【POINT】
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・2014年改正で、教育委員会の執行の責任者は教育長に一本化された(教育委員長は廃止)
・教育長は任期3年、委員は任期4年(いずれも首長が議会同意を得て任命)
・教育長は会務を総理し委員会を代表する常勤、委員は合議で重要事項を決定する非常勤
・総合教育会議は「首長+教育委員会」で構成され、大綱の協議や緊急措置の調整を担う
・委員には保護者が含まれるようにしなければならない
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【教育委員会制度と教育行政の基本】
教育委員会制度は、教育の中立性と継続性・安定性を確保するための仕組みです。
根拠となるのは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地方教育行政法)です。
2014年の法改正では、誰が責任をもって教育行政を執行するのかが、より明確になるよう制度が再設計されました。
教員採用試験では、この改正ポイントと、教育長・委員・総合教育会議の役割整理が頻出です。
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【2014年改正の要点】
1.何が変わったか(責任の一本化)
2014年改正の最大ポイントは、執行責任の所在を明確にするために、教育委員長が廃止され、教育長が執行機関の長として一本化されたことです。
制度としては「合議で決める部分」と「執行して動かす部分」を整理し、責任の見える化を進めたと捉えると理解しやすくなります。
2.なぜ変わったか(迅速さと説明責任)
教育行政では、緊急対応が必要な局面(重大事態対応など)があります。
その際に、意思決定と執行の責任が曖昧だと、対応が遅れたり、責任の所在が不明確になったりします。
改正は、こうした課題への対応として押さえておきましょう。
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【教育委員会の組織と任期】
1.教育委員会の組織(基本形)
教育委員会は、教育長と委員で組織されます。
基本は、教育長と委員4人で構成されます(自治体によって条例で増減の例外あり)。
2.任命(誰が選び、どう決まるか)
教育長も委員も、地方公共団体の長(首長)が、議会の同意を得て任命します。
ここは「首長が任命」「議会同意が必要」というセットで覚えるのがコツです。
3.任期(数字で落とす頻出論点)
教育長の任期は3年です。
委員の任期は4年です。
どちらも再任可能です。
試験では、ここを入れ替えたひっかけが多いので要注意です。
4.委員の要件(保護者を含める義務)
委員の任命にあたっては、保護者である者が含まれるようにしなければなりません。
教育行政に住民・保護者の視点を入れるための仕組みとして理解しておきましょう。
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【教育長と委員の役割の違い】
1.教育長の役割(執行の責任者)
教育長は、教育委員会の会務を総理し、教育委員会を代表します。
常勤で、教育行政の執行責任を担います。
試験では「教育長=執行」「代表」「会務を総理」「常勤」のセットで整理します。
2.委員の役割(合議で重要事項を決める)
委員は、教育行政の基本方針などの重要事項を合議により決定します。
非常勤で、合議制により意思決定の中立性・安定性を担保する役割です。
3.会議の公開(原則の押さえ)
教育委員会の会議は原則公開です。
例外はありますが、基本は「公開が原則」として覚えておくと得点しやすい論点です。
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【総合教育会議と大綱】
1.総合教育会議とは(構成員を一発で言えるように)
総合教育会議は、首長と教育委員会で構成されます。
すべての地方公共団体に設置が義務づけられています。
2.目的(大綱と緊急措置の調整)
総合教育会議の目的は、大きく次の二つです。
・首長が策定する「教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱」について協議する
・重大事態対応など、緊急の場合に講ずべき措置について協議・調整する
3.押さえるべきイメージ(首長と教育委員会の連携装置)
教育行政の基本方針を、首長と教育委員会が共有し、地域の実情に応じた施策を連携して進めるための装置です。
「首長が教育に口を出す場」ではなく、「責任を共有し、方向性をすり合わせる場」として理解すると、論述でも強くなります。
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【要点整理】
1.2014年改正
・教育委員長は廃止
・執行責任者は教育長に一本化
2.任期と任命
・教育長は任期3年、委員は任期4年
・首長が議会同意を得て任命
・委員には保護者が含まれるようにしなければならない
3.役割分担
・教育長は会務を総理し、委員会を代表する常勤
・委員は合議で重要事項を決定する非常勤
4.総合教育会議
・構成は首長+教育委員会
・大綱の協議、緊急措置の調整が目的
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【教採試験受験アドバイス】
教育委員会は、用語を覚えるだけだと点になりにくく、関係性が言えるかどうかで差がつきます。
まずは次の三点を、口頭でスラスラ言える状態にしてください。
・2014年改正で、執行責任者は教育長に一本化された
・教育長は常勤で代表、委員は非常勤で合議決定
・総合教育会議は首長と教育委員会が連携し、大綱と緊急措置を扱う
最後に、数字問題は落とさないこと。
教育長3年、委員4年。
この二つを確実に取り切れば、教育行政は安定して得点源になります。
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須合 啓(教採スクール 代表)
<経歴> 埼玉県公立高校教諭 12年 教採スクール運営 13年
<合格実績> 教員採用試験「65受験地」全員合格実績あり
<書籍>
「自分で考えて動ける子の育て方」(2022年10月/明日香出版)
「自分から進んで学ぶ賢い子の育て方」(2024年8月/明日香出版)

