【POINT】
・教育心理学は「人物名+キーワード」を結びつけて整理すると理解が一気に進む
・心理学史は「実験心理学 → 行動主義 → 精神分析 → 認知・人間性」の流れで押さえる
・発達段階は「時期の特徴」と「教育現場での関わり」をセットで理解する
・スキャモンの発達曲線は「どの機能がいつ伸びるか」を問われやすい頻出事項
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【教育心理学の基礎理論の要点整理】
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教育心理学は、児童生徒の学習や発達、適応を理解し、より効果的な教育を行うための科学的基盤となる学問です。ここでは、教員採用試験で頻出となる主要な理論と理論家を整理します。
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【実験心理学と意識の分析】
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1.実験心理学の成立
心理学が哲学から独立し、科学として成立する基礎を築いたのがヴントです。
1879年、ドイツのライプチヒ大学に世界初の心理学実験室を開設し、近代心理学が始まりました。
ヴントの要点
・実験心理学の父
・構成主義(要素主義)
・内観法(自己観察)
2.記憶研究と機能主義
エビングハウスは、無意味綴りを用いた実験により、時間とともに記憶が減少する忘却曲線を示しました。
ジェームズは機能主義の立場から、意識を「環境への適応機能」として捉えました。
スタンレー・ホールは青年心理学の父とされ、質問紙法を導入し、アメリカ心理学会を創設しました。
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【ゲシュタルト心理学と全体の理解】
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1.ゲシュタルト心理学の基本理念
ヴントの要素心理学に対抗し、「全体は部分の総和以上である」と主張しました。
2.主要人物
ヴェルトハイマー
・ゲシュタルト心理学の創始者
・仮現運動(ファイ現象)を発見
ケーラー
・チンパンジーの実験
・洞察説(問題構造の把握によるひらめき)
レヴィン
・場の理論
・トポロジー心理学
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【行動主義と客観的行動分析】
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1.行動主義の基本的考え方
意識を扱わず、観察可能な行動のみを心理学の対象としました。
ワトソン
・行動主義心理学
・刺激と反応の結合(S-R理論)
・環境優位説
スキナー
・新行動主義
・オペラント条件づけ
・強化、行動形成(シェイピング)
ハル
・媒介変数を用いた新行動主義
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【精神分析と臨床心理学】
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1.精神分析
フロイトは、行動の背後にある無意識の葛藤を重視しました。
フロイトの要点
・自由連想法、夢分析
・局所論(意識・前意識・無意識)
・構造論(エス・自我・超自我)
2.精神分析から派生した理論
アドラー
・個人心理学
・劣等感と共同体感覚
ユング
・分析心理学
・集合的無意識、ペルソナ
ロールシャッハ
・投影法による人格検査
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【知能心理学と発達心理学】
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1.知能研究
ビネー
・世界初の知能検査
・精神年齢の算出
ターマン
・スタンフォード・ビネー検査
・IQ概念の導入
スピアマン
・二因子説(一般因子gと特殊因子s)
ソーンダイク
・教育測定運動の父
・試行錯誤学習
2.発達理論
ピアジェ
・認知発達理論
・発生的認識論
シュテルン
・輻輳説(遺伝と環境の相互作用)
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【発達段階の要点整理】
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1.乳児期
・原始反射(成長とともに消失)
・愛着の形成
・愛着不全はホスピタリズムにつながる
・エインスワースのストレンジ・シチュエーション法
・ローレンツのインプリンティング
2.幼児期
・第1次反抗期
・アニミズム、実在論、人工論(ピアジェ)
3.児童期
・ギャング・エイジ
・同性集団による強い結束と排他性
4.青年期
・第2次反抗期
・心理的離乳
・アイデンティティの確立(エリクソン)
・モラトリアム
・周辺人(レヴィン)
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【スキャモンの発達曲線】
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スキャモンは、身体各部の発達速度の違いを4つの曲線で示しました。
1.神経型
・児童期までにほぼ完成
・脳、神経系、感覚器
2.リンパ型
・思春期前にピーク
・免疫機能に関係
3.一般型
・S字型の発達
・骨格、筋肉、循環器
4.生殖腺型
・思春期以降に急成長
・生殖器官
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【学校現場での活用】
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1.学習指導
洞察説を活用し、児童生徒が自ら気づく課題設定を行う。
2.生徒指導
行動主義を応用し、望ましい行動を強化することで行動形成を行う。
3.個別支援
精神分析や個人心理学の視点から、問題行動の背景を理解する。
4.発達理解
発達段階やスキャモンの発達曲線を踏まえ、無理のない指導と支援を行う。
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【教採試験受験アドバイス】
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・人物名と理論名を一対一で即答できるようにする
・発達段階は「行動の特徴」と「指導の視点」をセットで覚える
・スキャモンは「神経型=早い」「生殖腺型=思春期」と軸で整理する
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須合 啓(教採スクール 代表)
<経歴> 公立高校教諭 12年 教採スクール運営 14年
<合格実績> 教員採用試験「65受験地」全員合格実績あり
<書籍>
「自分で考えて動ける子の育て方」(2022年10月/明日香出版)
「自分から進んで学ぶ賢い子の育て方」(2024年8月/明日香出版)

