【POINT】
・人格理論は「類型論」と「特性論」に大別される
・防衛機制は不安や葛藤から自我を守る無意識の働き
・葛藤には基本となる3つの型がある
・心理検査は方法別に目的と特徴が異なる
・人格理解は生徒指導・教育相談の基盤となる

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【人格・防衛機制と心理検査】
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教員採用試験において人格の理解が重視される理由は、児童生徒の行動や感情の背景を読み取り、心の不調や不適応を早期に察知する力が教師に求められているからです。
人格理論や防衛機制、心理検査は、問題行動を表面的に捉えるのではなく、その背後にある心理的要因を理解するための重要な視点となります。

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【人格理論の二つの立場】
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1.類型論
類型論は、人の人格をいくつかの典型的な型に分けて把握しようとする考え方です。
直感的に理解しやすい一方で、個人差を単純化しやすいという特徴があります。

クレッチマー
体型と気質の関連から人格を分類しました。

シェルドン
胎生期の胚葉の発達に着目し、体型と気質を結びつけました。

ユング
心的エネルギーの向きによって、外向型と内向型に分類しました。

2.特性論
特性論は、人格を複数の特性の組み合わせとして捉え、その程度を量的に把握しようとする立場です。

オルポート
人格を共通特性と個別特性の組み合わせとして捉えました。

キャッテル
因子分析を用いて人格特性を整理し、16の基本特性を示しました。

類型論が「型」で捉えるのに対し、特性論は「強さや傾向」で人格を捉える点が大きな違いです。

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【防衛機制 心を守る仕組み】
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1.防衛機制とは
人は欲求不満や葛藤、不安に直面すると、心の安定を保つために無意識の心理的働きを用います。
これを防衛機制と呼びます。

2.代表的な防衛機制
抑圧
受け入れがたい感情や記憶を、無意識のうちに意識から締め出します。

合理化
失敗や不都合な出来事に対して、自分に都合のよい理由をつけて正当化します。

投影
自分の中の受け入れがたい感情や欲求を、他者のものとして捉えます。

昇華
攻撃性や欲求を、芸術やスポーツなど社会的に価値のある活動へ向けます。
防衛機制の中で最も適応的な形とされています。

教師は、防衛機制そのものを否定するのではなく、その背景にある不安や葛藤に目を向けることが重要です。

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【葛藤(コンフリクト)の3類型】
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1.接近−接近型
どちらも魅力的で、選択に迷う葛藤です。

2.回避−回避型
どちらも避けたい選択肢の間で揺れる葛藤です。

3.接近−回避型
一つの対象に、魅力的側面と否定的側面が同時に存在する葛藤です。
心理的負担が最も大きいとされます。

進路選択や人間関係の悩みは、これらの葛藤構造から理解することができます。

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【心理検査の三つの分類】
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1.質問紙法
質問項目に回答する形式で、人格や傾向を把握します。
比較的実施しやすく、集団にも用いられます。

代表例
YG性格検査
MMPI

2.作業検査法
一定の作業を行わせ、その量や正確さ、作業経過から特性を測定します。

代表例
内田・クレペリン検査

3.投影法
曖昧な刺激に対する反応を通して、心の深層を理解しようとします。

代表例
ロールシャッハ・テスト
TAT
SCT
バウム・テスト

心理検査は診断のためではなく、理解と支援のための補助資料として用いることが原則です。

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【学校現場での活用】
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1.生徒理解と指導
人格特性を踏まえることで、同じ指導がすべての生徒に適切とは限らないことが見えてきます。

2.教育相談・生徒指導
防衛機制や葛藤の理解は、生徒の言動の背景を読み取る重要な手がかりとなります。

3.学級経営
人格は環境との相互作用によって変化します。
安心できる人間関係と肯定的な学級風土が、健全な人格形成を支えます。

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【要点整理】
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・人格理論は類型論と特性論に分けられる
・防衛機制は不安や葛藤から心を守る働き
・昇華は最も適応的な防衛機制
・葛藤は3つの基本型で整理できる
・心理検査は理解と支援を目的として用いる

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【教採試験受験アドバイス】
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人格分野は、比較と整理が得点の鍵になります。

類型論と特性論の違い
防衛機制の名称と具体例
心理検査の分類と代表例
をセットで説明できるようにしましょう。

さらに、生徒指導や教育相談の場面で
どの知識がどう活かされるのか
まで言語化できると、論述や面接で大きな強みになります。

人格理解は、教師としての視点と姿勢そのものが問われる分野です。
知識を現場と結びつけながら、学習を深めていきましょう。

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”STAY LEARNING, STAY GROWING.” —— 学び続け、成長し続ける。
須合 啓(教採スクール 代表)

<経歴> 埼玉県公立高校教諭 12年 教採スクール運営 13年
<合格実績> 教員採用試験「65受験地」全員合格実績あり
<書籍>
「自分で考えて動ける子の育て方」(2022年10月/明日香出版)
「自分から進んで学ぶ賢い子の育て方」(2024年8月/明日香出版)


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