食育と学校給食・栄養教諭の要点整理

POINT

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・食育は「生きる上での基本」であり、知育・徳育・体育の基礎となる
・学校給食は、栄養補給だけでなく人格形成を担う教育活動である
・栄養教諭は、学校における食育推進の中核的存在である
・食物アレルギー対応は、安全最優先の組織的・連携的対応が原則である
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1 食育実施の背景と食育基本法の理念

食育の背景

食育が重視される背景には、不規則な食事や栄養の偏り、肥満や生活習慣病の増加、過度な痩身志向、食の安全をめぐる問題、食料の海外依存など、現代社会における多様な食の課題があります。
これらの課題を踏まえ、子どもたちが将来にわたって健全な食生活を営める力を育成することが求められています。

食育の理念と目標

食育は、生きる上での基本であり、知育・徳育・体育の基礎となるものとして位置付けられています。
その目的は、さまざまな経験を通して食に関する知識と食を選択する力を身につけ、健全な食生活を主体的に実践できる人を育てることです。

具体的には、心身の健康の増進、豊かな人間形成、食への感謝と理解、体験活動の重視、伝統的な食文化の継承、環境と調和した食の在り方、食料自給や食品の安全への理解などが目標とされています。


2 学校給食の目標

学校給食は、学校給食法に基づき、次のような教育的目標をもって実施されます。

・児童生徒の健康の保持と増進を図る
・健全な食生活を営むための判断力を養い、望ましい食習慣を形成する
・明るい社交性や協同の精神を育てる
・食が自然の恵みに支えられていることを理解し、生命や自然を尊重する態度を育てる
・勤労を尊ぶ態度を養う
・伝統的な食文化への理解を深める
・食料の生産・流通・消費について正しく理解する

学校給食は、単なる食事提供ではなく、教育活動の一環として位置付けられています。


3 栄養教諭制度とその役割

栄養教諭制度の意義

栄養教諭制度は、学校における食育を計画的・継続的に推進するために創設されました。

栄養教諭の主な役割

栄養教諭は、次のような役割を担います。

・学校給食の管理・運営
・肥満、偏食、食物アレルギーなどの課題を抱える児童生徒への個別指導
・学級担任と連携した集団的な食に関する指導
・家庭や地域、他の教職員と連携した食育推進の調整

なお、栄養教諭の配置は、地方公共団体や設置者の判断によって行われます。


4 学校給食における食物アレルギーへの対応

学校給食では、すべての児童生徒が安全に給食時間を過ごせるよう、安全性を最優先とした対応が求められます。

組織的・連携的対応

食物アレルギーへの対応は、特定の教職員に任せるのではなく、学校全体で組織的に行います。

・校長をはじめとする管理職および全教職員
・栄養教諭、養護教諭、学級担任
・調理場関係者、教育委員会
・医療機関や消防などの関係機関

これらの関係者が共通理解と当事者意識を持って連携することが不可欠です。

マニュアルの整備

各学校では、食物アレルギー対応方針や対応マニュアルを策定し、それに基づいた確実な対応を行う必要があります。


学校現場での活用

この知識は、学校給食を「生きた教材」として活用し、児童生徒の健康と安全を守るために生かされます。

授業や特別活動、給食指導を通して、食への感謝、伝統文化の理解、環境への配慮などを意識した指導を行います。
給食時間には、協同の精神や望ましい食習慣を育てるとともに、栄養教諭と連携して健全な食生活を営む判断力を養います。

また、食物アレルギー対応においては、全教職員が当事者意識を持ち、マニュアルに基づいて連携しながら安全管理を徹底します。
肥満や偏食などの課題を抱える児童生徒に対しては、栄養教諭の専門的助言を得ながら、個別に支援します。


教採試験受験アドバイス

教員採用試験では、食育を
「給食の話」ではなく
「学校教育全体の中での位置付け」
として説明できるかが重要です。

特に問われやすいのは、
・食育の理念
・学校給食の教育的目標
・栄養教諭の役割
・食物アレルギーへの組織的対応

これらを「教師としてどのように関わるか」という視点で整理しておくと、論述問題や面接でも説得力のある回答ができるようになります。

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”STAY LEARNING, STAY GROWING.” —— 学び続け、成長し続ける。
須合 啓(教採スクール 代表)

<経歴> 埼玉県公立高校教諭 12年 教採スクール運営 13年
<合格実績> 教員採用試験「65受験地」全員合格実績あり
<書籍>
「自分で考えて動ける子の育て方」(2022年10月/明日香出版)
「自分から進んで学ぶ賢い子の育て方」(2024年8月/明日香出版)


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