栃木県教員採用試験ガイド
日程・募集人数・倍率・過去問・出題傾向・論作文・面接対策
栃木県教員採用試験を受験する方に向けて、日程、募集人数、応募者数、第1次試験結果、試験内容、過去問、教職教養・一般教養、専門教養、論作文、個人面接、場面指導、実技試験、栃木県の教育施策までをまとめました。
2027年度採用では、
- 小学校・中学校等:405名程度(別枠含む)
- 高等学校等:65名程度
- 特別支援学校等:40名程度
- 養護教諭(小・中):5名程度
- 養護教諭(高・特):若干名
を募集しています。
大学3年生を対象とした特別選考を除く応募者は1,712名、大学3年生を対象とした特別選考には558名が応募しました。
なお、栃木県は募集人数を「小学校・中学校合わせて405名程度」「若干名」などの形で公表しているため、2026年8月11日時点の公式発表では、全体の応募倍率を一つの数値として公表していません。
2026年7月5日に第1次試験が実施され、8月4日に第1次合格者の受験番号が公式発表されました。
第2次は8月20日~23日に実施され、個人面接①・②、対象者は論作文・実技試験を受験します。
栃木県教育委員会・教員採用試験 公式情報
栃木県教員採用試験を受験する方は、出願前・受験前に必ず最新の公式情報を確認してください。
栃木県教育委員会
https://www.pref.tochigi.lg.jp/kyouiku/kyouikugyousei/kyouikuiinkai/index.html
栃木県 教職員採用
https://www.pref.tochigi.lg.jp/kensei/saiyou/kyoushokuin/index.html
2027年度採用 選考要項・選考基準
2028年度採用 最新情報
令和10(2028)年度栃木県公立学校新規採用教員選考について
最新の選考要項、選考基準、第1次結果、第2次試験案内、次年度の共同実施情報などを確認できます。
2027年度 栃木県教採を30秒で確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 小・中学校等 | 405名程度 ※別枠含む |
| 高等学校等 | 65名程度 |
| 特別支援学校等 | 40名程度 |
| 養護教諭 | 小・中5名程度+高・特若干名 |
| 応募者 | 1,712名 ※大学3年生選考除く |
| 大学3年生選考 | 558名応募 |
| 公式全体倍率 | 一括数値は未公表 |
| 出願期間 | 2026年4月3日~5月7日 |
| 第1次 | 2026年7月5日 |
| 第1次結果 | 2026年8月4日公表済み |
| 論作文 | 2026年8月20日 |
| 個人面接 | 8月20日~22日の指定日 |
| 実技試験 | 8月23日 |
| 最終結果 | 9月下旬予定 |
| 第1次 | 一般教養・教職教養+専門科目 |
| 一般・教職 | 50分・50問・100点 |
| 専門 | 80分・100点 |
| 第2次 | 個人面接①+個人面接② |
| 論作文 | 高校・特支・養護(高・特)のみ |
| 大学3年生選考 | あり |
| 2028年度 | 第一次選考共同実施に参加 |
栃木県教採は、ここを押さえる
POINT 1|一般教養は「教職教養込み50問・100点」
第1次では、全志願者を対象に、
一般教養(教職教養を含む)
が実施されます。
- 試験時間:50分
- 問題数:50問
- 配点:100点
- 形式:選択式
一般教養と教職教養を別々の試験として受けるのではなく、一つの試験の中で出題されます。
POINT 2|第2次は「2種類の個人面接」
栃木県では、第2次で個人面接を2回行います。
個人面接①
「総合的な資質・能力に関する面接」
主な評価観点は、
- 人間性
- 協調性
- 堅実性
です。
個人面接②
「実践的な指導力に関する面接」
主な評価観点は、
- 指導力
- 対応力
- 判断力
です。
つまり栃木県では、「どのような人か」と「学校現場でどう動けるか」を分けて評価します。
POINT 3|2028年度は試験制度が変わる
栃木県はすでに、2028年度採用から第一次選考の共同実施に参加することを正式発表しています。
第1次学力試験は、
2027年6月12日(土)
です。
2027年度採用より約1か月早くなるため、次年度受験生は学習開始時期にも注意が必要です。
1|栃木県教員採用試験の日程
| 選考 | 日程 |
|---|---|
| 出願受付 | 2026年4月3日~5月7日 |
| 第1次試験 | 7月5日 |
| 第1次結果 | 8月4日公表 |
| 第2次 論作文 | 8月20日 |
| 第2次 個人面接①・② | 8月20日~22日のうち指定された1日 |
| 第2次 実技 | 8月23日 |
| 最終結果 | 9月下旬予定 |
第1次は仙台会場も設置
第1次は栃木県内の、
- 宇都宮白楊高等学校
- 宇都宮工業高等学校
- 栃木県総合教育センター
に加えて、
東北福祉大学 仙台駅東口キャンパス
でも実施されます。
ただし、大学3年生を対象とした特別選考は栃木県内会場のみです。
2|募集校種・採用予定人数
| 募集区分 | 募集人数 |
|---|---|
| 小学校・中学校教諭等 | 405名程度 |
| 高等学校教諭等 | 65名程度 |
| 特別支援学校教諭等 | 40名程度 |
| 養護教諭(小・中) | 5名程度 |
| 養護教諭(高・特) | 若干名 |
小・中405名には別枠を含む
405名程度の中には、
- 小学校英語教育に係る特別選考:30名程度
- 特別支援学級担当に係る特別選考:20名程度
が含まれています。
中学校
募集教科は、
- 国語
- 社会
- 数学
- 理科
- 音楽
- 美術
- 保健体育
- 技術
- 家庭
- 英語
です。
高等学校
2027年度採用では、
- 国語
- 地理
- 歴史
- 公民
- 数学
- 物理
- 化学
- 生物
- 音楽
- 保健体育
- 家庭
- 福祉
- 英語
- 情報
- 農業
- 電気
- 機械
- 建築
- 商業
などを募集しています。
3|応募者数・倍率
2027年度採用の応募者数は、
1,712名
です。
これは大学3年生を対象とした特別選考の応募者を除いた数です。
前年より45名減少しました。
大学3年生選考は558名
大学3年生を対象とした特別選考には、
558名
が応募しました。
前年より134名増加しています。
全体の「公式倍率」は一括公表されていない
栃木県は、小学校・中学校を合計405名程度として募集し、さらに養護(高・特)を「若干名」としているため、2026年8月11日時点の公式応募状況では、全区分をまとめた公式応募倍率を公表していません。
そのため、このページでも1,712名を募集人数で単純に割った数字を「公式倍率」としては掲載していません。
倍率は校種・教科別に見る
過年度の最終倍率では、
- 小学校は比較的低倍率
- 中学校は教科差が大きい
- 高校は中学校より高倍率になりやすい
- 養護教諭は高倍率になりやすい
という傾向があります。
「栃木県全体」ではなく、自分の校種・教科まで確認することが重要です。
4|第1次試験の結果
2027年度採用の第1次試験は2026年7月5日に実施され、8月4日に合格者の受験番号が公式発表されました。
令和9年度栃木県公立学校新規採用教員選考 第1次試験合格者番号
栃木県は現在、校種・教科別の合格者を受験番号で公開しています。
不合格者と大学3年生対象特別選考の全受験者には、8月4日に結果通知が発送されています。
第1次の合格条件に注意
一般選考では、まず、
一般教養
60点以上が基準です。
ただし、全体平均が60点未満の場合は、平均点を基準点とします。
専門科目
各区分・教科等の平均点以上
が必要です。
この2つの条件を満たした受験者を審議対象とし、その中から専門科目の得点上位者を中心に第1次合格者を決定します。
つまり、一般教養には足切りがあり、専門教養は最終的な順位にも大きく関わります。
5|栃木県教採の試験内容
第1次|一般選考
- 一般教養・教職教養
- 専門科目
が基本です。
一般教養・教職教養
- 試験時間:50分
- 問題数:50問
- 配点:100点
- 形式:選択式
専門科目
- 試験時間:80分
- 配点:100点
小学校
共通問題として、
- 国語
- 社会
- 算数
- 理科
- 英語
- 音楽
- 美術
- 体育
- 家庭
が出題されます。
配点は、
- 国語・社会・算数・理科:各15点
- 英語・音楽・美術・体育・家庭:各8点
の計100点です。
中学校・高等学校・養護
校種・教科・科目等別の専門問題が実施されます。
特別支援学校
特別支援教育の専門に関する問題です。
6|選考における評価の観点等
栃木県は2027年度採用について、個人面接・論作文の評価観点を公式に公表しています。
個人面接①|総合的な資質・能力
- 面接委員:3名
- 民間企業の人事担当者等・行政職員を含む
- 時間:15~20分程度
- 評価:A~Eの5段階
公式評価観点
人間性・協調性・堅実性
です。
人間性
教師として児童生徒・保護者・同僚から信頼される人間性があるか。
協調性
組織の一員として周囲と協力して仕事を進められるか。
堅実性
責任感を持ち、落ち着いて誠実に職務へ取り組めるか。
個人面接②|実践的な指導力
- 面接委員:教育行政職員3名
- 時間:15~20分程度
- 評価:A~Eの5段階
公式評価観点
指導力・対応力・判断力
です。
指導力
児童生徒へ適切な教育的働き掛けができるか。
対応力
児童生徒・保護者・学校現場の具体的な状況へ対応できるか。
判断力
状況を正確に把握し、教師として適切な判断を下せるか。
個人面接②には指導の実演も
2027年度の第2次案内では、個人面接②の一部で、
- 「個別対応」
- 「全体指導」
に関する指導の実演を行うことが明示されています。
「個別対応」では、面接委員を児童生徒または保護者に見立て、実際の場面を想定して対応します。
「全体指導」では、与えられた課題について、学級・集団を想定した声掛けを実演します。
栃木県では、面接対策と場面指導対策を分けずに準備することが重要です。
論作文
対象は、
- 高等学校教諭
- 特別支援学校教諭
- 養護教諭(高・特)
です。
- 試験時間:50分
- 字数:600~1,000字
公式評価観点
- 課題把握
- 実践意欲
- 文章構成
です。
7|大学3年生・免除・加点・特別選考
大学3年生を対象とした特別選考
2027年度採用では、募集する全校種・全教科が対象です。
2026年の応募者は、
558名
でした。
3年生時の試験内容
第1次試験と同様に、
- 一般教養・教職教養
- 専門科目
を受験します。
通過すると翌年の第1次を免除
大学3年生時の選考を通過し、翌年度も同じ校種・教科等を受験する場合は、第1次試験が免除され、第2次から受験できます。
異なる校種・教科等を受験する場合でも、現行制度では一般教養・教職教養を免除して受験できる場合があります。
小学校と中学校の併願
一般選考などでは、
- 第1志望:小学校 → 第2志望:中学校
- 第1志望:中学校 → 第2志望:小学校
という形で、条件を満たせば併願できます。
主な特別選考
- 障害のある方を対象とした特別選考
- 小学校における英語教育に係る特別選考
- 特別支援学級担当に係る特別選考
- 講師等経験者特別選考
- 特定の資格や経歴による特別選考
- ネイティブ英語教員の特別選考
- 大学推薦特別選考
- 前年度大学3年生選考通過者による特別選考
- 前年度第2次試験Aランク特別選考
- 現職教諭等特別選考
- 育児・介護等を理由に退職した人への特別選考
社会人経験者への特例
2027年度採用から、教員免許状を持っていない社会人経験者にも、小・中学校教員を目指せる特例が新設されました。
一定の民間企業・官公庁等での勤務経験などの条件を満たし、合格後に指定された期間内で免許取得を目指す制度です。
加点制度
複数免許状、特別支援学校免許、英語資格など、志願区分に応じた加点制度があります。
加点の対象・点数は校種や選考区分によって異なるため、最新の選考要項を必ず確認してください。
8|栃木県教採の過去問を確認する
栃木県教採では、過去問を使って、
- 一般・教職教養50問の構成
- 専門科目の問題量
- 小学校各教科の配点
- 論作文テーマ
- 個人面接
- 指導実演
- 実技試験
まで確認しましょう。
2028年度受験生は注意
2028年度採用から第1次で共同問題を使用するため、従来の栃木県の過去問だけでは問題構成が変わる可能性があります。
2027年度までの過去問は、
- 出題分野
- 栃木県が重視してきた内容
- 自分の基礎力確認
に活用し、新制度のモデル問題も併せて確認しましょう。
9|教職教養の出題傾向
栃木県では、教職教養が一般教養と一体になっています。
近年は、
- 教育原理
- 教育法規
- 教育心理
- 教育史
などが中心です。
過去数年で確認しておきたい分野
- 学習指導要領
- 生徒指導
- 教育関係法規
- 教育心理
- 教育時事
- 特別支援教育
- 人権教育
STUDY POINT
一般教養と合わせて50問を50分で解くため、
1問あたり約1分
のスピードが必要です。
用語を「見れば分かる」だけでなく、短時間で正答を選べる状態まで仕上げましょう。
10|一般教養も得点源にする
一般教養では、
- 国語
- 英語
- 数学
- 歴史
- 地理
- 政治・経済
- 物理
- 化学
- 生物
- 地学
などから出題されます。
基準点60点に注意
一般教養には原則として60点の基準点があります。
専門科目が得意でも、一般・教職教養が基準点に届かなければ第1次の審議対象になれません。
STUDY POINT
まず、
「一般・教職で安定して60点を超える」
状態をつくり、その上で専門科目の得点を伸ばしましょう。
11|専門教養は第1次合格を左右する
専門科目は、
- 試験時間:80分
- 配点:100点
です。
平均点以上が必要
専門科目は、原則として各区分・教科の平均点以上が第1次審議対象になる条件です。
さらに、その条件を満たした受験者の中から、専門科目の得点上位者を中心に第1次合格者を決定します。
STUDY POINT
栃木県では、
一般・教職=足切りを超える安定力
専門=合格順位を上げる得点力
という意識で学習計画を立てると整理しやすくなります。
12|論作文対策
論作文はすべての受験者に課されるわけではありません。
対象
- 高等学校教諭
- 特別支援学校教諭
- 養護教諭(高等学校・特別支援学校)
試験概要
- 試験時間:50分
- 文字数:600~1,000字
今日的な教育課題について、客観的に自分の意見・考えをまとめながら、教師としての資質・能力・意欲が問われます。
公式評価観点
- 課題把握
- 実践意欲
- 文章構成
STUDY POINT
栃木県の論作文では、
教育課題を正しく捉える → 自分の考えを示す → 教師として何を実践するかを書く
という流れをつくりましょう。
13|求める教師像・主要な教育施策・栃木県特有の知識
人物試験対策に入る前に、栃木県がどのような教師を求め、どのような教育を目指しているのかを確認しましょう。
とちぎの求める教師像
栃木県は、
「自信と誇りをもって子どもたちと向き合える教師」
を掲げています。
1|人間性豊かで信頼される教師
求められるのは、
- 豊かな人間性
- 社会性
- 常識・教養
- 礼儀
- コミュニケーション能力
です。
保護者・地域と連携し、教師自身が学び続ける姿勢も信頼につながるとされています。
2|幅広い視野と確かな指導力をもった教師
研究と修養に努め、
- 幅広い視野
- 教養
- 確かな指導力
を身に付けることが求められています。
3|教育的愛情と使命感をもった教師
教師として、
- 使命感
- 誇り
- 子どもへの愛情
- 責任感
を持つことが重要です。
とちぎ教育ビジョン(2026~2030)
2026年度から、栃木県では新しい「とちぎ教育ビジョン(2026~2030)」がスタートしました。
計画期間は、
2026年度~2030年度
です。
基本的な考え方
学校の安全管理、体罰の根絶、いじめ・不登校への対応など、誰もが安全・安心して過ごせる教育環境を大前提としています。
その上で、一人ひとりが多様で豊かな可能性を開花させ、幸せや生きがいを感じながら、多様な人々と協働してよりよい未来を描ける教育を目指しています。
「一人一人のこどもを主語にする教育」
新しいビジョンで特に重要なのが、
「一人一人のこどもを主語にする教育」
です。
教師の役割についても、
子どもたちの主体的な学びへの効果的な「支援・伴走」へ転換する
ことが示されています。
5つの基本目標
- ふるさとの未来を担う力を育む
- 新たな価値を創造する力を育む
- ともに幸せや生きがいを感じる社会を創る力を育む
- 未来を見据えた質の高い教育環境をつくる
- 誰もが安全に安心して学べる学校をつくる
栃木県で確認したい教育テーマ
- 一人一人のこどもを主語にする教育
- 主体的な学びへの支援・伴走
- 確かな学力
- 個別最適な学び
- 協働的な学び
- 探究的な学び
- ICT・教育DX
- いじめ・不登校
- 特別支援教育
- 人権教育
- ふるさと学習
- キャリア教育
- 学校・家庭・地域との連携
- 学校安全
- 教員の働き方改革
「教師は伴走者」という視点
面接では、教師が一方的に答えを教えるだけではなく、
子どもの考えや可能性を引き出し、主体的な学びを支援する
という視点を持っておきましょう。
14|重要な資料
栃木県教採を受験する方は、少なくとも次の資料を確認しておきましょう。
① 最新年度の選考要項・選考基準
募集人数、日程、筆記試験、特別選考、加点制度、評価観点を確認する最重要資料です。
② とちぎの求める教師像
人物試験対策の土台になる資料です。
③ とちぎ教育ビジョン(2026~2030)
2026年度にスタートした、現在の栃木県教育の中心資料です。
④ 栃木県教員育成指標
採用後も含め、栃木県が教師にどのような資質・能力を身に付けていくことを期待しているのかを確認する資料です。
資料を丸暗記する必要はありません。
「栃木県は何を大切にしているのか」「その中で自分なら教師として何を実践するのか」という視点で読みましょう。
15|個人面接・場面指導対策
栃木県の第2次では、2種類の個人面接があります。
個人面接①|総合的な資質・能力
- 15~20分程度
- 面接官3名
- 民間企業人事担当者等・行政職員を含む
主に、
人間性・協調性・堅実性
を見ます。
個人面接②|実践的な指導力
- 15~20分程度
- 教育行政職員3名
主に、
指導力・対応力・判断力
を見ます。
2027年度は「個別対応+全体指導」の実演
現在年度の第2次案内では、面接②の一部で、
- 個別対応
- 全体指導
の実演を行うことが正式に示されています。
個別対応
面接委員を児童生徒または保護者に見立て、実際に話し掛けながら対応します。
全体指導
学級・集団を想定し、与えられた課題について全体への声掛けを行います。
STUDY POINT
答えを説明するだけでは不十分です。
教師として実際にどのように声を掛けるか
まで練習しましょう。
16|面接での質問例
過去の面接情報と現在年度の評価観点から、栃木県教採で準備しておきたい質問例を整理しました。
志望・自己理解
- 教師を志望した理由を教えてください。
- なぜ栃木県の教員を志望したのですか。
- あなたの長所と短所を教えてください。
- 周囲からどのような人だと言われますか。
- これまで最も力を入れたことは何ですか。
- その経験を教師としてどう生かしますか。
授業・専門性
- あなたが考える「分かる授業」とは何ですか。
- 児童生徒が主体的に学ぶ授業をどうつくりますか。
- ICTをどのように活用しますか。
- 学習につまずく児童生徒にどう対応しますか。
- 教師として専門性を高めるために何をしますか。
児童生徒対応
- いじめを把握した場合、まず何をしますか。
- 不登校傾向の児童生徒にどう関わりますか。
- 授業に参加しようとしない児童生徒にどう声を掛けますか。
- 友人関係で悩んでいる児童生徒にどう対応しますか。
- 特別な支援が必要な児童生徒にどう対応しますか。
保護者対応
- 保護者から厳しい意見を受けた場合、どう対応しますか。
- 保護者があなたの指導に納得していない場合、どうしますか。
- 家庭との信頼関係をどのように築きますか。
学校組織・協働
- 同僚と意見が異なった場合、どうしますか。
- 一人では解決できない問題が起きたらどうしますか。
- 学校組織の一員として何を大切にしますか。
- 教育公務員として大切なことは何ですか。
- 教員の不祥事を防ぐために何が必要だと考えますか。
栃木県の教育
- 「とちぎの求める教師像」について知っていることを教えてください。
- 3つの教師像の中で、あなたが特に大切にしたいものは何ですか。
- とちぎ教育ビジョンについて知っていることを教えてください。
- 「一人一人のこどもを主語にする教育」をどう実践しますか。
- 教師が「伴走者」になるとは、どのようなことだと考えますか。
- 栃木県の教育課題として何があると考えますか。
個別対応で準備したい場面
- 「学校に行きたくない」と話す児童生徒
- 友人に悪口を言われたと相談する児童生徒
- 授業中に繰り返し私語をする児童生徒
- 課題に取り組もうとしない児童生徒
- 指導に納得できないと訴える保護者
全体指導で準備したい場面
- SNSの使い方
- いじめ防止
- 学級のルール
- 学校行事への取組
- 友人関係
- 長期休業前後の生活
質問例を丸暗記するのではなく、評価観点である「人間性・協調性・堅実性」「指導力・対応力・判断力」が伝わる回答をつくりましょう。
17|実技試験対策
第2次では、中学校・高校の一部教科で実技試験があります。
音楽
- 聴音
- 視唱
- ピアノ実技
- 弾き歌い
- 専門実技
合計100点です。
美術|中学校
- 平面作品
- 立体作品制作
合計100点です。
保健体育
- 器械運動
- 陸上競技
- ダンス
- 球技から1種目
- 武道から1種目
合計100点です。
技術|中学校
- プログラミング
- 木工製品の製作
家庭
- 調理
- 裁縫
英語
英語によるインタビュー
情報|高校
Pythonによるプログラミング
電気
回路の製作
機械・建築
製図
実技試験は各100点満点です。
18|2027年度採用の主な変更・注目点
① ネイティブ英語教員特別選考を新設
高校英語を対象に、ネイティブ英語教員の特別選考が新設されました。
一定の条件を満たせば、教員免許状を持っていない人も受験できます。
書類選考を通過した対象者は、第1次の一般教養や第2次の英語実技が免除される制度があります。
② 社会人経験者に対する特例を新設
一定の民間企業・官公庁等での勤務経験を持つ社会人について、出願時に教員免許状を持っていなくても小・中学校を受験できる制度が始まりました。
③ 追加合格者制度を新設
最終結果発表後から12月上旬頃までに、募集区分に応じて、第2次不合格者のうちAランクの人から追加合格を出す場合があります。
④ 第1次会場を変更
県内第1次会場を3会場とし、仙台会場も設置しています。
⑤ 大学3年生選考の応募者が増加
大学3年生選考は、
- 2026年:558名
- 前年比:134名増
となり、大学3年次から受験する流れが大きくなっています。
NEXT|2028年度栃木県教採は「共同実施」が正式決定
2028年度(令和10年度)採用については、すでに栃木県教育委員会から重要な公式発表が出ています。
第一次選考の共同実施に参加
栃木県は、
「教員採用選考に係る第一次選考の共同実施に関する自治体協議会」
に参画します。
2028年度採用から、「共通問題配布方式」の共通問題を使用します。
第1次試験日は2027年6月12日
正式発表されている第1次学力試験日は、
2027年6月12日(土)
です。
2027年度採用の開始が7月5日から、約3週間早まります。
教養試験
栃木県は、共同問題について、
一般教養
地方公務員採用試験(上級)の教養試験と同程度の難易度・出題
を想定しています。
教職教養
教員資格認定試験「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」と同程度
を想定しています。
専門教養
文部科学省の委託事業で作成されたモデル問題と同程度の難易度・出題を想定しています。
「今までの栃木県問題だけ」では不十分になる
2028年度受験生は、
- 従来の栃木県過去問
- 共同実施のモデル問題
- 一般教養
- 教職教養
- 専門教養
を組み合わせて対策する必要があります。
詳細な問題構成は最新発表を確認
2026年8月11日時点では、共同実施への参加、第1次試験日、出題方針までは公式発表済みです。
一方、募集人数、配点、各試験時間、第2次の詳細などをまとめた2028年度採用の正式な選考要項は今後公表されます。
19|栃木県教採を受けるなら、まずここから
FIRST ACTION
1|2027年度か2028年度かを確認する
2028年度採用から第1次試験の問題制度が変わります。
2|自分の選考区分を確認する
一般選考だけでなく、大学3年生、大学推薦、講師経験、社会人経験など多くの制度があります。
3|過去問を1年分解く
一般・教職教養50問と専門科目の現在地を確認しましょう。
4|一般・教職はまず60点を超える
原則として第1次の基準点です。
5|専門教養を得点源にする
専門は平均点以上が必要で、第1次合格順位にも大きく影響します。
6|とちぎの求める教師像を読む
特に、
- 人間性豊かで信頼される教師
- 幅広い視野と確かな指導力
- 教育的愛情と使命感
を自分の経験と結び付けましょう。
7|とちぎ教育ビジョンを読む
特に、
「一人一人のこどもを主語にする教育」
を理解しましょう。
8|2種類の面接を分けて練習する
個人面接①は、
人間性・協調性・堅実性
個人面接②は、
指導力・対応力・判断力
です。
同じ回答を繰り返すのではなく、それぞれ何を評価されているのかから逆算して準備しましょう。
20|栃木県教採には、栃木県教採の対策を。
全国の教員採用試験には共通する部分があります。
しかし栃木県には、
- 一般・教職教養50分・50問・100点
- 専門科目80分・100点
- 一般・教職の基準点
- 専門科目平均点以上という条件
- 個人面接①
- 個人面接②
- 個別対応・全体指導の実演
- 対象者の論作文
- 実技試験
- 大学3年生特別選考
- 追加合格者制度
- 2028年度からの共同実施
という特徴があります。
だからこそ教採スクールでは、
受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策
という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。
教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。
さらに、栃木県の基準点や選考方法を踏まえ、
「一般・教職を安定させる」+「専門で得点を伸ばす」
という学習戦略を立てます。
人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、個人面接①・②、個別対応、全体指導、論作文まで対策します。
講師経験者であれば、学校での実践や日々の悩みについて相談することもできます。
大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。
全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。
LINE登録者限定
もっと詳しく栃木県教採を分析したい方へ
このページでは、試験制度、応募状況、筆記試験、公式評価観点、栃木県の教育、面接質問例までを公開しています。
さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。
① 栃木県教採|筆記試験攻略DATA
- 年度別出題分析
- 教職教養の頻出分野
- 一般教養対策
- 専門教養対策
- 校種・教科別分析
- 一般教養60点基準対策
- 専門科目平均点対策
- 2028年度共同問題対策
- 学習優先順位
② 栃木県教育徹底研究
- とちぎの求める教師像
- とちぎ教育ビジョン2026~2030
- 栃木県教員育成指標
- 一人一人のこどもを主語にする教育
- 主体的な学びへの支援・伴走
- 確かな学力
- 教育DX・ICT
- いじめ・不登校対策
- 特別支援教育
- 栃木県志望理由へのつなげ方
③ 栃木県教採|人物試験攻略ガイド
- 個人面接①対策
- 個人面接②対策
- 過去の面接質問
- 個別対応対策
- 全体指導対策
- 論作文対策
- 質問の意図
- 深掘り質問対策
- 回答の組み立て方
- 公式評価観点から考える回答づくり
LINE登録後、
「栃木県対策希望」
と送信してください。
登録後メッセージに「栃木県対策希望」とお送りください。
「一般・教職教養を何から始めればよいか分からない」
「専門教養でどこまで取ればよいか分からない」
「2種類の面接をどう分けて対策すればよいか分からない」
「個別対応・全体指導の練習をしたい」
「2028年度の共同問題にどう対応すればよいか知りたい」
という方には、無料学習相談も受け付けています。
栃木県教採のよくある質問
Q.2027年度栃木県教採の募集人数は?
小・中学校等405名程度、高校65名程度、特別支援40名程度、養護(小・中)5名程度、養護(高・特)若干名です。
Q.2027年度栃木県教採の応募者数は?
大学3年生を対象とした特別選考を除いて1,712名です。
Q.公式倍率は?
2026年8月11日時点の公式応募状況では、全区分をまとめた倍率は一括公表されていません。
募集が「小・中合わせて405名程度」「養護高・特は若干名」などとなっているため、このページでも単純計算した数字を公式倍率として掲載していません。
Q.一般教養はありますか?
はい。教職教養を含む一般教養試験があります。
Q.一般・教職教養は何分ですか?
50分・50問・100点です。
Q.一般教養に足切りはありますか?
はい。原則60点が基準点です。
ただし、全体平均が60点未満の場合は平均点が基準になります。
Q.専門教養は?
80分・100点です。
原則として各区分・教科の平均点以上が必要です。
Q.面接は何回ありますか?
2回です。
個人面接①「総合的な資質・能力」と、個人面接②「実践的な指導力」があります。
Q.面接①の評価観点は?
人間性・協調性・堅実性です。
Q.面接②の評価観点は?
指導力・対応力・判断力です。
Q.場面指導はありますか?
2027年度第2次では、個人面接②の一部で「個別対応」と「全体指導」の実演を行います。
Q.論作文は全員ですか?
いいえ。
高校、特別支援学校、養護教諭(高・特)が対象です。
Q.論作文の時間・文字数は?
50分・600~1,000字です。
Q.大学3年生でも受験できますか?
はい。大学3年生を対象とした特別選考があります。
2026年の実施では558名が応募しました。
Q.栃木県が求める教師像は?
中心となる3つは、
- 人間性豊かで信頼される教師
- 幅広い視野と確かな指導力をもった教師
- 教育的愛情と使命感をもった教師
です。
Q.2028年度採用は共同実施になりますか?
はい。正式に決定しています。
栃木県は第一次選考共同実施に参加し、共通問題配布方式による第1次学力試験を実施します。
Q.2028年度採用の第1次試験日は?
2027年6月12日(土)です。
Q.2028年度は何を勉強すればよいですか?
栃木県が公式に示した共同実施の出題方針では、一般教養・教職教養・教科専門が対象です。
2027年度までの栃木県過去問だけでなく、共同実施のモデル問題も確認しながら準備しましょう。
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