共同実施に関する自治体協議会」

が作成する共通問題を活用して、第1次筆記試験を実施します。

対象は全選考枠

  • 小学校教員
  • 中学校教員
  • 発達支援推進教員
  • 養護教諭

が対象です。

大学3年生選考も対象となります。

筆記は2027年5月8日

試験 日程
第1次筆記 2027年5月8日(土)
第1次個人面接 2027年5月9日(日)予定
筆記予備日 2027年6月12日(土)

個人面接は浜松市独自で継続

これは非常に重要です。

筆記試験は共通問題になりますが、

個人面接は、これまで通り浜松市が独自に実施

します。

予定日は筆記翌日の5月9日です。

詳細は2027年2月初旬予定

2026年8月11日時点では、

  • 共通問題の具体的な配点
  • 教養の問題数
  • 専門の問題数
  • 第2次の詳細
  • 免除・加点の変更

などはまだ検討中です。

浜松市は、正式な2028年度採用試験要項を、

2027年2月初旬に公表予定

としています。

共通問題になっても「浜松市対策」はなくならない

筆記の問題が共通化しても、

  • 第1次個人面接
  • 浜松市志望理由
  • 第4次浜松市教育総合計画
  • 人物試験
  • 第2次試験

は浜松市独自です。

共通問題対策+浜松市人物試験対策

という二本立てで進めましょう。


19|浜松市教採を受けるなら、まずここから

FIRST ACTION

1|静岡県・静岡市・浜松市を区別する

それぞれ別採用です。

2|自分の選考区分を確認する

一般、教職経験、大学推薦、社会人、大学3年生、発達支援など、多くの選考があります。

3|加点・免除を確認する

特支免許、心理資格、ICT、日本語教育、英語資格、複数免許などが使える可能性があります。

4|過去問を確認する

5月試験までの学習量を逆算しましょう。

5|専門100点を得点源にする

専門知識を授業構想へつなげて学びます。

6|第1次面接を筆記と並行して始める

第1次面接も100点です。

7|第4次浜松市教育総合計画を読む

特に、

  • 描く夢や未来の実現
  • 主体性
  • 多様性・包摂性
  • 信頼・協働

を理解しましょう。

8|目指す教職員の3つの姿を自分とつなぐ

  • こどもの自分らしさを受け止める
  • 愛情と情熱、規範意識を持ち続ける
  • 専門性と指導力を磨き続ける

9|レポートを練習する

浜松市の施策を、自分の教育実践へつなげて短時間でまとめる練習が必要です。

10|「授業をする」ではなく「授業を構想して説明する」練習をする

これが浜松市第2次の重要ポイントです。


20|浜松市教採には、浜松市教採の対策を。

全国の教員採用試験には共通する部分があります。

しかし浜松市には、

  • 2~3月の早期出願
  • 5月第1次
  • 教職・一般教養50点
  • 専門100点
  • 第1次個人面接100点
  • 学校教育に関するレポート
  • 第2次個人面接45点
  • 「授業」に関する面接45点
  • 模擬授業ではない独自の授業構想試験
  • 発達支援推進教員
  • バイリンガル特別面接
  • 日本語教育・ICT等の資格加点
  • 大学3年生選考
  • 「描く夢や未来の実現」
  • 主体性・多様性・包摂性・信頼・協働
  • 2028年度から共通問題

という特徴があります。

だからこそ教採スクールでは、


受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策

という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。

教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。

さらに浜松市独自の試験制度に合わせて、

筆記+第1次面接+学校教育レポート+授業構想+第2次面接

を一つの受験戦略として設計します。

人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、志望理由、児童生徒対応、保護者対応、学校組織、授業構想、個人面接まで対策します。

講師経験者であれば、学校現場での実践や日々の悩みについて相談することもできます。

大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。

全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。


LINE登録者限定

もっと詳しく浜松市教採を分析したい方へ

このページでは、試験制度、志願状況、第1次結果、浜松市の教育、面接質問例までを公開しています。

さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。

① 浜松市教採|筆記試験攻略DATA

  • 年度別出題分析
  • 教職教養の頻出分野
  • 一般教養対策
  • 専門教養対策
  • 校種・教科別分析
  • 5月試験から逆算した学習計画
  • 免除・加点整理
  • 大学3年生選考対策
  • 2028年度共同問題対策
  • 学習優先順位

② 浜松市教育徹底研究

  • 第4次浜松市教育総合計画
  • 描く夢や未来の実現
  • 主体性
  • 多様性・包摂性
  • 信頼・協働
  • 目指すこどもの姿
  • 目指す教職員の姿
  • 発達支援教育
  • 多文化共生
  • 浜松市志望理由へのつなげ方

③ 浜松市教採|人物試験攻略ガイド

  • 第1次個人面接対策
  • 第2次個人面接対策
  • 学校教育に関するレポート対策
  • 「授業」に関する面接対策
  • 「保健」に関する面接対策
  • 過去の面接質問
  • 児童生徒対応
  • 保護者対応
  • 深掘り質問対策
  • 浜松市教育を使った回答づくり

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「浜松市対策希望」

と送信してください。

 

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登録後メッセージに「浜松市対策希望」とお送りください。

「5月試験までに何を勉強すればよいか分からない」

「第1次個人面接100点が不安」

「学校教育に関するレポートをどう書けばよいか分からない」

「模擬授業ではない『授業に関する面接』をどう練習すればよいか分からない」

「浜松市の教育を面接にどうつなげればよいか分からない」

「2028年度の共通問題にどう備えればよいか知りたい」

という方には、無料学習相談も受け付けています。


浜松市教採のよくある質問

Q.2027年度浜松市教採の採用予定人数は?

小学校90名程度、中学校60名程度、発達支援推進教員10名程度、養護教諭若干名です。

Q.志願者数は?

2027年度採用対象等で600名です。

このほか、2028年度採用に向けた大学3年生選考に160名が志願しています。

Q.小学校の倍率は?

239名志願、90名程度採用予定で、単純比較では約2.7倍です。

公式倍率ではなく志願段階の目安です。

Q.中学校は?

281名志願、60名程度採用予定で、単純比較では約4.7倍です。

Q.養護教諭の志願者数は?

59名です。

Q.第1次は何がありますか?

一般選考では、

  • 教職・一般教養
  • 教科等専門
  • 個人面接

です。

Q.教職・一般教養は何点ですか?

60分・50点です。

Q.専門は何点ですか?

80分・100点です。

Q.第1次から面接がありますか?

はい。

15分・面接委員3名・100点です。

Q.第2次は何がありますか?

基本的には、

  • 学校教育に関するレポート
  • 個人面接
  • 授業に関する面接
  • 養護は保健に関する面接
  • 対象教科は実技
  • 適性検査

です。

Q.学校教育に関するレポートは何分ですか?

50分です。

Q.レポートは何点ですか?

10点です。

Q.第2次個人面接は何点ですか?

45点です。

Q.模擬授業はありますか?

一般的な意味での「模擬授業」ではありません。

浜松市公式要項も、「授業に関する面接は、模擬授業ではありません」と明記しています。

Q.「授業」に関する面接では何をしますか?

提示された単元について授業を構想し、板書計画を書き、授業構想を説明し、面接委員の質問に答えます。

Q.第2次の授業/保健に関する面接は何点ですか?

45点です。

Q.大学3年生でも受験できますか?

はい。

大学3年生チャレンジ一般選考と大学推薦特別選考があります。

Q.大学3年生の志願者は?

160名です。

Q.大学3年生の第1次結果は?

147名が受験し、95名が第1次合格しました。

Q.大学3年生で合格するとどうなりますか?

翌年度に改めて出願し、同じ募集区分を受験する場合、第2次選考から受験できます。

Q.浜松市が目指す教職員の姿は?

  • こどもの自分らしさを受け止める教職員
  • 愛情と情熱、規範意識を持ち続ける教職員
  • 専門性と指導力を磨き続ける教職員

Q.浜松市教育の基本理念は?

「描く夢や未来の実現」

です。

Q.第4次浜松市教育総合計画の3つのコンセプトは?

  • 主体性
  • 多様性・包摂性
  • 信頼・協働

Q.浜松市が目指すこどもの姿は?

  • 自分らしさを大切にするこども
  • 他者と協働し、主体的に行動できるこども
  • 自己調整しながら、粘り強く取り組むこども

Q.最終結果はもう出ていますか?

2026年8月11日時点ではまだ公表前です。

最終結果は2026年8月28日正午に発表予定です。

Q.静岡県・静岡市と同じ試験ですか?

いいえ。

静岡県、静岡市、浜松市はそれぞれ別に教員採用試験を実施しています。

Q.2028年度採用は第一次選考共同実施になりますか?

はい。

浜松市教育委員会は、自治体協議会が作成する共通問題を第1次筆記試験で使用すると正式に発表しています。

Q.2028年度の筆記はいつですか?

2027年5月8日(土)です。

予備日は6月12日です。

Q.2028年度も第1次個人面接はありますか?

はい。現在の正式発表では継続予定です。

共通問題による筆記の翌日、2027年5月9日(日)に浜松市独自の個人面接を実施予定です。

Q.大学3年生選考も共通問題になりますか?

はい。

大学3年生選考も共同実施の対象に含まれています。

Q.2028年度の詳しい要項はいつ出ますか?

2027年2月初旬予定です。

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