島根県教員採用試験ガイド
日程・採用予定数・倍率・過去問・出題傾向・論述・個人面接・模擬授業・場面指導対策
島根県教員採用試験を受験する方に向けて、最新の日程、採用予定数、志願者数、最終倍率、試験内容、過去問、教職教養、専門教養、論述、個人面接、模擬授業、場面指導、実技試験、島根県の教育施策までをまとめました。
2027年度一般選考の採用予定者数は、
- 小学校教諭:150名程度
- 中学校教諭:140名程度
- 高等学校教諭:42名程度
- 特別支援学校教諭:28名程度
- 養護教諭:10名程度
- 栄養教諭:1名程度
- 島根かみあり国スポ競技力向上枠:1名程度
- 障がいのある方を対象とした募集:3名程度
で、合計375名程度です。
一般選考の出願者数は1,098名、出願段階の公式倍率は2.9倍でした。
ただし、島根県の出願者数は、併願者について第1志望・第2志望の両方を計上しています。
実際の最終結果では、
- 第1次受験者等:995名
- 第2次受験者:713名
- 採用候補者名簿登載者:405名
- 最終倍率:2.5倍
となりました。
島根県教採の大きな特徴は、
第1次
教職教養+専門教養+論述
↓
第2次
個人面接を2回
+
模擬授業・場面指導
+
対象者は実技
という構成です。
特に第2次では、一般的な質疑応答だけではなく、
- 模擬授業
- 場面指導
- 養護教諭はロールプレイング
- 栄養教諭は場面指導
まで行われます。
さらに島根県は、面接・模擬授業・場面指導の評価項目と主な着眼点を公式公開しています。
筆記試験だけでなく、公式評価観点から逆算した人物試験対策が重要な自治体です。
島根県教育委員会・教員採用試験 公式情報
島根県教育委員会
https://www.pref.shimane.lg.jp/kyoikuiinkai/
島根県 教員採用試験
https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/syokuin/saiyou/saiyou_info_tchr/
2027年度採用 一般選考試験
試験結果、過去問題、解答例、評価観点、特別選考などを確認できます。
受験年度によって試験日程・募集人数・募集区分・免除・加点制度等は変わるため、必ず最新の島根県教育委員会公式情報をご確認ください。
2027年度 島根県教採を30秒で確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 採用予定 | 375名程度 |
| 小学校 | 150名程度 |
| 中学校 | 140名程度 |
| 高校 | 42名程度 |
| 特別支援 | 28名程度 |
| 養護 | 10名程度 |
| 栄養 | 1名程度 |
| 出願者 | 1,098名 ※併願重複計上 |
| 出願倍率 | 2.9倍 |
| 実受験者等 | 995名 |
| 第2次受験者 | 713名 |
| 名簿登載者 | 405名 |
| 最終倍率 | 2.5倍 |
| 出願 | 2026年2月14日~3月23日 |
| 第1次 | 2026年5月9日 |
| 第1次結果 | 2026年5月27日 |
| 第2次 | 2026年6月21日~7月7日の指定日 |
| 最終結果 | 2026年8月5日 |
| 第1次 | 教職教養+専門教養+論述 |
| 専門教養 | 60分・100点 |
| 教職教養 | 20分・30点 |
| 論述 | 40分・350~400字・30点 |
| 第2次 | 個人面接2回+模擬授業・場面指導等 |
| 地域限定 | 石見・隠岐地域 |
島根県教採は、ここを押さえる
POINT 1|試験日が非常に早い
2027年度採用の第1次試験は、
2026年5月9日
に実施されました。
全国でもかなり早い時期に実施される自治体です。
春になってから対策を始めるのでは遅く、前年から計画的に準備する必要があります。
POINT 2|第1次から論述がある
第1次では、
- 教職教養
- 専門教養
- 論述
を実施します。
論述は、
- 40分
- 350~400字
- 30点
です。
短い文字数の中で、教育課題に対する考えを簡潔にまとめる力が必要です。
POINT 3|専門教養100点が筆記の中心
一般的な受験者では、
- 教職教養:30点
- 専門教養:100点
- 論述:30点
です。
専門教養を得点源にすることが、第1次対策の基本です。
POINT 4|第2次は個人面接を2回
島根県では、
30分程度の個人面接を2回
実施する方式が基本です。
面接の中で、
- 模擬授業
- 場面指導
も行われます。
単なる想定質問への回答練習だけでは不十分です。
POINT 5|評価項目を公式公開
島根県は、
- 面接試験
- 模擬授業
- 場面指導
- 養護教諭のロールプレイング
について、公式に「評価項目」「主な着眼点」を公開しています。
評価されるポイントが分かっている以上、そこから逆算して準備することが重要です。
1|島根県教員採用試験の日程
| 選考 | 日程 |
|---|---|
| 出願 | 2026年2月14日9時~3月23日17時 |
| 第1次 | 5月9日 |
| 第1次結果 | 5月27日9時 |
| 第2次 | 6月21日~7月7日のうち指定日 |
| 第2次追試験 | 7月18日 |
| 最終結果 | 8月5日 |
第1次は県外でも受験可能
2026年実施では、
- 松江
- 大阪
- 東京
- 福岡
に第1次試験会場が設けられました。
県外の学生・社会人が受験しやすい環境が整えられています。
第2次も県外会場あり
小学校及び特別支援学校の専願者については、第2次でも大阪・東京会場が設定されています。
島根県が県外からの教員確保を積極的に進めていることが分かります。
2|募集校種・採用予定人数
| 校種・職種 | 採用予定 |
|---|---|
| 小学校教諭 | 150名程度 |
| 中学校教諭 | 140名程度 |
| 高等学校教諭 | 42名程度 |
| 特別支援学校教諭 | 28名程度 |
| 養護教諭 | 10名程度 |
| 栄養教諭 | 1名程度 |
| 国スポ競技力向上枠 | 1名程度 |
| 障がいのある方 | 3名程度 |
| 合計 | 375名程度 |
小学校の特色ある採用区分
小学校には、
- 全県
- 数理
- 英語
- 特別支援教育担当
- 石見地域限定
などがあります。
数理枠
算数・理科分野で高い専門性を持つ人材を採用する枠です。
英語枠
小学校英語教育のリーダー的役割を担う教員を採用します。
特別支援教育担当
小学校・中学校には、特別支援教育を担当する独自区分があります。
採用後、通常の学校と特別支援学校との人事交流を通じて専門性を高める仕組みがあります。
3|出願者数・志願倍率
2027年度採用の一般選考では、
1,098名
が出願しました。
採用予定375名程度に対する公式出願倍率は、
2.9倍
です。
| 校種等 | 採用予定 | 出願者 | 出願倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 150名程度 | 323名 | 2.2倍 |
| 中学校 | 140名程度 | 295名 | 2.1倍 |
| 高校 | 42名程度 | 264名 | 6.3倍 |
| 特別支援 | 28名程度 | 38名 | 1.4倍 |
| 養護 | 10名程度 | 151名 | 15.1倍 |
| 栄養 | 1名程度 | 26名 | 26.0倍 |
出願者数は「併願を重複計上」
島根県の出願状況資料では、併願者について、
第1志望と第2志望の両方を出願者数に計上
しています。
2027年度採用では、併願者は42名でした。
そのため、出願倍率と最終的な実受験倍率を混同しないようにしましょう。
4|最終結果・最終倍率
2027年度一般選考の最終結果は、2026年8月5日に公表されました。
| 校種等 | 実受験者 | 第2次受験者 | 名簿登載者 | 最終倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 小学校 | 283名 | 255名 | 200名 | 1.4倍 |
| 中学校 | 267名 | 197名 | 138名 | 1.9倍 |
| 高校 | 250名 | 158名 | 33名 | 7.6倍 |
| 特別支援 | 35名 | 34名 | 21名 | 1.7倍 |
| 養護 | 134名 | 56名 | 11名 | 12.2倍 |
| 栄養 | 25名 | 12名 | 1名 | 25.0倍 |
| 国スポ枠 | 1名 | 1名 | 1名 | 1.0倍 |
| 合計 | 995名 | 713名 | 405名 | 2.5倍 |
小学校は採用予定を上回る200名を名簿登載
小学校は採用予定150名程度に対し、最終的に200名が名簿に登載されました。
一方、高校は250名受験に対して33名登載、養護は134名に対して11名、栄養は25名に対して1名です。
島根県全体2.5倍だけを見るのではなく、自分の校種・教科の競争状況を確認することが重要です。
繰り上げ登載候補者も65名
第2次不合格者のうち、65名が繰り上げ登載候補者として選ばれています。
名簿登載者の辞退等により採用予定者数に満たない場合、繰り上げ登載される可能性があります。
5|島根県教採の試験内容
第1次
- 教職教養試験
- 専門教養試験
- 論述試験
教職教養
- 時間:20分
- 問題数:15問程度
- 配点:30点
- 方式:択一式中心
専門教養
- 時間:60分
- 配点:100点
校種・教科に応じた専門知識が問われます。
特別支援教育担当や特別支援学校では、教科専門と特別支援教育専門を合わせて評価します。
論述
- 時間:40分
- 文字数:350~400字
- 配点:30点
教員としての思考・識見が問われます。
第2次
基本的には、
個人面接を2回
実施します。
小・中・高・特別支援
面接の中で、
- 模擬授業
- 場面指導
を実施します。
養護教諭
個人面接の中で、
- ロールプレイング
- 場面指導
を実施します。
栄養教諭
個人面接の中で場面指導を実施します。
実技
2027年度採用では、主に、
- 音楽
- 美術
などで実技試験を実施しました。
6|選考における評価の観点等
島根県は、現在年度の第2次試験について、面接試験・模擬授業・場面指導の評価項目と主な着眼点を公式公開しています。
個人面接|公式評価項目
① 教職への熱意
- 教育に関する深い関心・問題意識があるか
- 教育公務員としての使命感があるか
- 継続的に自己啓発する意欲があるか
- 児童生徒を深く理解しようとしているか
- 郷土を愛し、将来を担う人材を育成する意欲があるか
- 主体的・対話的で深い学びを実践する意欲があるか
- 新たな教育課題・教育方法へ挑戦する姿勢があるか
② 社会性・協調性
- 広く社会に関心を持っているか
- 多様な価値観を尊重できるか
- 相手の立場を考えて発言できるか
- 周囲と協調できるか
③ 思考力・表現力
- 論理的に考えられるか
- 広い視点で物事を捉えられるか
- 自分なりの考えを持っているか
- 簡潔で分かりやすく話せるか
- 質問の趣旨に沿って答えているか
④ 人柄・態度
- 円滑な対人関係を築けるか
- 教育課題を前向きに捉えているか
- 明るく他者と接することができるか
- 人権尊重の精神を持っているか
模擬授業|公式評価項目
指導力
- 発問
- 言葉がけ
- 板書
- 音声・声量
- 児童生徒を引きつける雰囲気
知識・理解
指導内容について基本的な知識があるかを確認します。
構成力
- 指導のポイント・ねらいが適切か
- 児童生徒が主体的に思考する場面があるか
- 授業の流れが適切か
熱意
- 教えることへの熱意
- 将来性
- 主体的・対話的で深い学びへの意欲
- 新たな教育課題や教育方法へ挑戦する姿勢
場面指導|公式着眼点
- 児童生徒の気持ちを理解しようとしているか
- 状況・年齢に応じた関わりや声かけができているか
- 指導の意図が明確に伝わっているか
- 児童生徒との信頼関係を築くような指導になっているか
島根県の人物試験は、「何が評価されるのか」がかなり明確です。
一般的な面接本だけではなく、必ずこの公式評価項目から逆算して練習しましょう。
7|特別枠・地域限定・免除・加点
島根創生特別枠
島根県の教員確保・地域人材育成を目的とした特徴的な選考です。
2027年度採用では、
- 小学校:約20名
- 中学校:約15名
- 特別支援学校:約5名
を一般枠の募集人数内で予定しました。
最終登載者
- 小学校:10名
- 中学校:13名
- 特別支援学校:1名
島根連携特別枠
2027年度採用で新設された枠です。
小学校を中心に、島根県と連携した大学等から推薦された人材を採用する制度です。
採用予定10名程度に対し、8名が受験し、8名全員が名簿に登載されました。
石見地域・隠岐地域限定採用
島根県では、地域の教員確保を目的に、勤務地を限定した採用を実施しています。
小学校
2027年度は、主に石見地域限定として募集しました。
中学校
石見・隠岐地域限定として募集があります。
高校
隠岐地域限定の募集区分があります。
地域限定採用で考えたいこと
「どこでもよいから合格したい」ではなく、
- 地域にどう関わるか
- 小規模校のよさをどう生かすか
- 学校・地域が協働する教育をどう進めるか
- 地域資源を授業へどう生かすか
まで考えておきましょう。
主な第1次免除・加点
- 県外国公私立学校現職教員
- 前年度第2次A評価者等
- 前年度繰り上げ登載候補者
- 常勤講師等経験者
- 正規教員経験者
- 石見・隠岐地域限定受験者への教育長推薦
- 非常勤講師等経験者
- 国スポ指導者等
など、多くの特例があります。
島根県内高校等卒業者への特例
2027年度採用では、島根県内の高等学校等を卒業した人への加点制度も設けられています。
Uターン・Iターン促進や島根に縁のある人材の確保を重視していることが分かります。
8|島根県教採の過去問を確認する
島根県は、教員採用試験の過去問題を公式ホームページで非常に充実して公開しています。
第1次で確認できるもの
- 教職教養
- 小学校
- 中学校各教科
- 高校各教科
- 特別支援
- 養護
- 栄養
- 論述
- 解答例
第2次で確認できるもの
- 小学校模擬授業課題
- 中学校模擬授業課題
- 高校模擬授業課題
- 特別支援学校模擬授業課題
- 養護教諭ロールプレイング
- 栄養教諭場面指導
- 実技課題
- 面接評価項目
- 模擬授業評価項目
- 場面指導評価項目
STUDY POINT
島根県受験生は、市販教材だけでなく、
公式過去問
↓
公式解答
↓
公式評価観点
↓
自分の弱点
までセットで確認しましょう。
9|教職教養の出題傾向
第1次の教職教養は、
- 時間:20分
- 問題数:15問程度
- 配点:30点
です。
主な対策分野
- 教育原理
- 教育法規
- 教育心理
- 学習指導要領
- 生徒指導
- 特別支援教育
- 人権教育
- 教育時事
- 島根県教育施策
20分なのでスピードが重要
じっくり考える試験ではありません。
問題を見た瞬間に必要な知識を取り出せる状態を目指しましょう。
10|一般教養は独立して実施されていない
2027年度採用の第1次では、独立した一般教養試験はありません。
現在は、
- 教職教養
- 専門教養
- 論述
という構成です。
そのため2027年度受験では、国語・数学・理科・社会などの一般教養を幅広く独立科目として勉強するよりも、
- 専門教養
- 教育法規
- 教育原理
- 学習指導要領
- 論述
へ優先的に時間を配分する戦略が基本でした。
ただし、2028年度採用では共同実施により、一般教養対策が必要になる可能性があるため注意が必要です。
11|専門教養は100点
- 時間:60分
- 配点:100点
です。
第1次の中心
教職教養30点、論述30点に対して、専門教養は100点です。
専門を得点源にすることが重要です。
記述にも対応する
島根県の専門教養では、単純な択一問題だけでなく、教科によって記述式問題もあります。
「分かる」で終わらず、
解ける
↓
書ける
↓
説明できる
状態を目指しましょう。
模擬授業にもつなげる
第2次では模擬授業があります。
専門教養で勉強した内容を、
子どもへどう教えるか
まで意識すると、筆記と人物試験を一体化できます。
12|論述試験対策
島根県教採の大きな特徴が、第1次から論述を実施することです。
- 時間:40分
- 文字数:350~400字
- 出題:1題
- 配点:30点
近年は島根県教育施策との結びつきも強い
近年の論述では、
- 教師に求められる資質能力
- 教師として大切にしたいこと
- 発達段階に応じた学力の育成
- しまね教育振興ビジョン
など、教師観・教育課題・島根県教育施策と結びつくテーマが出題されています。
350~400字は意外に短い
長く説明する試験ではありません。
① 問いに答える
↓
② 理由を示す
↓
③ 具体的な実践を書く
↓
④ 子どもの成長へつなげる
という構成を、短い文章でまとめる必要があります。
教育施策を丸暗記しない
例えば「しまね教育振興ビジョン」を引用するだけではなく、
その考え方を自分なら学校現場でどう実践するのか
まで書けるようにしましょう。
13|求める教員像・主要な教育施策・島根県特有の知識
島根県の教員に求められる資質・能力
現在の「島根県公立学校教育職員人材育成基本方針」では、教諭等に求められる資質・能力を大きく5つに整理しています。
1|豊かな人間性と職務に対する使命感
- 人間理解・人権意識
- 職務に対する誇りと責任
- ふるさとを愛する心
2|子どもの発達の支援に対する理解と対応
- 生徒指導の推進
- 特別支援教育の推進
3|職務にかかわる専門的知識・技能及び態度
- 教科等の指導に関わる専門性
- ICTや情報の利活用
- 社会の変化への対応
4|学校組織の一員として考え行動する意欲・能力
- 学校組織マネジメント
- 他者との連携・協働
5|よりよい社会をつくるための意欲・能力
- 地域資源の活用と地域貢献
- 合意形成に向けた議論の調整・促進
島根県では「ふるさと」「地域」「協働」が教員に求める資質能力の中に明確に位置付けられています。
しまね教育振興ビジョン
現在の島根県教育の中心資料が、
「しまね教育振興ビジョン」
です。
2025年3月に策定され、計画期間は、
2025年度~2029年度
です。
3つの基本目標
1|すべての子どもが学びの主人公
~一人ひとりを尊重する学校~
子どもを学びの主体として捉え、人権を尊重し、一人ひとりの個性や能力を最大限に生かす教育を目指します。
2|実体験に根ざした本物の教育
~地域とともにある学校~
豊かな自然、歴史、文化、伝統、産業、人とのつながりなど、島根の地域資源を生かした教育を重視します。
3|挑戦心、探究心が育つ学びの環境
~子どもも大人も学び成長する学校~
知識を受動的に身につけるだけではなく、
- 課題を発見する
- 問いを立てる
- 探究する
- 社会へ貢献する
力を育てる教育を目指しています。
育てたい3つの資質・能力
しまね教育振興ビジョンでは、子どもに育てたい力を、
- 人間力
- 学力
- 社会力
として整理しています。
人間力
自分自身を大切にし、他者を思いやり、自らの人生を主体的に生きるための土台となる力です。
学力
知識・技能だけでなく、考える力、問いを持つ力、学び続ける力を含みます。
社会力
他者と協働し、地域や社会に関わり、よりよい社会をつくっていく力です。
島根県ならではの教育で確認したいこと
① ふるさと教育
島根県では、2005年度から、
すべての公立小・中学校の全学年・全学級
で「ふるさと教育」に取り組んでいます。
地域の、
- 自然
- 歴史
- 文化
- 伝統行事
- 産業
- 人
を教育資源として活用する取組です。
島根県面接では、単に「島根が好き」と話すのではなく、
地域資源を子どもの学びへどうつなげるか
まで考えましょう。
② 教育の魅力化
島根県は全国的にも早くから、学校と地域が協働する「教育の魅力化」を進めてきました。
特に県立高校では、
- 高校
- 自治体
- 地域
- 企業
- 大学
などが連携する「高校魅力化コンソーシアム」も進めています。
③ 地域とともにある学校
しまね教育振興ビジョンでは、地域との協働を島根らしい教育の中心に置いています。
④ 石見・隠岐地域の教育
地域限定採用制度があることからも、
- 中山間地域
- 離島
- 小規模校
- 人口減少
- 地域との連携
は島根県を受験するうえで重要なテーマです。
⑤ 誰もが、誰かの、たからもの。
しまね教育振興ビジョンでは、島根の良さである、
「人のつながり、あたたかさ」
を「誰もが、誰かの、たからもの。」という言葉で表現しています。
人とのつながりの中で自己存在感・自己肯定感を育むことが、島根らしい教育の土台です。
14|重要な資料
① 最新年度の教員採用試験情報
② 過去の試験問題と解答例
③ しまね教育振興ビジョン
④ 島根県教育大綱
2025年度~2029年度の5年間を計画期間とする県教育の基本方針です。
⑤ 島根県公立学校教育職員 人材育成基本方針
採用時に必要な資質能力、教師として成長していく方向性を確認できます。
⑥ ふるさと教育
論述・面接・模擬授業対策では、「教育振興ビジョン+人材育成基本方針+公式評価観点」をセットで確認しましょう。
15|個人面接対策
第2次では、基本的に、
30分程度の個人面接を2回
実施します。
面接の中に、
- 模擬授業
- 場面指導
が入ります。
面接評価4項目
まず意識したいのは、公式に公開されている、
- 教職への熱意
- 社会性・協調性
- 思考力・表現力
- 人柄・態度
です。
「島根で教師になる理由」を具体化する
面接の公式評価には、
「郷土を愛し、将来を担う人材育成への意欲」
が明記されています。
そのため、
「教員になりたい」
だけでなく、
「なぜ島根県で教師になりたいのか」
まで整理しましょう。
16|面接での質問例
過去の面接情報と現在の公式評価観点から、島根県教採で準備しておきたい質問例を整理しました。
志望・自己理解
- 教員を志望した理由を教えてください。
- なぜ島根県の教員を志望したのですか。
- どのような教師になりたいですか。
- あなたの長所を教師としてどう生かしますか。
- 自分の課題は何ですか。
- これまで困難を乗り越えた経験を教えてください。
- 教育実習・講師経験から何を学びましたか。
- 教員として学び続けるために何をしますか。
授業・専門性
- 主体的・対話的で深い学びをどう実現しますか。
- 子どもが学びの主人公となる授業とはどのような授業ですか。
- 児童生徒が主体的に思考する場面をどうつくりますか。
- ICTを授業でどう活用しますか。
- 学習につまずいている児童生徒へどう対応しますか。
- 地域資源を授業へどう生かしますか。
児童生徒対応
- いじめを把握した場合、まず何をしますか。
- 不登校の児童生徒へどう関わりますか。
- 授業に参加できない児童生徒にどう対応しますか。
- 特別な教育的支援を必要とする児童生徒へどう対応しますか。
- 児童生徒から「誰にも言わないで」と相談されたらどうしますか。
学校組織・保護者
- 保護者から厳しい意見を受けた場合、どうしますか。
- 同僚と意見が異なった場合、どうしますか。
- 一人で解決できない問題が起きたらどうしますか。
- 学校組織の一員として何を大切にしますか。
- 多様な価値観を持つ人とどう協働しますか。
島根県の教育
- しまね教育振興ビジョンを読んで印象に残ったことは何ですか。
- 「すべての子どもが学びの主人公」をどう実現しますか。
- 「実体験に根ざした本物の教育」とは何だと考えますか。
- 子どもの挑戦心・探究心をどう育てますか。
- ふるさと教育をどう進めますか。
- 学校と地域の連携をどう進めますか。
- 石見・隠岐などの小規模校で勤務する場合、何を大切にしますか。
- 島根の地域資源をどう教育に生かしますか。
回答を暗記するのではなく、「教職への熱意・社会性・思考力・人柄」のどの評価項目につながるのかを考えましょう。
17|模擬授業・場面指導・実技対策
模擬授業
小学校・中学校・高校・特別支援学校では、個人面接の中で模擬授業を実施します。
課題は第1次試験結果とともに通知されます。
公式評価項目
- 指導力
- 知識・理解
- 構成力
- 熱意
特に重視したいこと
公式評価には、
「児童生徒が主体的に思考する場面を設定しているか」
が明記されています。
一方的に説明し続ける授業ではなく、
- 問いを出す
- 考えさせる
- 予想させる
- 比較させる
- 説明させる
など、子どもが考える場面をつくりましょう。
場面指導
場面指導では、
- 児童生徒の気持ちを理解する
- 年齢や状況に応じて声をかける
- 指導意図を明確にする
- 信頼関係につながる関わりをする
ことが公式評価の中心です。
基本の流れ
① 事実・状況を確認する
↓
② 子どもの気持ちを聴く
↓
③ 安全・人権を守る
↓
④ 発達段階に応じて関わる
↓
⑤ 必要に応じて組織で共有する
↓
⑥ 継続的に支援する
養護教諭|ロールプレイング
養護教諭では、児童生徒等への具体的な対応を行うロールプレイングがあります。
専門知識だけでなく、
- 声かけ
- 観察
- 判断
- 安心感
- 関係者との連携
まで意識しましょう。
栄養教諭|場面指導
栄養教諭では、学校給食・食育・児童生徒への指導などを想定した場面指導があります。
18|2027年度採用の主な変更・注目点
① 第1次試験を5月9日に前倒し
島根県は、教員志望者を早期に確保するため、採用試験の早期化を進めています。
② 島根連携特別枠を新設
島根県と連携する大学等からの人材確保を目的とした新たな制度です。
③ 島根創生特別枠を拡充
特別支援学校の対象範囲の拡大など、島根県で長期的に活躍する教員の確保を進めています。
④ 地域限定採用を継続
石見・隠岐地域など、地域ごとの教員確保を重視しています。
⑤ 社会人・教員経験者の採用を拡大
教員免許を持たない社会人を対象とする選考や正規教員経験者、県外現職教員など多様な人材の採用を進めています。
⑥ 県外受験会場を充実
松江だけでなく、東京・大阪・福岡でも第1次を実施し、Uターン・Iターン人材の確保を進めています。
NEXT|2028年度島根県教採の最新動向
2027年に実施する2028年度(令和10年度)採用から、全国では、
教員採用第一次選考の共同実施
が始まります。
全国共通問題の基本形
現在示されている共同実施の基本形は、
- 教養試験:60分・40問程度
- 教職教養:約30問
- 一般教養:約10問
- 専門試験:60分・25問程度
- 択一・マークシート方式
です。
島根県は「一般教養」の有無に注目
現在の島根県は、
- 教職教養
- 専門教養
- 論述
で、独立した一般教養試験を実施していません。
共同実施の共通教養問題を利用する場合、
これまでより一般教養への対応が必要になる可能性があります。
島根県の正式発表を待つ
2026年8月11日時点では、島根県公式の2028年度採用実施要項・具体的な試験日・配点・論述の取扱いなどはまだ公表されていません。
そのため、
- 5月8日
- 6月12日
- 7月10日
のどの共同日程を利用するか、
- 現在の論述を継続するか
- 教職教養の配点をどう変更するか
- 現在の専門100点をどう扱うか
については、島根県教育委員会の正式発表を確認する必要があります。
全国の共同実施情報を、そのまま島根県の確定制度として扱わないようにしてください。
人物試験は島根県別対策が必要
筆記問題が共通化されても、
- しまね教育振興ビジョン
- ふるさと教育
- 教育の魅力化
- 地域限定採用
- 個人面接
- 模擬授業
- 場面指導
などは、島根県独自の対策です。
19|島根県教採を受けるなら、まずここから
FIRST ACTION
1|自分の校種・教科の最終倍率を確認する
小学校は1.4倍、高校は7.6倍、養護は12.2倍など大きな差があります。
2|一般枠・地域限定・特別枠を確認する
島根創生、島根連携、石見・隠岐地域など多くの制度があります。
3|利用できる免除・加点を確認する
講師経験、正規教員経験、県内高校卒業などが対象になる場合があります。
4|公式過去問を解く
島根県は問題・解答例まで公開しています。
5|専門100点を得点源にする
第1次筆記の中心です。
6|教職教養は20分で解く練習をする
短時間で知識を取り出す力が必要です。
7|350~400字論述を練習する
40分で短く、明確に書く力が必要です。
8|しまね教育振興ビジョンを読む
特に、
- すべての子どもが学びの主人公
- 実体験に根ざした本物の教育
- 挑戦心・探究心
を確認しましょう。
9|面接の公式評価観点を読む
「教職への熱意・社会性・思考力・人柄」を具体的経験へ落とし込みます。
10|模擬授業+場面指導まで実際に練習する
頭の中だけではなく、声・板書・発問・動きまで含めて練習しましょう。
20|島根県教採には、島根県教採の対策を。
全国の教員採用試験には共通する部分があります。
しかし島根県には、
- 第1次を5月に早期実施
- 教職教養20分
- 専門教養60分・100点
- 第1次から350~400字論述
- 30分程度の個人面接を2回
- 模擬授業
- 場面指導
- 養護教諭のロールプレイング
- 公式面接評価観点
- 公式模擬授業評価観点
- 島根創生特別枠
- 島根連携特別枠
- 石見・隠岐地域限定採用
- 小学校数理・英語枠
- ふるさと教育
- 教育の魅力化
- 地域とともにある学校
- しまね教育振興ビジョン
という特徴があります。
だからこそ教採スクールでは、
受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策
という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。
教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。
さらに島根県独自の試験制度に合わせて、
教職教養+専門教養+論述+個人面接+模擬授業+場面指導
を一つの受験戦略として設計します。
人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、志望理由、論述、児童生徒対応、保護者対応、模擬授業、場面指導、個人面接まで対策します。
講師経験者であれば、学校現場での実践や日々の悩みについて相談することもできます。
大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。
全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。
LINE登録者限定
もっと詳しく島根県教採を分析したい方へ
このページでは、試験制度、倍率、最終結果、公式評価観点、求められる資質・能力、教育施策、面接質問例までを公開しています。
さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。
① 島根県教採|筆記試験攻略DATA
- 年度別出題分析
- 教職教養の頻出分野
- 専門教養対策
- 校種・教科別分析
- 最終倍率分析
- 論述出題分析
- 免除・加点制度
- 地域限定・特別枠整理
- 2028年度共同実施への対応
- 学習優先順位
② 島根県教育徹底研究
- しまね教育振興ビジョン
- 島根県教育大綱
- 島根県公立学校教育職員人材育成基本方針
- すべての子どもが学びの主人公
- 実体験に根ざした本物の教育
- 挑戦心・探究心
- ふるさと教育
- 教育の魅力化
- 石見・隠岐地域の教育
- 島根県志望理由へのつなげ方
③ 島根県教採|人物試験攻略ガイド
- 島根県志望理由対策
- 個人面接対策
- 公式評価観点からの回答づくり
- 論述対策
- 模擬授業対策
- 場面指導対策
- 養護教諭ロールプレイング
- 過去の面接質問
- 児童生徒・保護者対応
- 島根県教育を使った回答づくり
LINE登録後、
「島根県対策希望」
と送信してください。
登録後メッセージに「島根県対策希望」とお送りください。
「5月の第1次までに間に合うか不安」
「専門100点をどう攻略すればよいか分からない」
「350~400字の論述が書けない」
「個人面接を2回どう対策すればよいか分からない」
「模擬授業・場面指導が不安」
「ふるさと教育や教育の魅力化を面接へどうつなげればよいか分からない」
「2028年度の共同実施にどう備えればよいか知りたい」
という方には、無料学習相談も受け付けています。
島根県教採のよくある質問
Q.2027年度島根県教採の採用予定人数は?
一般選考全体で375名程度です。
Q.小学校は?
150名程度です。
Q.中学校は?
140名程度です。
Q.高校は?
42名程度です。
Q.特別支援学校は?
28名程度です。
Q.養護・栄養は?
養護10名程度、栄養1名程度です。
Q.出願者数は?
1,098名です。
Q.出願倍率は?
2.9倍です。
Q.最終倍率は?
実受験者995名、名簿登載者405名で、2.5倍です。
Q.小学校の最終倍率は?
1.4倍です。
Q.中学校は?
1.9倍です。
Q.高校は?
7.6倍です。
Q.養護教諭は?
12.2倍です。
Q.栄養教諭は?
25.0倍です。
Q.最終合格者は何人ですか?
一般選考では405名が採用候補者名簿に登載されました。
Q.第1次はいつですか?
2027年度採用では2026年5月9日に実施されました。
Q.第1次は何がありますか?
教職教養+専門教養+論述です。
Q.一般教養はありますか?
2027年度採用では独立した一般教養試験はありません。
Q.教職教養は何分ですか?
20分です。
Q.専門教養は?
60分・100点です。
Q.論述はありますか?
あります。
40分・350~400字・30点です。
Q.第2次は何がありますか?
基本的には、
- 個人面接2回
- 模擬授業
- 場面指導
- 対象者は実技
です。
Q.個人面接は何分ですか?
30分程度を2回実施する方式が基本です。
Q.面接の評価観点は公表されていますか?
はい。
- 教職への熱意
- 社会性・協調性
- 思考力・表現力
- 人柄・態度
などが公式公開されています。
Q.模擬授業の評価観点も分かりますか?
はい。
- 指導力
- 知識・理解
- 構成力
- 熱意
が公式評価項目です。
Q.地域限定採用はありますか?
あります。
石見・隠岐地域などを対象とした勤務地限定採用があります。
Q.島根創生特別枠とは?
島根で長期的に教育へ貢献する人材を確保するための島根県独自の特別枠です。
Q.島根連携特別枠とは?
2027年度採用から導入された、島根県と連携する大学等からの推薦に関連する新しい特別枠です。
Q.島根県で特に重要な教育施策は?
特に、
- しまね教育振興ビジョン
- ふるさと教育
- 教育の魅力化
- 地域とともにある学校
- 探究的な学び
を確認しましょう。
Q.しまね教育振興ビジョンの基本目標は?
- すべての子どもが学びの主人公
- 実体験に根ざした本物の教育
- 挑戦心、探究心が育つ学びの環境
の3つです。
Q.2028年度は共同実施になりますか?
全国では2028年度採用から第一次選考共同実施が始まります。
島根県についても共同実施への対応が注目されていますが、2026年8月11日時点では、県公式の具体的な令和10年度採用実施要項・日程・配点等はまだ公表されていません。
Q.2028年度受験生が注意することは?
現在の島根県では独立した一般教養試験がありませんが、共同問題では一般教養を含む形式が示されています。
そのため、
- 教職教養
- 一般教養
- 専門教養
- 学習指導要領
- 論述
- 面接
- 島根県教育施策
を並行して進め、正式要項公表後に試験形式へ合わせて調整しましょう。
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