熊本市教員採用試験ガイド

日程・採用予定数・倍率・過去問・出題傾向・論文・模擬授業・個人面接・実技対策

熊本市教員採用試験を受験する方に向けて、最新の日程、採用予定数、志願者数、倍率、第1次選考結果、試験内容、過去問、教職科目、専門教養、論文、模擬授業、個人面接、実技試験、熊本市の教育施策までをまとめました。

2027年度採用では、

  • 幼稚園教諭等:2名程度
  • 小学校教諭等:148名程度
  • 中学校・高等学校教諭等:102名程度
  • 高等学校教諭等 特別選考(商業):1名程度
  • 養護教諭:4名程度
  • 栄養教諭:1名程度

の合計258名程度を採用予定としています。

志願者数は、

581名

で、公式志願倍率は、

2.3倍

です。

校種・職種別では、

  • 幼稚園:5.5倍
  • 小学校:1.6倍
  • 中学校・高等学校:2.3倍
  • 養護教諭:19.8倍
  • 栄養教諭:23.0倍

となっています。

さらに中学校・高等学校は教科差が大きく、

  • 国語:1.2倍
  • 社会:2.9倍
  • 数学:1.1倍
  • 理科:1.8倍
  • 音楽:3.2倍
  • 美術:2.2倍
  • 保健体育:5.8倍
  • 技術:3.0倍
  • 家庭:0.6倍
  • 英語:1.6倍

です。

熊本市教採の大きな特徴は、


第1次
専門教科等60分

教職科目40分

第2次
論文

模擬授業等

個人面接2回

対象者は実技

という構成です。

さらに2027年度採用では、熊本市独自の、

「大学3年生チャレンジ選考」

が大きく拡充されています。

大学3年生の段階で第1次だけでなく第2次まで受験でき、第2次まで通過した場合は、翌年度前半に最終面接を受けて、2028年度採用候補者名簿への登載を目指すことができます。


熊本市教育委員会・教員採用試験 公式情報

熊本市教育委員会


https://www.city.kumamoto.jp/list00515.html

熊本市立学校教員採用選考試験


https://www.city.kumamoto.jp/kiji0032481/index.html

熊本市の教員採用ページでは、

  • 最新の実施要項
  • 志願状況
  • 第1次受験状況
  • 第1次結果
  • 大学3年生チャレンジ選考
  • 模擬授業等
  • 教員募集パンフレット
  • 求める人物像
  • 教育施策

などを確認できます。

受験前には、必ず最新の熊本市教育委員会公式情報をご確認ください。


重要|2027年度第2次試験の日程が変更されています

2027年度採用では、当初、模擬授業等・個人面接を、

2026年7月27日~8月8日の指定日

に実施する予定でした。

しかし、熊本市公式発表では、令和8年熊本地震の影響により試験を延期。

現在は、

2026年8月22日(土)~8月25日(火)

へ変更されています。

すでに実施済み

  • 論文:7月26日
  • 実技:7月26日

延期後の日程

  • 模擬授業等
  • 個人面接2回

は、8月22日~25日です。

2026年8月11日時点では、2027年度採用試験はまだ終了していません。


2027年度 熊本市教採を30秒で確認

項目 内容
採用予定 258名程度
幼稚園 2名程度
小学校 148名程度
中高 102名程度
高校商業特別選考 1名程度
養護 4名程度
栄養 1名程度
志願者 581名
志願倍率 2.3倍
第1次受験者 551名
第1次実質倍率 2.1倍
第1次合格者 431名 ※免除者等を含む
大学3年生チャレンジ志願 202名
大学3年生チャレンジ受験 192名
大学3年生チャレンジ第1次通過 106名
出願期間 2026年4月15日~5月1日
第1次 2026年6月14日
第1次結果 2026年7月7日
第2次論文・実技 2026年7月26日
第2次模擬授業・個人面接 8月22日~25日に変更
最終結果 第2次延期に伴い最新公式情報を要確認
第1次専門 60分
第1次教職 40分
第2次 論文+模擬授業等+個人面接2回+一部実技

熊本市教採は、ここを押さえる

POINT 1|採用予定258名程度・全体2.3倍

採用予定数は前年度256名程度とほぼ同水準ですが、志願者は510名から581名へ増加しました。

そのため公式志願倍率は、

2.0倍 → 2.3倍

へ上昇しています。

POINT 2|小学校は1.6倍

小学校は、

  • 採用予定:148名程度
  • 志願者:232名
  • 志願倍率:1.6倍

です。

第1次受験者は226名、第1次合格者等は190名となっています。

第1次で大きく絞り込まれないため、第2次人物試験・模擬授業の完成度が重要です。

POINT 3|中高は教科別に見る

中高全体は2.3倍ですが、保健体育5.8倍、音楽3.2倍、社会2.9倍など、教科差があります。

POINT 4|養護・栄養は高倍率

  • 養護:19.8倍
  • 栄養:23.0倍

です。

熊本市全体の2.3倍だけで難易度を判断しないようにしましょう。

POINT 5|第2次で個人面接を2回

熊本市では、第2次で、

個人面接を2回

実施します。

さらに模擬授業等もあるため、人物面・授業実践力を複数の角度から評価されます。


1|熊本市教員採用試験の日程

選考 日程
出願 4月15日~5月1日
第1次 6月14日
第1次結果 7月7日
第2次論文 7月26日
第2次実技 7月26日
模擬授業・個人面接 8月22日~25日 ※延期後
最終結果 最新公式発表を確認

POINT|今年度は地震による日程変更あり

受験年度によって、台風・自然災害等で予定が変更される可能性があります。

熊本市受験生は、試験直前まで公式サイトを確認しましょう。


2|募集校種・採用予定人数

校種・職種 採用予定
幼稚園教諭等 2名程度
小学校教諭等 148名程度
中学校・高等学校教諭等 102名程度
高校 商業特別選考 1名程度
養護教諭 4名程度
栄養教諭 1名程度
合計 258名程度

特別支援教育推進区分を見直し

2027年度採用から、これまで設けられていた、

特別支援教育推進区分

の受験区分を見直し、一般区分へ統合しました。

インクルーシブ教育の推進と教員のキャリア形成を図ることが目的です。


3|志願者数・倍率

校種等 採用予定 志願者 志願倍率
幼稚園 2名 11名 5.5倍
小学校 148名 232名 1.6倍
中高 102名 233名 2.3倍
高校商業特別選考 1名 3名 3.0倍
養護 4名 79名 19.8倍
栄養 1名 23名 23.0倍
合計 258名 581名 2.3倍

中学校・高等学校は教科別倍率まで確認

教科 採用予定 志願者 倍率
国語 13名 16名 1.2倍
社会 18名 52名 2.9倍
数学 14名 16名 1.1倍
理科 13名 24名 1.8倍
音楽 5名 16名 3.2倍
美術 5名 11名 2.2倍
保健体育 11名 64名 5.8倍
技術 1名 3名 3.0倍
家庭 5名 3名 0.6倍
英語 17名 28名 1.6倍

中高全体2.3倍という数字だけでは、実際の競争状況は分かりません。


4|第1次試験の実施状況・結果

2027年度採用では、

  • 志願者:581名
  • 第1次受験者:551名
  • 実質倍率:2.1倍
  • 第1次合格者等:431名

でした。

※第1次受験者数・第1次合格者数には、第一次選考試験免除者及び特別選考志願者を含みます。

校種等 第1次受験者 第1次合格者等 参考倍率
幼稚園 10名 10名 1.0倍
小学校 226名 190名 1.2倍
中高 225名 183名 1.2倍
高校商業 3名 3名 1.0倍
養護 67名 32名 2.1倍
栄養 20名 13名 1.5倍
合計 551名 431名 1.3倍

POINT|第1次通過者が多い

小学校では226名に対して190名、中高では225名に対して183名が第2次へ進む対象となっています。

熊本市は第2次人物試験での選考が非常に重要だと考える必要があります。


5|第1次試験の内容

専門教科等

  • 時間:60分

幼稚園

幼稚園教諭に必要な専門試験。

小学校

小学校教諭に必要な専門試験。

中学校・高校

受験する教科に必要な専門試験。

英語はリスニングを含みます。

養護教諭

養護教諭に必要な専門試験。

栄養教諭

栄養教諭に必要な専門試験。


教職科目

  • 時間:40分

全校種・職種を対象に実施します。

過去の出題では、

  • 教育原理
  • 教育心理
  • 教育法規
  • 生徒指導
  • 学習指導要領
  • 教育時事
  • 熊本市教育

などを中心に確認する必要があります。


6|第2次選考の内容

論文

一般選考では、第2次に行われる論文試験があります。

2027年度採用では、

2026年7月26日

に実施済みです。

他県等現職正規教員・元正規教員の免除対象者は、論文が免除されます。

模擬授業等

全受験者が対象です。

個人面接

2回実施します。

実技

対象は、

  • 幼稚園
  • 中高 音楽
  • 中高 美術
  • 中高 保健体育

です。


7|模擬授業等は「自分で内容を選ぶ」

熊本市の模擬授業の大きな特徴は、

試験当日にテーマを指定される方式ではない

ことです。

第1次に合格した校種・教科の学習指導要領等の内容から、

受験者自身が内容を選択

します。

A4用紙1枚のメモを持ち込むことができます。

小学校

  • 20~30人程度の児童を想定
  • 小学校学習指導要領から自由選択
  • 模擬授業9分
  • 質疑応答7分

中学校・高校

  • 20~30人程度の生徒を想定
  • 受験校種・教科の学習指導要領から選択
  • 模擬授業9分
  • 質疑応答7分

中高英語

模擬授業後の質疑応答は、

ALTと英語で7分間

実施します。

養護教諭

  • 小学校体育「G保健」
  • または中学校保健体育「保健分野」
  • 模擬授業9分
  • 質疑応答7分

栄養教諭

給食時間の食に関する内容、または給食を教材とした教科等の食に関する内容から選び、

  • 模擬指導:9分
  • 質疑応答:7分

を行います。

必ず板書する

小学校・中高・養護では、

黒板を使用して必ず板書

します。

栄養教諭は黒板またはホワイトボードを使用します。


8|論文試験対策

熊本市は、第2次で論文を実施します。

論文では、一般的に、

  • 教育課題の理解
  • 教師としての考え
  • 具体的な教育実践
  • 論理的な文章構成
  • 教育への使命感

などが重要になります。

熊本市教育と結びつける

論文対策では、

  • 主体的に考え行動する力
  • こども一人ひとりを尊重する教育
  • 人権
  • ICT活用
  • 特別支援教育
  • 不登校支援
  • 地域との連携

など、熊本市教育振興基本計画と結びつけて考えましょう。

基本構成


① 問いに対する自分の考え

② なぜ重要なのか

③ 教師としての具体的実践

④ 組織・家庭・地域との連携

⑤ 児童生徒の成長へつなげる

という流れを基本にします。


9|教職教養対策

教職科目は、

40分

です。

重点分野

  • 教育基本法
  • 学校教育法
  • 地方公務員法
  • 教育公務員特例法
  • 学習指導要領
  • 生徒指導提要
  • 教育心理
  • 特別支援教育
  • いじめ
  • 不登校
  • 人権教育
  • 教育時事

熊本市教育施策も確認する

人物試験だけではなく、教育時事対策として、

  • 熊本市教育振興基本計画
  • ICT活用
  • 部活動改革
  • インクルーシブ教育
  • 教職員の働き方改革

も確認しましょう。


10|一般教養は独立試験ではない

2027年度採用では、全国の一部自治体のような、

独立した「一般教養」試験はありません。

第1次は、

  • 専門教科等
  • 教職科目

です。

したがって、2027年度対策では、

教職教養+専門教養

を中心に学習することが基本です。


11|専門教養対策

専門教科等は、

60分

です。

小学校

小学校教員として必要な教科の専門知識を確認します。

中高

受験教科の専門知識に加えて、

  • 学習指導要領
  • 教科指導
  • 授業づくり

まで意識しましょう。

模擬授業につなげる

熊本市は第2次で、自分が選択した内容による模擬授業を行います。


解ける

説明できる

発問できる

児童生徒の反応を想定できる

9分の授業にできる

ところまで高めましょう。


12|選考における評価の観点等

2027年度の実施要項では、個々の面接評価項目を細分化した採点表までは公開されていません。

そのため、公式な「評価項目」として存在しないものを独自に作ることはせず、熊本市が公式に示している、

「教育都市くまもとの教職員像」

と、

「教員採用選考における求める人物像」

を人物試験対策の軸とします。

教員採用選考で求める人物像

  • こどもが好きな人
  • チャレンジを恐れない人
  • 信念をもって自分の言葉で表現できる人
  • チームワークを大切にする人
  • 相手の立場にたって考えられる人
  • 学び続ける人

この6つを自分の経験・面接回答・模擬授業に落とし込むことが重要です。


13|教育都市くまもとの教職員像

熊本市が掲げる教職員像は、

「人間的な魅力にあふれ、夢と情熱をもって『くまもとの人づくり』をリードする教職員」

です。

いつの時代も求められる資質や能力

① 豊かな人間性をもち、人権感覚にすぐれた教職員

児童生徒一人ひとりを尊重し、人権感覚を持って関わる姿勢です。

② 教育者としての強い使命感と誇り、高い倫理観をもった教職員

教育公務員として責任ある行動をとることが求められます。

③ 教育的愛情をもち、子どもたちから信頼される教職員

こどもの思いへ寄り添い、長期的な成長を支援する教師像です。

④ 幅広い教養と専門的な知識に基づく実践的指導力をもった教職員

専門知識を授業・生徒指導へ実際に生かす力が必要です。


今、時代が特に求める資質や能力

① 広い視野をもち、社会の変化に対応して課題を解決できる教職員

ICT、生成AI、多様な教育的ニーズなど、教育を取り巻く変化に対応する力です。

② 社会性と高いコミュニケーション能力をもった教職員

児童生徒だけでなく、保護者・同僚・地域と適切にコミュニケーションを取る力です。

③ 組織の一員として責任感をもち、互いに高めあい協働する教職員

学校はチームで教育を行います。

④ 熊本を愛し、保護者や地域の人々に信頼される教職員

熊本市を志望する理由と結びつけたい重要項目です。


14|熊本市教育振興基本計画

現在の熊本市教育の中心資料が、

熊本市教育振興基本計画(教育大綱)

です。

計画期間は、

2024年度~2027年度

です。

教育理念

「自ら考え主体的に行動できる人を育む」

という考え方が熊本市教育の中心です。

7つの基本方針

1|主体的に考え行動する力を育む教育の推進

こども自身が考え、問い、選択し、行動する教育を進めます。

2|こども一人ひとりを尊重した教育の推進

一人ひとりの個性・背景・教育的ニーズを尊重します。

3|最適な教育環境の整備

ICT環境、学校施設、学習環境等を整えます。

4|こどものいのちと権利の擁護

いじめ・虐待・人権等からこどもの安全と権利を守ります。

5|生涯にわたる学びの提供と学びの成果をいかす機会の創造

学校教育だけでなく、生涯学習まで含めた学びを推進します。

6|市民が身近に親しめる文化芸術の振興

7|ライフステージに応じた生涯スポーツの推進

教採受験生は、特に1~4の教育分野を確認しておきましょう。


熊本市ならではの教育で確認したいこと

① ICT活用

熊本市は、全国的にも早くから学校ICT活用を進めてきた自治体です。

単にタブレットを使うだけでなく、

  • 個別最適な学び
  • 協働的な学び
  • 主体的な学び
  • 情報活用能力

へどうつなげるか考えましょう。

② インクルーシブ教育・特別支援教育

2027年度採用から特別支援教育推進区分を一般区分へ統合したことからも、

特別支援教育を「特別支援担当者だけのもの」としない

方向性が分かります。

現在は「笑顔いきいきプラン」に基づき、

  • 合理的配慮
  • 通級指導
  • ICT活用
  • 多様な学びの場
  • 教職員の専門性向上

などを進めています。

③ こどもの権利

教育振興基本計画でも、

「こどものいのちと権利の擁護」

を独立した基本方針として位置付けています。

④ 部活動改革

熊本市は部活動改革でも先進的な取組を進めています。

⑤ 教職員の働き方改革

「学校改革!教職員の時間創造プログラム」

に基づき、教職員が子どもと向き合う時間を確保するための業務改善を進めています。

⑥ 熊本への愛着・地域との協働

教職員像には、

「熊本を愛し、保護者や地域の人々に信頼される教職員」

が明記されています。

熊本市志望理由では、

  • 熊本の地域性
  • 地域との連携
  • 熊本の子どもたちにどう貢献するか

まで考えておきましょう。


15|重要な資料

① 2027年度熊本市教員採用選考試験実施要項

熊本市立学校教員採用選考試験情報

② 教員採用募集パンフレット

採用ページでは、

  • 研修体制
  • 働き方改革
  • 熊本市の教育
  • 教職員像
  • 求める人物像

まで分けて掲載されています。

③ 熊本市教育振興基本計画(教育大綱)

熊本市教育振興基本計画・教育大綱

④ 教育都市くまもとの教職員像

人物試験対策の中心資料です。

⑤ 熊本市教員育成指標・人材育成関係資料

採用後もどのような資質・能力を高めていくことが求められるかを確認できます。

⑥ 笑顔いきいきプラン

インクルーシブ教育・特別支援教育志望者だけでなく、すべての校種で確認しておきたい資料です。

面接対策では、「求める人物像+教職員像+教育振興基本計画」をセットで確認しましょう。


16|大学3年生チャレンジ選考

熊本市では大学3年生等が、1年前倒しで教員採用選考へ挑戦できます。

2026年実施の志願者

202名

でした。

区分 志願者 受験者 第1次通過者
小学校 97名 93名 61名
中高 77名 72名 42名
養護 23名 22名 2名
栄養 5名 5名 1名
合計 202名 192名 106名

2027年度から制度を大幅拡充

従来は第1次のみの前倒し受験でしたが、2026年実施から、

第2次まで受験可能

となりました。

第1次通過者

同じ校種・職種・教科を翌年度受験する場合、所定の条件により、

翌年度の第1次を免除

できます。

第2次通過者

さらに第2次まで一定基準を満たした場合、

2027年度前半に最終面接

を実施し、

2028年度採用候補者名簿への登載

を目指すことができます。

大学3年生の段階から人物試験・模擬授業まで準備する必要がある制度へ変わりました。


17|特別選考・免除制度

熊本市には、多くの免除・特別選考制度があります。

主な制度

  • 熊本市立学校臨時的任用教員等
  • 民間企業等勤務経験者
  • 他県等現職正規教員・元正規教員
  • 前年度第1次合格者
  • 大学等推薦者
  • 国公立学校臨時的任用教員
  • 前年度大学3年生チャレンジ通過者
  • 障がいのある者を対象とした特別選考
  • 高等学校改革に伴う特別選考

他県等現職正規教員・元正規教員

条件を満たす場合、

  • 第1次:全免除
  • 第2次:論文免除

となり、実技、模擬授業等、個人面接2回を受験します。

大学等推薦

対象は、

  • 小学校
  • 中高 国語
  • 数学
  • 理科
  • 美術
  • 家庭
  • 英語

などで、認定された場合は第1次全免除です。

講師経験者等

勤務経験によって第1次全免除となる制度があります。

熊本市は免除制度が多いため、一般選考だけを見て判断せず、自分の経験が対象にならないか必ず確認しましょう。


18|過去問を確認する

熊本市教員採用試験の過去問は、熊本市の情報公開制度や市販の過去問題集などを活用して確認できます。

確認したいもの

  • 教職科目
  • 専門教科等
  • 論文テーマ
  • 面接質問
  • 模擬授業形式

過去問分析の基本


① 出題分野を分類する

② 頻出単元を確認する

③ 得点できない分野を確認する

④ 間違いの原因を分析する

⑤ 再度解く

という流れで使いましょう。


19|模擬授業対策

熊本市の模擬授業は、

内容を自分で選択できる

という非常に大きな特徴があります。

だからこそ、

「自分が最も力を発揮できる内容」を戦略的に選ぶ

必要があります。

小学校・中高

模擬授業は9分

その後、

7分間の質疑応答

があります。

授業だけでなく質疑応答までが試験

準備すべきなのは9分の授業だけではありません。

例えば、

  • なぜこの内容を選んだのですか。
  • 本時のねらいは何ですか。
  • 児童生徒のつまずきをどう想定しましたか。
  • この発問の意図は何ですか。
  • 理解できない児童生徒へどう支援しますか。
  • 評価をどう行いますか。

まで説明できるようにしましょう。

児童生徒の反応を取り入れる

公式要領には、

「児童・生徒の反応等を取り入れた模擬授業」

と明記されています。

一方的な説明ではなく、


発問

児童生徒の反応を想定

問い返す

考えを深める

流れをつくりましょう。


20|個人面接対策

第2次では、

個人面接を2回

実施します。

面接カードを事前提出

第2次受験者は、熊本市が指定する面接カードを提出します。

したがって、


面接カード

志望理由

自己PR

これまでの経験

求める人物像

熊本市で実践したい教育

に一貫性を持たせることが重要です。

6つの人物像と結びつける

  • こどもが好き
  • チャレンジを恐れない
  • 信念を持って表現する
  • チームワーク
  • 相手の立場
  • 学び続ける

それぞれについて、自分自身の経験を1つ以上準備しましょう。


21|面接での質問例

過去の面接情報と現在の熊本市公式の「求める人物像」から、準備しておきたい質問例を整理しました。

志望・自己理解

  • なぜ教員を志望したのですか。
  • なぜ熊本市を志望するのですか。
  • 熊本県ではなく熊本市を選んだ理由は何ですか。
  • どのような教師になりたいですか。
  • あなたの長所は何ですか。
  • その長所を学校でどう生かしますか。
  • これまで最も挑戦した経験は何ですか。
  • 失敗から学んだことを教えてください。

授業・教育

  • 主体的な学びをどう実現しますか。
  • ICTをどのように授業へ活用しますか。
  • 児童生徒の反応を生かした授業とはどのような授業ですか。
  • 学習につまずく児童生徒へどう対応しますか。
  • 個別最適な学びと協働的な学びをどう進めますか。
  • 模擬授業で最も大切にしたことは何ですか。

児童生徒対応

  • いじめを把握した場合、どう対応しますか。
  • 不登校の児童生徒にどう関わりますか。
  • 授業に参加しない児童生徒にどう対応しますか。
  • 特別な支援を必要とする児童生徒へどう対応しますか。
  • 児童生徒から「誰にも言わないで」と相談されたらどうしますか。

保護者・学校組織

  • 保護者から厳しい意見を受けた場合、どうしますか。
  • 同僚と意見が違った場合、どうしますか。
  • チーム学校で大切なことは何ですか。
  • 自分一人で解決できない問題が起きたらどうしますか。
  • 学校組織の一員として何ができますか。

熊本市教育

  • 熊本市の教育理念を知っていますか。
  • 「自ら考え主体的に行動できる人」をどう育てますか。
  • 熊本市の求める人物像の中で、自分に最も当てはまるものはどれですか。
  • 熊本市のICT教育についてどう考えますか。
  • こどもの権利を学校でどう守りますか。
  • インクルーシブ教育をどう進めますか。
  • 熊本を愛する子どもをどう育てますか。
  • 地域と学校の連携をどう進めますか。

回答そのものを暗記するのではなく、「なぜそう考えるのか」「具体的に何をするのか」まで説明できるようにしましょう。


22|実技試験対策

2027年度採用では、

  • 幼稚園
  • 中高 音楽
  • 中高 美術
  • 中高 保健体育

で実技を実施します。

幼稚園

  • 弾き歌い
  • 絵本を用いた読み聞かせ

などを実施します。

音楽

  • ピアノ演奏
  • 弾き歌い
  • 初見視唱

美術

  • 作品制作
  • 鑑賞に関する課題

保健体育

  • 水泳
  • 陸上
  • 器械運動
  • 柔道・剣道・ダンスから1つ
  • バレーボール・サッカーから1つ

などがあります。


23|2027年度採用の主な変更・注目点

① 大学3年生チャレンジで第2次まで受験可能に

2027年度試験からの最大の変更点です。

大学3年生が、

第1次→第2次→翌年度前半の最終面接

という流れで、2028年度採用候補者を目指せるようになりました。

② 特別支援教育推進区分を一般区分へ統合

インクルーシブ教育の推進と、教員のキャリア形成を重視した変更です。

③ 志願者が581名へ増加

前年度510名から71名増加しました。

④ 全体倍率2.0倍→2.3倍

志願者増により競争率が上昇しています。

⑤ 小学校は183名→232名へ大幅増

小学校は採用予定数が156名から148名へ減少する一方、志願者は183名から232名へ増えています。

⑥ 第2次試験日程が地震により変更

2026年の熊本地震の影響により、模擬授業・個人面接は8月22日~25日へ変更されました。


NEXT|2028年度熊本市教採の最新動向

2027年に実施する2028年度(令和10年度)採用から、全国では、

第一次選考の共同実施

が始まります。

全国共通問題の基本形

現在示されている共同実施の基本形は、

  • 教養試験:60分・40問程度
  • 教職教養:約30問
  • 一般教養:約10問
  • 専門試験:60分・25問程度
  • 択一式・マークシート方式

です。

実施候補日は3日程

  • A日程:2027年5月8日
  • B日程:2027年6月12日
  • C日程:2027年7月10日

熊本市の具体的制度は正式発表待ち

2026年8月11日時点では、熊本市の2028年度採用について、

  • 共同実施へ参加するか
  • A・B・Cのどの日程を利用するか
  • 現在の教職科目40分をどう扱うか
  • 現在の専門60分をどう扱うか
  • 論文を継続するか
  • 大学3年生チャレンジとの関係

などの具体的な受験生向け実施要項はまだ公表されていません。

全国の共同実施情報を、そのまま熊本市の確定制度として扱わないようにしてください。

大学3年生チャレンジは2028年度採用と直結

一方、2026年実施の大学3年生チャレンジは、まさに2028年度採用を目指す制度です。

第2次まで通過した人については、翌年度前半の最終面接が予定されています。

人物試験は熊本市別対策が必要

筆記形式が変わったとしても、

  • 熊本市志望理由
  • 教育都市くまもとの教職員像
  • 6つの求める人物像
  • 熊本市教育振興基本計画
  • 模擬授業
  • 個人面接
  • インクルーシブ教育
  • ICT教育

は熊本市独自の対策です。


24|熊本市教採を受けるなら、まずここから

FIRST ACTION

1|最新日程を必ず確認する

2027年度は実際に自然災害による日程変更が発生しています。

2|自分の校種・教科の倍率を見る

全体2.3倍だけで判断しないようにしましょう。

3|特別選考・免除制度を確認する

熊本市は第1次免除制度が多い自治体です。

4|大学3年生ならチャレンジ選考を確認する

第2次まで前倒し受験ができるようになっています。

5|教職科目40分を時間内で解く

過去問を使って時間感覚をつかみましょう。

6|専門教養を早く仕上げる

第1次だけでなく、模擬授業へもつながります。

7|論文を準備する

教育課題と熊本市教育を結びつけます。

8|9分模擬授業をつくる

自分で内容を選べるため、戦略的なテーマ選択が重要です。

9|求める人物像6項目を読む

  • こどもが好き
  • チャレンジを恐れない
  • 自分の言葉で表現する
  • チームワーク
  • 相手の立場
  • 学び続ける

10|熊本市教育振興基本計画を読む

「自ら考え主体的に行動できる人を育む」を自分の教育観へつなげましょう。


25|熊本市教採には、熊本市教採の対策を。

全国の教員採用試験には共通する部分があります。しかし、試験制度・出題分野・出題形式・人物試験は受験地によって異なります。だからこそ教採スクールでは、受験地別に対策することを大切にしています。

熊本市には、

  • 採用予定258名程度
  • 志願倍率2.3倍
  • 専門教科等60分
  • 教職科目40分
  • 第2次論文
  • 9分模擬授業
  • 模擬授業後7分質疑
  • 個人面接2回
  • 自分で模擬授業内容を選択
  • 中高英語はALTと英語で質疑
  • 大学3年生チャレンジ選考
  • 大学等推薦
  • 多くの第1次免除制度
  • 教育都市くまもとの教職員像
  • こどもが好きな人
  • チャレンジを恐れない人
  • 学び続ける人
  • チームワークを大切にする人
  • 自ら考え主体的に行動できる人を育む教育
  • ICT活用
  • インクルーシブ教育
  • こどもの権利

という特徴があります。

だからこそ教採スクールでは、


受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策

という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。

教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。

さらに熊本市独自の試験制度に合わせて、

教職教養+専門教養+論文+模擬授業+個人面接

を一つの受験戦略として設計します。

人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、志望理由、面接カード、児童生徒対応、保護者対応、論文、模擬授業、個人面接まで対策します。

講師経験者であれば、学校現場での実践や日々の悩みについて相談することもできます。

大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。

全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。


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もっと詳しく熊本市教採を分析したい方へ

このページでは、最新の試験制度、志願倍率、第1次結果、求める人物像、教育施策、面接質問例までを公開しています。

さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。

① 熊本市教採|筆記試験攻略DATA

  • 年度別出題分析
  • 教職教養の頻出分野
  • 専門教養対策
  • 校種・教科別倍率分析
  • 合格最低点対策
  • 論文出題分析
  • 特別選考・免除制度
  • 大学3年生チャレンジ
  • 2028年度制度変更への対応
  • 学習優先順位

② 熊本市教育徹底研究

  • 教育都市くまもとの教職員像
  • 教員採用選考における求める人物像
  • 熊本市教育振興基本計画
  • 主体的に考え行動する教育
  • ICT教育
  • インクルーシブ教育
  • こどもの権利
  • 部活動改革
  • 教職員の働き方改革
  • 熊本市志望理由へのつなげ方

③ 熊本市教採|人物試験攻略ガイド

  • 熊本市志望理由対策
  • 面接カード対策
  • 個人面接2回対策
  • 論文対策
  • 9分模擬授業対策
  • 模擬授業後の質疑対策
  • 公式人物像からの回答づくり
  • 過去の面接質問
  • 児童生徒・保護者対応
  • 熊本市教育を使った回答づくり

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「熊本市対策希望」

と送信してください。

 

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登録後メッセージに「熊本市対策希望」とお送りください。

「教職科目をどう勉強すればよいか分からない」

「論文が苦手」

「9分間の模擬授業をどう作ればよいか分からない」

「模擬授業後の質問が不安」

「個人面接が2回あるので不安」

「熊本市の教育施策を面接へどうつなげればよいか分からない」

「大学3年生チャレンジをどう活用すればよいか知りたい」

という方には、無料学習相談も受け付けています。


熊本市教採のよくある質問

Q.2027年度熊本市教採の採用予定人数は?

全体で258名程度です。

Q.小学校は?

148名程度です。

Q.中学校・高校は?

102名程度です。

Q.養護・栄養は?

養護4名程度、栄養1名程度です。

Q.志願者数は?

581名です。

Q.志願倍率は?

2.3倍です。

Q.小学校倍率は?

1.6倍です。

Q.中高は?

2.3倍です。

Q.中高で最も倍率が高い教科は?

2027年度志願段階では、保健体育の5.8倍です。

Q.養護は?

19.8倍です。

Q.栄養は?

23.0倍です。

Q.第1次は何がありますか?

専門教科等+教職科目です。

Q.専門試験は何分ですか?

60分です。

Q.教職科目は?

40分です。

Q.一般教養はありますか?

2027年度採用では独立した一般教養試験はありません。

Q.論文はありますか?

あります。

第2次で実施します。

Q.個人面接は何回ですか?

2回です。

Q.模擬授業はありますか?

あります。

Q.模擬授業のテーマは当日指定ですか?

いいえ。

学習指導要領等の内容から自分で選択します。

Q.小学校の模擬授業は何分ですか?

9分間です。

Q.授業後に質問はありますか?

あります。

模擬授業や児童生徒への指導・支援について7分間質疑応答します。

Q.中高英語は?

模擬授業後の質疑応答をALTと英語で7分間行います。

Q.大学3年生でも受験できますか?

はい。

大学3年生チャレンジ選考があります。

Q.2026年実施の大学3年生チャレンジは何人ですか?

202名志願、192名受験、106名が第1次を通過しました。

Q.大学3年生チャレンジは第1次だけですか?

2026年実施から第2次まで受験可能になりました。

Q.熊本市が求める人物像は?

  • こどもが好きな人
  • チャレンジを恐れない人
  • 信念をもって自分の言葉で表現できる人
  • チームワークを大切にする人
  • 相手の立場にたって考えられる人
  • 学び続ける人

です。

Q.熊本市の教育理念は?

「自ら考え主体的に行動できる人を育む」

です。

Q.現在の教育振興基本計画は?

2024年度~2027年度の熊本市教育振興基本計画(教育大綱)です。

Q.熊本市の教育で確認しておきたいテーマは?

  • ICT教育
  • インクルーシブ教育
  • こどもの権利
  • 不登校支援
  • 部活動改革
  • 働き方改革
  • 地域との協働

などです。

Q.第2次はもう終了しましたか?

いいえ。

論文・実技は7月26日に実施済みですが、模擬授業・個人面接は熊本地震の影響で延期され、8月22日~25日に変更されています。

Q.最終結果は出ていますか?

2026年8月11日時点ではまだ公表されていません。

Q.2028年度は第一次選考共同実施になりますか?

全国では2028年度採用から第一次選考共同実施が始まります。

ただし、2026年8月11日時点では、熊本市についての具体的な共同実施日・配点・利用方式は正式公表されていません。

Q.2028年度受験生は何をすればよいですか?

正式発表を待つ間も、

  • 教職教養
  • 一般教養
  • 専門教養
  • 学習指導要領
  • 論文
  • 模擬授業
  • 個人面接
  • 熊本市教育施策

を並行して進めましょう。

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