静岡県教員採用試験ガイド

日程・採用予定数・倍率・過去問・出題傾向・面接・小論文・実技対策

静岡県教員採用試験を受験する方に向けて、日程、採用予定数、志願者数、最終結果、試験内容、過去問、教職教養・一般教養、専門教養、小論文、個人面接、集団面接、実技試験、静岡県の教育施策までをまとめました。

2027年度採用では、主な採用予定数として、

  • 小学校教員:220名程度
  • 中学校教員:100名程度
  • 高等学校教員:100名程度
  • 特別支援学校教員:95名程度
  • 養護教員:9名程度
  • 栄養教員:若干名

が示されました。

最終結果は2026年8月7日に公表され、

  • 志願者:1,871名
  • 受験者:1,687名
  • 第1次合格者:1,028名
  • 第2次合格者:513名

となりました。

静岡県教採の特徴は、校種によって試験構成がかなり異なることです。

小学校・中学校・養護教員などでは、

第1次=教職・一般教養+専門
第2次=個人面接中心

である一方、高校では、

第1次から面接を実施し、第2次では小論文+個人面接+集団面接

まで行います。

また、2027年度採用から大学3年生を対象とした前倒し選考が本格的に導入され、2028年度採用ではさらに第一次選考の共同実施・共通問題の活用が正式決定しています。

静岡県と静岡市・浜松市は別の教員採用試験です。

受験地を間違えないように注意してください。


静岡県教育委員会・教員採用試験 公式情報

静岡県教育委員会

https://www.pref.shizuoka.jp/kodomokyoiku/school/kyoiku/index.html

静岡県 教職員の採用

https://www.pref.shizuoka.jp/kodomokyoiku/school/kyoiku/1003764/1003767/index.html

最新年度の試験要項、合格発表、第2次案内、大学3年生選考、2028年度採用の共同実施情報などが掲載されています。

静岡県は試験制度の変更が早い自治体です。出願前・受験前には、必ず最新の公式情報を確認してください。


2027年度 静岡県教採を30秒で確認

項目 内容
小学校 採用予定 220名程度
中学校 採用予定 100名程度
高校 採用予定 100名程度
特別支援 採用予定 95名程度
養護 採用予定 9名程度
栄養 採用予定 若干名
志願者数 1,871名
受験者数 1,687名
第1次合格者 1,028名
最終合格者 513名
出願 2026年1月14日~3月3日
第1次 2026年5月9日 ※高校は面接を5月9・10日に実施
第1次結果 2026年6月8日
第2次 高校は6月27・28日、小・中・養護・栄養・特支は台風により7月4日へ変更
最終結果 2026年8月7日
小学校 第1次 教職・一般教養50点+専門100点
中学校 第1次 教職・一般教養50点+専門100点
小学校 第2次 個人面接100点
中学校 第2次 個人面接100点+対象教科は実技30点
高校 第2次 小論文10点+個人面接100点+集団面接45点+対象教科は実技
大学3年生選考 小学校・中学校で実施
2028年度 第一次選考共同実施・共通問題を活用

静岡県教採は、ここを押さえる

POINT 1|全国でも早い「5月第1次」

2027年度採用では、第1次選考が5月9日に実施されました。

出願も1月14日から3月3日までと早く、7月実施の自治体と同じ感覚で準備していると間に合いません。

静岡県を受けるなら、前年秋~冬から本格的に筆記対策を始めることが重要です。

POINT 2|校種によって人物試験が大きく違う

小学校では、第2次は基本的に個人面接100点

中学校は個人面接100点に加え、音楽・美術・保健体育・技術・家庭・英語など一部教科で実技があります。

一方、高校は、

  • 第1次から面接
  • 第2次で小論文
  • 個人面接
  • 集団面接
  • 対象教科は実技

と、人物試験の構成がより複雑です。

「静岡県教採」と一括りにせず、自分の校種に合わせた対策が必要です。

POINT 3|2028年度は共通問題へ大きく変わる

静岡県は、2028年度(令和10年度)採用から、第一次選考の共同実施に参加します。

教養試験・教科専門試験等で、自治体協議会が共同作成する問題を活用することが正式に発表されています。

さらに、第1次筆記試験日は、

2027年5月8日(土)

とすでに発表されています。

2028年度受験生は、2027年度までの静岡県独自問題だけを前提に勉強しないよう注意が必要です。


1|静岡県教員採用試験の日程

選考 日程
出願受付 2026年1月14日8時~3月3日17時
第1次筆記 5月9日
高校 第1次面接 5月9日・10日
第1次結果 6月8日
Web適性検査 6月8日~15日
高校 第2次 6月27日・28日
小・中・養護・栄養・特支 第2次 7月4日
最終結果 8月7日

第2次は台風の影響で日程変更

小学校・中学校・養護教員・栄養教員・特別支援学校の第2次選考は、当初6月末に予定されていました。

しかし台風接近に伴い延期され、最終的に2026年7月4日に実施されました。

高校については、予定どおり6月27・28日に実施されています。

教員採用試験では、自然災害等による日程変更が起こることがあります。

試験直前まで教育委員会の公式サイトを確認することも受験対策の一つです。


2|募集校種・採用予定人数

校種・職種 採用予定数
小学校教員 220名程度
中学校教員 100名程度
高等学校教員 100名程度
特別支援学校教員 95名程度
養護教員 9名程度
栄養教員 若干名

小学校|しずおか未来創造枠

小学校220名程度の中には、

「しずおか未来創造枠(自己推薦枠)」30名程度

が含まれます。

静岡県への強い愛着を持ち、未来の静岡の子どもたちに対する教育への情熱があり、自分が描く教育を実現する力を持つ人材を対象とする選考です。

校種をまたぐ共通選考もある

静岡県では、

  • 小学校・特別支援学校小学部共通
  • 中学校・特別支援学校中学部共通
  • 小学校・中学校共通

などの受験方法も用意されています。

複数の校種免許を持つ方は、自分に利用できる制度がないか確認しましょう。

静岡市・浜松市とは別

静岡県公立学校教員採用試験と、

  • 静岡市
  • 浜松市

の教員採用試験は別です。

このページでは静岡県教育委員会が実施する選考を扱っています。


3|志願者数・倍率

2027年度採用の最終結果資料では、志願者総数は、

1,871名

でした。

静岡県は、この最終結果表で「倍率」という数値を公式表示していません。

そこで以下では、公式の志願者数と最終合格者数から計算した数値を、「最終結果ベースの参考倍率」として掲載します。

校種 志願者 最終合格 参考倍率
小学校 468名 202名 約2.3倍
中学校 545名 123名 約4.4倍
高等学校 505名 92名 約5.5倍
特別支援 142名 85名 約1.7倍
養護 171名 9名 19.0倍
栄養 40名 2名 20.0倍
全体 1,871名 513名 約3.6倍

※参考倍率は「志願者数÷最終合格者数」で算出したものです。静岡県教育委員会が公式倍率として公表している数値ではありません。

養護・栄養は非常に高倍率

県全体だけを見ると約3.6倍ですが、

  • 養護:19.0倍
  • 栄養:20.0倍

と、職種によって競争状況は大きく異なります。

県全体の倍率ではなく、自分の校種・教科・職種まで確認することが重要です。

中学校でも教科差が大きい

例えば最終結果では、

  • 社会:107名志願 → 14名合格
  • 保健体育:145名志願 → 10名合格
  • 数学:76名志願 → 13名合格
  • 英語:58名志願 → 25名合格
  • 技術:7名志願 → 6名合格
  • 家庭:4名志願 → 4名合格

でした。

同じ中学校でも、教科によって競争状況は大きく異なります。


4|第1次選考・最終選考の結果

2027年度採用はすでに最終結果まで公表されています。

区分 志願者 受験者 第1次合格 最終合格
小学校 468 432 410 202
中学校 545 497 258 123
高等学校 505 435 208 92
特別支援小学部 67 62 60 42
特別支援中学部 71 64 56 41
特別支援 自立活動 4 3 2 2
養護 171 159 26 9
栄養 40 35 8 2
合計 1,871 1,687 1,028 513

小学校は第1次通過者が多い

小学校は、

  • 432名受験
  • 410名第1次合格
  • 202名最終合格

でした。

第1次で大きく人数を絞るというより、第2次の人物試験で選考する構造が見えます。

中学校・高校は第1次から競争

中学校は497名受験に対し258名が第1次合格。

高校は435名受験に対し208名が第1次合格です。

専門教養の得点力を早い段階から仕上げる必要があります。


5|静岡県教採の試験内容

小学校|第1次

  • 教職・一般教養:60分・50点
  • 教科等専門:80分・100点

教科等専門では、

  • 国語
  • 社会
  • 算数
  • 理科

に加え、

  • 音楽
  • 図画工作
  • 家庭
  • 体育
  • 外国語活動・外国語

から2教科を選択します。

小学校|第2次

  • Web適性検査
  • 個人面接:100点

中学校|第1次

  • 教職・一般教養:60分・50点
  • 教科等専門:80分・100点

中学校|第2次

  • Web適性検査
  • 個人面接:100点
  • 対象教科は実技:30点

第2次実技対象

  • 音楽
  • 美術
  • 保健体育
  • 技術
  • 家庭
  • 英語

高等学校|第1次

  • 教職・一般教養:60分・50点
  • 教科専門:90分・100点
  • 面接試験:5段階評価
  • 保健体育は実技

高校では、第1次から面接があります。

高等学校|第2次

  • Web適性検査
  • 小論文:60分・10点
  • 個人面接:100点
  • 集団面接:45点
  • 家庭・英語は実技

養護教員

第1次

  • 教職・一般教養:60分・50点
  • 養護専門:80分・100点

第2次

  • Web適性検査
  • 個人面接:100点

栄養教員

教職・一般教養と栄養教員としての専門試験を第1次で受け、第2次では人物試験を中心に選考されます。

特別支援学校

特別支援学校は、

  • 小学部
  • 中学部
  • 自立活動

など受験区分によって試験内容が異なります。

小学校・中学校の試験内容をそのまま当てはめず、特別支援学校用の最新実施要項を確認してください。


6|選考における評価の観点等

2027年度の静岡県公式試験要項では、試験項目・配点・面接形式は公表されています。

一方で、個人面接や集団面接について、

  • 使命感○点
  • コミュニケーション力○点
  • 教職適性○点

といった細かな観点別採点基準は公式には公表されていません。

そのため、このページでは公開されていない評価基準を「公式評価観点」として作ることはしていません。

公式に確認できる評価材料

試験 現在年度の公式情報
小学校 個人面接 100点
中学校 個人面接 100点
中学校 実技 対象教科30点
高校 第1次面接 5段階評価
高校 小論文 60分・10点
高校 個人面接 100点
高校 集団面接 45点
Web適性検査 要項の配点表では点数表示なし

人物試験は「教員育成指標」から準備する

詳細な面接採点表は公表されていませんが、静岡県が教師に求めている資質・能力は静岡県教員育成指標に明確に示されています。

したがって人物試験では、

  • 使命感
  • 倫理観・人権意識
  • 社会性
  • 教育への誇り
  • 子どもへの共感・理解
  • 教育的愛情
  • 信頼関係を築く力
  • 学び続ける姿勢
  • 授業力
  • 生徒指導力
  • ICT・教育データの活用
  • 家庭・地域・関係機関との連携

を、自分の経験と結び付けて整理しておくことが重要です。

※これらは「面接の公式採点項目」ではなく、静岡県教員育成指標に示される教員として求められる資質・能力です。


7|大学3年生・免除・加点・特別選考

大学3年生を対象とした前倒し選考

静岡県では、2028年度採用を目指す大学3年生を対象に、1年前倒しで第1次を受けられる選考を実施しました。

対象

2026年実施では、

  • 小学校
  • 中学校

が対象です。

2026年実施結果

校種 志願 受験 通過
小学校 159名 152名 150名
中学校 177名 163名 86名
合計 336名 315名 236名

通過すると翌年度は第2次から

大学3年生選考を通過し、翌年度に同一校種・同一教科等で2028年度採用を受験する場合、第1次選考が免除され、第2次から受験できます。

大学3年次から準備を始めるメリットが非常に大きい制度です。


主な特別選考・受験区分

静岡県には、一般選考のほかにも、

  • 教職経験者
  • 社会人経験者
  • 障害のある人を対象とした選考
  • 多文化共生に関する選考
  • ネイティブ英語人材
  • 博士号取得者等の専門人材
  • 小学校「しずおか未来創造枠」

など、多様な選考区分があります。

特別支援学校免許に関する制度

一部の小学校・特別支援学校小学部共通選考等では、必要な条件を満たした上で、特別支援学校教諭免許状を採用後一定期間内に取得することを前提とした受験制度があります。

免除・資格要件は必ず最新要項で確認

教職経験、所有免許、英語資格、専門資格等によって、受験区分や試験免除の対象になる場合があります。

制度は年度ごとに変更されるため、前年の要項だけで判断しないようにしましょう。


8|静岡県教採の過去問を確認する

静岡県教採を受験するなら、まず実際の過去問題を確認しましょう。

過去問で確認したいこと

  • 教職・一般教養の出題構成
  • 専門教養の問題量
  • 選択肢の形式
  • 学習指導要領からの出題
  • 教育時事
  • 専門教科の頻出単元
  • 高校小論文のテーマ
  • 面接質問
  • 実技内容

過去問題の閲覧

静岡県の過去の採用試験問題は、県の情報公開窓口や図書館等で閲覧できます。

年度によって公開方法が変わる場合があるため、最新の教員採用ページで確認してください。

静岡県 教職員の採用

STUDY POINT

静岡県は第1次が早いため、

「テキストを全部終えてから過去問」ではなく、最初に過去問を見て学習範囲を絞る

ことが重要です。


9|教職教養の出題傾向

静岡県では、

「教職・一般教養」

として一つの試験を実施します。

小学校・中学校・高校などの基本形では、

  • 試験時間:60分
  • 配点:50点

です。

教職分野で確認したい内容

  • 教育原理
  • 教育法規
  • 教育心理
  • 学習指導要領
  • 生徒指導
  • 特別支援教育
  • 人権教育
  • 教育時事

静岡県の教育施策も確認する

人物試験まで考えると、単に全国共通の教職教養を覚えるだけでなく、

  • 誰一人取り残さない教育
  • 探究的な学び
  • 多文化共生
  • 教育DX
  • 静岡県版SEL

など、現在の静岡県教育と関連付けて学ぶと効果的です。


10|一般教養も同じ60分の中で出題

静岡県は独立した「一般教養試験」ではなく、教職・一般教養として実施します。

一般教養では、過去問を確認しながら、

  • 国語
  • 数学
  • 英語
  • 社会
  • 理科
  • 一般時事

などを確認しましょう。

STUDY POINT

教職・一般教養は50点ですが、専門教養との合計で第1次を突破する必要があります。

幅広い一般教養に時間を使いすぎず、過去問から頻出分野と苦手分野を絞ることが重要です。


11|専門教養は100点

一般的な校種では、専門教養は100点です。

第1次150点のうち100点を占めるため、専門教養が大きな得点源になります。

小学校

主要4教科に加え、実技系・外国語から2教科を選択する形式です。

中学校

受験教科の専門知識に加え、

  • 学習指導要領
  • 教科指導法
  • 評価

まで確認しましょう。

高等学校

高校専門は90分・100点です。

教科・科目によって専門性の高い出題があります。

STUDY POINT

静岡県では面接で授業や児童生徒への対応について問われます。

専門学習を、


正解できる

理由を説明できる

子どもにどう教えるか説明できる

まで仕上げましょう。


12|小論文対策

一般選考で独立した小論文があるのは主に高校

2027年度採用の高校一般選考では、第2次で、

  • 試験時間:60分
  • 配点:10点

の小論文が実施されます。

小学校・中学校一般選考には、高校と同じ形の独立した小論文試験はありません。

小論文で意識したいこと

詳細な観点別採点基準は公式に公表されていません。

したがって、


設問を正確に読む

教育課題を捉える

自分の考えを明確にする

具体的な教育実践を書く

児童生徒の成長につなげる

ことを基本にしましょう。

準備したい教育テーマ

  • 誰一人取り残さない教育
  • 個別最適な学び
  • 協働的な学び
  • 探究的な学び
  • 人権教育
  • いじめ・不登校
  • 多文化共生
  • ICT・AI
  • ウェルビーイング
  • 地域との連携

13|求める教員像・主要な教育施策・静岡県特有の知識

静岡県が目指す教員像

現在の静岡県教員育成指標では、

「『有徳の人』を育み、誰一人取り残さない教育を実現するため、生涯を通じて学び続け、子供たちの伴走者として夢の実現へと導く教員」

の育成を目指しています。

採用時に求められる姿

採用時には、

「教育に対する真摯な姿勢を持ち、求められる資質能力の基盤形成に努める」

ことが求められています。

人物試験で意識したい4つの軸

1|使命感・倫理観・人権意識

教育公務員としての責任を理解し、子どもの人権・安全・成長を最優先に考える姿勢が重要です。

2|子どもへの共感・理解・教育的愛情

一方的に指導するのではなく、一人ひとりの背景や思いを理解し、子どもの伴走者となる姿勢が求められます。

3|専門性・授業力・生徒指導力

教科の専門性だけでなく、

  • 児童生徒の実態把握
  • 授業構想
  • 個に応じた指導
  • ICT活用
  • 評価と授業改善
  • 生徒指導

を実践できる力が必要です。

4|変化を恐れず、学び続け、協働する力

教師自身が新しい知識・技能を学び続け、同僚・家庭・地域・専門機関と協働する力が求められます。


静岡県教育振興基本計画2025→2028

2026年3月に策定された現在の静岡県教育の中心資料が、

静岡県教育振興基本計画2025→2028

です。

計画期間は、

2025年度~2028年度

です。

基本理念

「未来を切り拓く人材の育成と社会を生き抜く力を育む教育の実現」

4つの取組方針

Ⅰ|未来を創造する力を育む教育の推進

創造性、探究、地域の将来を担う人材、グローバル人材などを育成します。

Ⅱ|全ての人の学びを支え力を引き出す教育の推進

多様性を尊重し、一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援を行います。

Ⅲ|地域ぐるみで取り組む教育の推進

学校だけでなく、家庭・地域・社会とともに子どもの学びを支えます。

Ⅳ|学びを支える基盤づくり

教職員の育成、働き方改革、教育DX、安全・安心な学校環境づくりなどを進めます。

静岡県で確認しておきたい教育テーマ

  • 誰一人取り残さない教育
  • 未来を創造する力
  • 探究的な学び
  • 個別最適な学び
  • 多様性を尊重する教育
  • 多文化共生
  • 外国につながる児童生徒への日本語指導
  • 人権教育
  • いじめ防止
  • 不登校支援
  • 特別支援教育
  • 教育DX・AI
  • 地域との協働
  • ウェルビーイング
  • 教職員の働き方改革

静岡県ならではの教育施策

静岡式35人学級

静岡県では、きめ細かな教育を進めるため、独自の少人数学級・少人数教育を進めています。

一人ひとりを丁寧に見取り、個に応じた指導を進めるという静岡県教育の方向性とつながっています。

探究コンソーシアム

学校だけでなく、大学・企業・地域等と連携しながら、児童生徒の探究的な学びを充実させる取組です。

面接では、

「探究学習をします」ではなく、「子どもの問いをどのように引き出し、社会とどうつなぐのか」

まで考えておきましょう。

静岡県版SEL

静岡県では、非認知能力や人間関係形成力等を育てる取組として、

「静岡県版SEL~新・人間関係づくりプログラム~」

を進めています。

児童生徒が自分や他者の感情を理解し、よりよい人間関係を築く力を育てる視点は、学級経営や生徒指導にもつながります。

多文化共生

静岡県は外国につながる児童生徒も多く、日本語指導・多文化共生教育を重要な教育課題の一つとしています。

教員採用でも、多文化共生・日本語指導に関する人材確保を進めています。


14|重要な資料

静岡県教採を受験する方は、少なくとも次の資料を確認しておきましょう。

① 最新年度の教員採用選考試験要項

日程、採用予定数、試験内容、選考区分、免除制度などを確認する最重要資料です。

静岡県 教職員の採用

② 静岡県教育振興基本計画2025→2028

現在の静岡県教育が目指す方向を理解するための中心資料です。

静岡県教育振興基本計画2025→2028

③ 静岡県教員育成指標

静岡県が教師に求める資質・能力を、採用段階からキャリア段階別に確認できます。

静岡県教員育成協議会・教員育成指標

④ 最新年度「静岡県の教育」

教育振興基本計画を、現在年度にどのような具体的施策として進めているかを確認できます。

静岡県の教育

資料を暗記する必要はありません。

重要なのは、


静岡県は何を目指しているのか

なぜその施策が必要なのか

自分なら教師として何をするのか

まで考えることです。


15|面接・人物試験対策

静岡県教採では、校種によって面接の位置付けが異なります。

小学校・中学校

第2次の個人面接100点が中心です。

高校

第1次から面接を実施し、第2次では、

  • 個人面接100点
  • 集団面接45点

があります。

つまり高校受験者は、筆記対策と並行して早い段階から面接練習を進める必要があります。

過去の受験情報では深掘り質問も多い

過去の面接情報では、

  • なぜ教師なのか
  • なぜ静岡県なのか
  • その対応をする理由は何か
  • 保護者にはどう説明するか
  • その後、学校として何をするか

といった深掘りが確認されています。

面接対策の基本


結論

理由

自分の経験

教師としての具体的な行動

静岡県の教育とのつながり

まで整理しておきましょう。


16|面接での質問例

過去の面接情報から、静岡県教採で準備しておきたい質問例を整理しました。

志望・自己理解

  • 教師を目指したきっかけを教えてください。
  • なぜ静岡県の教員を志望するのですか。
  • 静岡市・浜松市ではなく、なぜ静岡県なのですか。
  • あなたが理想とする教師像を教えてください。
  • あなたの強みを教師としてどう生かしますか。
  • 5年後、10年後にどのような教師になっていたいですか。

授業・教育実践

  • あなたが考える「分かる授業」とは何ですか。
  • 児童生徒の主体性をどのように引き出しますか。
  • 探究的な学びをどのように授業へ取り入れますか。
  • 個別最適な学びと協働的な学びをどう両立しますか。
  • ICT・AIを教育でどう活用しますか。
  • 児童生徒から「なぜ勉強しなければならないの」と聞かれたらどう答えますか。

児童生徒対応・学級経営

  • いじめを把握したら、まず何をしますか。
  • 児童生徒から「誰にも言わないで」と相談されたらどうしますか。
  • 不登校傾向の児童生徒にどう関わりますか。
  • 授業に集中できない児童生徒にどう対応しますか。
  • 特別な教育的支援が必要な児童生徒をどう支援しますか。
  • 外国につながる児童生徒にどのような支援をしますか。

学校組織・協働

  • 同僚と教育方針について意見が異なったらどうしますか。
  • 保護者から厳しい意見を受けた場合、どう対応しますか。
  • 同僚の行動に不祥事につながる可能性を感じたらどうしますか。
  • 一人で解決できない問題が起きたらどうしますか。
  • 学校・家庭・地域が連携するために、教師として何ができますか。

静岡県の教育

  • 静岡県が目指す教員像について説明してください。
  • 「誰一人取り残さない教育」をどう実現しますか。
  • 静岡県教育振興基本計画2025→2028について知っていることを教えてください。
  • 「未来を創造する力」をどのように育てますか。
  • 静岡県版SELを学級経営にどう生かせると考えますか。
  • 多文化共生教育についてどのように考えていますか。
  • 地域と連携した探究的な学びをどう進めますか。

質問例を丸暗記するのではなく、「自分の経験」+「教師としての行動」+「静岡県の教育」をつなげて回答をつくりましょう。


17|集団面接・実技試験対策

高校|集団面接45点

高校の第2次では、集団面接45点があります。

詳細な公式評価観点は公表されていません。

そのため、

  • 質問を正確に聞く
  • 簡潔に答える
  • 他の受験者の話を聞く
  • 必要以上に話を独占しない
  • 異なる意見を尊重する
  • 教育課題について自分の考えを持つ

ことを意識しましょう。

中学校|実技

第2次で、

  • 音楽
  • 美術
  • 保健体育
  • 技術
  • 家庭
  • 英語

などに実技があります。

配点は30点です。

高校|実技

高校では、

  • 保健体育:第1次
  • 家庭:第2次
  • 英語:第2次

など、教科によって実施時期が異なります。

必ず自分の教科の実施要項を確認してください。


18|2027年度採用の主な変更・注目点

① 大学3年生対象選考を新設・本格実施

小学校・中学校で、2028年度採用を目指す大学3年生が第1次を前倒しで受験できるようになりました。

2026年実施では、

336名志願・236名通過

という大きな規模になっています。

② 小学校「しずおか未来創造枠」

小学校220名程度のうち30名程度を「しずおか未来創造枠」としています。

静岡県への愛着、教育への情熱、自分が描く教育を実現する力を生かす自己推薦型の枠です。

③ 校種をまたぐ選考制度

小学校・特別支援小学部、中学校・特別支援中学部、小学校・中学校など、所有免許を生かした共通選考が用意されています。

④ 多様な専門人材を確保

多文化共生、日本語指導、ネイティブ英語、博士号等の専門性を持つ人材にも門戸を広げています。

⑤ 第1次を5月に実施

静岡県は選考時期が非常に早く、2027年度採用は5月9日に第1次を実施しました。

受験対策の開始時期そのものを早める必要があります。


NEXT|2028年度静岡県教採は「第一次選考共同実施」へ

2027年に実施する2028年度(令和10年度)採用については、静岡県教育委員会からすでに重要な正式発表が出ています。

静岡県は共同実施に参加

静岡県は、

「教員採用選考に係る第一次選考の共同実施に関する自治体協議会」

へ参加し、2028年度採用から共同作成問題を活用します。

共通問題を使う試験

静岡県は、

  • 教養試験
  • 教科専門試験等

で共同作成問題を活用すると正式に発表しています。

静岡県独自試験は残る

一方、

  • 実技試験
  • 面接試験

などは、引き続き静岡県独自で実施します。

第1次筆記試験日は2027年5月8日

すでに発表されている日程は、

2027年5月8日(土)

です。

予備日は、

2027年6月12日(土)

です。

高校・特別支援は5月9日に面接等を予定

2028年度採用では、高校・特別支援学校について、筆記翌日の

2027年5月9日(日)

に面接等を実施する予定です。

予備日を使用した場合は6月13日となります。

対象は全校種

共同実施の対象として、

  • 小学校
  • 中学校
  • 高等学校
  • 特別支援学校
  • 養護教員
  • 栄養教員

が示されています。

大学3年生選考も継続

2028年度採用でも、小学校・中学校の大学3年生対象の選考が予定されています。

今後の発表予定

静岡県は、2028年度採用について、

  • 2026年12月:主な変更点を公表予定
  • 2027年1月:正式な試験要項を公表予定

としています。

静岡県は2028年度の変更内容がかなり早い段階から明らかになっている自治体です。

2028年度受験生は、従来の静岡県過去問だけでなく、共通問題型への対策を早めに始めましょう。


19|静岡県教採を受けるなら、まずここから

FIRST ACTION

1|「静岡県」「静岡市」「浜松市」を確認する

それぞれ別の教員採用試験です。

2|受験年度を確認する

2027年度採用と2028年度採用では、第1次の問題形式が変わります。

3|試験日程を最初に確認する

静岡県は出願・第1次とも全国的に早い自治体です。

4|過去問を1年分確認する

教職・一般教養、専門教養の現在地を把握しましょう。

5|専門教養を得点源にする

第1次では専門100点が大きな割合を占めます。

6|高校受験者は面接を第1次前から始める

高校は第1次から面接があります。

7|静岡県教育振興基本計画2025→2028を読む

特に、

  • 未来を創造する力
  • 誰一人取り残さない教育
  • 多様性
  • 地域との協働
  • 教育DX

を確認しましょう。

8|教員育成指標を自分の経験とつなぐ

使命感、教育的愛情、授業力、生徒指導力、協働、学び続ける姿勢を、自分の具体的な経験で説明できるようにしましょう。

9|2028年度受験生は共通問題を意識する

教養・専門とも、2027年度までの静岡県独自型だけでなく、共同作成問題に対応する学習へ移行する必要があります。


20|静岡県教採には、静岡県教採の対策を。

全国の教員採用試験には共通する部分があります。

しかし静岡県には、

  • 1~3月の早期出願
  • 5月第1次
  • 教職・一般教養50点
  • 専門教養100点
  • 小学校第2次個人面接100点
  • 中学校個人面接+実技
  • 高校は第1次から面接
  • 高校第2次小論文
  • 高校個人面接100点
  • 高校集団面接45点
  • 大学3年生前倒し選考
  • しずおか未来創造枠
  • 多文化共生・日本語指導
  • 誰一人取り残さない教育
  • 静岡県版SEL
  • 2028年度から共同問題

という特徴があります。

だからこそ教採スクールでは、


受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策

という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。

教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。

さらに静岡県の試験制度に合わせて、

早期筆記対策+専門教養+校種別人物試験+自治体研究

を一つの受験戦略として設計します。

2028年度受験生には、さらに共通問題対応を加えた学習設計が必要です。

人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、志望理由、児童生徒対応、保護者対応、小論文、個人面接、集団面接まで対策します。

講師経験者であれば、学校現場での実践や日々の悩みについて相談することもできます。

大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。

全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。


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もっと詳しく静岡県教採を分析したい方へ

このページでは、試験制度、最終結果、試験内容、静岡県の教育、面接質問例までを公開しています。

さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。

① 静岡県教採|筆記試験攻略DATA

  • 年度別出題分析
  • 教職教養の頻出分野
  • 一般教養対策
  • 専門教養対策
  • 校種・教科別分析
  • 5月試験から逆算した学習計画
  • 大学3年生選考対策
  • 2028年度共同問題対策
  • 学習優先順位

② 静岡県教育徹底研究

  • 静岡県が目指す教員像
  • 静岡県教員育成指標
  • 静岡県教育振興基本計画2025→2028
  • 誰一人取り残さない教育
  • 未来を創造する力
  • 探究的な学び
  • 静岡県版SEL
  • 多文化共生
  • 教育DX
  • 静岡県志望理由へのつなげ方

③ 静岡県教採|人物試験攻略ガイド

  • 志望理由対策
  • 個人面接対策
  • 高校集団面接対策
  • 高校小論文対策
  • 過去の面接質問
  • 児童生徒対応
  • 保護者対応
  • 深掘り質問対策
  • 静岡県の教育施策とのつなげ方
  • 教員育成指標から考える回答づくり

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と送信してください。

 

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登録後メッセージに「静岡県対策希望」とお送りください。

「5月試験までに何を勉強すればよいか分からない」

「専門教養をどこまで仕上げればよいか分からない」

「高校の面接・小論文・集団面接が不安」

「静岡県の教育施策を面接にどうつなげればよいか分からない」

「2028年度の共通問題にどう備えればよいか知りたい」

という方には、無料学習相談も受け付けています。


静岡県教採のよくある質問

Q.2027年度静岡県教採の採用予定人数は?

主な採用予定は、

  • 小学校220名程度
  • 中学校100名程度
  • 高校100名程度
  • 特別支援95名程度
  • 養護9名程度
  • 栄養若干名

です。

Q.2027年度静岡県教採の志願者数は?

最終結果資料では1,871名です。

Q.最終合格者は何人ですか?

513名です。

Q.倍率は?

静岡県公式結果表では「倍率」は公表していません。

志願者1,871名÷最終合格513名で計算すると、最終結果ベースでは参考約3.6倍です。

Q.小学校の最終結果は?

468名志願・432名受験・410名第1次合格・202名最終合格です。

Q.中学校は?

545名志願・497名受験・258名第1次合格・123名最終合格です。

Q.高校は?

505名志願・435名受験・208名第1次合格・92名最終合格です。

Q.養護教員は?

171名志願・159名受験・26名第1次合格・9名最終合格です。

Q.第1次はいつですか?

2027年度採用は2026年5月9日に実施されました。

Q.小学校の第1次は何がありますか?

教職・一般教養60分・50点+専門80分・100点です。

Q.中学校も同じですか?

基本的には、教職・一般教養50点+専門100点です。

第2次では対象教科に実技30点があります。

Q.高校は第1次から面接がありますか?

はい。

高校は第1次で筆記に加えて面接試験を実施し、5段階で評価します。

Q.小論文はありますか?

高校一般選考では、第2次で60分・10点の小論文があります。

小学校・中学校一般選考には、高校と同じ独立した小論文試験はありません。

Q.高校に集団面接はありますか?

はい。

第2次で45点の集団面接があります。

Q.面接の詳細な公式評価観点は公表されていますか?

試験項目・点数・形式は公表されていますが、2027年度について、観点ごとの細かな採点基準は公式に公表されていません。

そのため、教員育成指標に示された使命感・教育的愛情・専門性・協働・学び続ける姿勢などを準備の軸にしましょう。

Q.大学3年生でも受験できますか?

はい。

2026年の実施では、小学校・中学校で大学3年生対象の選考が実施されました。

Q.大学3年生選考の結果は?

小・中合わせて、336名志願・315名受験・236名通過です。

Q.通過するとどうなりますか?

翌年度に同じ校種・教科等で受験する場合、基本的に第1次が免除され、第2次から受験できます。

Q.静岡県が目指す教員像は?

現在の教員育成指標では、

「『有徳の人』を育み、誰一人取り残さない教育を実現するため、生涯を通じて学び続け、子供たちの伴走者として夢の実現へと導く教員」

を目指しています。

Q.現在の静岡県教育の基本理念は?

「未来を切り拓く人材の育成と社会を生き抜く力を育む教育の実現」

です。

Q.静岡県ならではの教育で確認したいものは?

  • 静岡式35人学級
  • 探究的な学び
  • 静岡県版SEL
  • 多文化共生・日本語指導
  • 教育DX
  • 誰一人取り残さない教育

などです。

Q.静岡県と静岡市・浜松市は同じ試験ですか?

いいえ。

静岡県、静岡市、浜松市はそれぞれ別の教員採用試験です。

Q.2028年度採用は第一次選考共同実施になりますか?

はい。

静岡県教育委員会は共同実施への参加と、教養試験・教科専門試験等で共同作成問題を活用することを正式に発表しています。

Q.2028年度採用の第1次はいつですか?

筆記試験は2027年5月8日(土)です。

予備日は6月12日(土)です。

Q.高校・特別支援の面接等はいつですか?

現時点では、筆記翌日の2027年5月9日(日)に実施予定です。

Q.2028年度は全部が全国共通になるのですか?

いいえ。

教養試験・教科専門試験等では共同作成問題を活用しますが、実技・面接等は静岡県独自で実施します。

Q.2028年度の詳しい変更点はいつ発表されますか?

静岡県は、2026年12月に主な変更点、2027年1月に正式な試験要項を公表する予定です。

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