東京都教員採用試験ガイド

日程・採用予定数・倍率・過去問・出題傾向・論文・面接対策

東京都教員採用試験を受験する方に向けて、日程、採用見込者数、応募者数、倍率、第1次選考結果、試験内容、過去問、教職教養・専門教養の出題傾向、論文、個人面接、実技試験対策までをまとめました。

2027年度採用では、採用見込者数は3,405名。大学3年生前倒し選考を除く応募者数は10,728名で、公式応募倍率は3.2倍です。

これとは別に、大学3年生前倒し選考(3年次受験)には3,685名が応募しました。

2026年8月11日時点では第1次選考まで終了しており、2027年度採用分では5,707名が第1次選考に合格した。大学3年生前倒し選考では3,420名が受験し、2,762名が選考を通過しています。

第2次選考は2026年8月15日~17日に個人面接、対象者は8月23日に実技試験を受験し、最終結果は2026年9月30日に発表予定です。


東京都教育委員会・教員採用試験 公式情報

東京都教員採用試験を受験する方は、出願前・受験前に必ず最新の公式情報を確認してください。

東京都教育委員会

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/

東京都公立学校教員採用ポータルサイト

https://www.kyoinsaiyopr.metro.tokyo.lg.jp/

2027年度採用 実施要綱

https://www.kyoinsaiyopr.metro.tokyo.lg.jp/recruit/information.html

最新の募集校種・採用見込者数、選考区分、試験内容、評価観点、大学3年生前倒し選考、SPI3利用、過去問題などを確認できます。


2027年度 東京都教採を30秒で確認

項目 内容
採用見込者数 3,405名
応募者数 10,728名
応募倍率 3.2倍
大学3年生前倒し応募者 3,685名
申込期間 2026年3月27日~5月7日
第1次選考 2026年7月5日
第1次結果 2026年8月4日
第2次 面接 2026年8月15日~17日
第2次 実技 2026年8月23日
最終結果 2026年9月30日
第1次 教職教養+専門教養+論文
第2次 個人面接+対象者は実技
大学3年生前倒し選考 あり
SPI3利用 対象選考で利用可能
地方会場 仙台・大阪・福岡

※応募者10,728名・倍率3.2倍には、大学3年生前倒し選考(3年次受験)の3,685名は含まれていません。


東京都教採は、ここを押さえる

POINT 1|第1次は「教職教養+専門教養+論文」

東京都の一般選考では、第1次で、

  • 教職教養
  • 専門教養
  • 論文

が課されます。

しかも3つの試験それぞれに基準点が設けられていると言われています。

総合点だけを高くするのではなく、各試験をバランスよく仕上げる必要があります。

POINT 2|専門教養には「基準点」

小学校全科、国語、社会、理科、保健体育、農業、工業、特別支援学校など、一部の校種・教科では専門教養の中にも基準点があるとされています。

例えば小学校全科では、

  • 国語
  • 社会
  • 算数
  • 理科
  • 英語

の5分野それぞれに基準があるとされています。

得意科目だけで点数を稼ぐ学習では対応できない点に注意が必要です。

POINT 3|第2次は「面接票+個人面接」

第2次では、あらかじめ作成して当日提出する面接票をもとに個人面接が行われます。

公式の主な評価観点は、

  • 教職への理解
  • 教科等の指導力
  • 対応力
  • 将来性
  • 心身の健康と人間的な魅力等

です。


1|東京都教員採用試験の日程

選考 日程
申込開始 2026年3月27日10時
申込締切 2026年5月7日18時
第1次選考 7月5日
キャリア論文選考 7月12日
第1次結果 8月4日
第2次 面接 8月15日・16日・17日の指定日
第2次 実技 8月23日
最終結果 9月30日

第1次は地方会場もあります

一般選考等の一部では、東京都内だけでなく、

  • 宮城県仙台市
  • 大阪府大阪市
  • 福岡県福岡市

にも第1次会場が設けられます。

全国で東京都教員採用試験を受験しやすい仕組みになっています。


2|募集校種・採用見込者数

2027年度採用の採用見込者数は全体で3,405名です。

主な校種・区分 採用見込者数
小学校全科 1,190名
中学校・高等学校共通 1,190名
小学校・中学校共通 100名
小学校・中学校・高等学校共通 250名
中学校 技術 30名
高等学校 70名
特別支援学校 小学部 130名
特別支援学校 中・高等部等 280名
養護教諭 120名
一部の特別選考 別途人数設定あり

小学校全科には英語コースもあります

小学校全科1,190名の中には、小学校全科(英語コース)があります。

英語コースは、小学校免許に加えて中学校または高等学校の英語免許が必要です。

東京都は「校種共通」の募集が多い

東京都では、

  • 中学校・高等学校共通
  • 小学校・中学校共通
  • 小学校・中学校・高等学校共通

といった募集区分があります。

受験する教科によって必要な免許状や配置される校種が異なるため、必ず実施要綱を確認しましょう。


3|応募者数・倍率

2027年度採用の応募者数は10,728名です。

前年の11,012名から284名減少しました。

一方、採用見込者数は3,405名で、公式応募倍率は3.2倍。前年の3.1倍からわずかに上昇しています。

主な区分 応募者数 応募倍率
小学校全科
(英語コース含む)
2,813名 2.4倍
中・高共通及び
小・中・高共通
5,510名 3.8倍
特別支援学校 661名 1.6倍
全体 10,728名 3.2倍

大学3年生前倒し選考は別枠

大学3年生前倒し選考には3,685名が応募しています。

これは10,728名には含まれていません。

過去6年間の応募倍率

採用年度 応募倍率
2022年度 3.9倍
2023年度 3.3倍
2024年度 2.7倍
2025年度 2.6倍
2026年度 3.1倍
2027年度 3.2倍

全体倍率だけでなく、自分が受験する校種・教科まで確認することが重要です。


4|第1次選考の結果

2027年度採用分の第1次選考は2026年7月5日に実施され、8月4日に結果が発表されました。

公表された結果の集計では、

  • 応募者:10,728名
  • 第1次合格者:5,707名

となっています。

主な区分 応募者 第1次合格者
小学校全科 2,813名 2,188名
中学校・高等学校共通 4,077名 2,007名
小学校・中学校共通 340名 142名
小・中・高共通 1,433名 460名
中学校 技術 37名 28名
高等学校 213名 103名
特別支援学校 661名 630名
養護教諭 1,113名 149名

※第1次合格者数には、併願による合格者を含むため、区分別の合計と全体人数が一致しない場合があります。また、東京都は第1次の受験者数を公表していません。

養護教諭は第1次から競争が厳しい

養護教諭は応募者1,113名に対して第1次合格が149名となっています。

東京都全体の数字だけを見るのではなく、自分の受験区分で競争状況を確認しましょう。


5|東京都教採の試験内容

第1次選考

一般選考の選考方法Aでは、

  • 教職教養
  • 専門教養
  • 論文

を受験します。

教職教養

  • 試験時間:60分
  • 形式:択一式・マークシート

東京都公立学校の教員として職務を遂行する上で必要な、教育に関する法令・理論等が出題されます。

専門教養

  • 試験時間:60分
  • 形式:主として多肢選択・マークシート

受験する教科・科目の授業等を行うために必要な専門的教養が問われます。

論文

  • 試験時間:70分
  • 文字数:1,050字以内
  • 形式:35字×30行

教育に関する課題について論述します。

SPI3を利用できる選考もある

対象となる社会人経験者等の選考では、教職教養に代えて適性検査(SPI3)を利用できる制度があります。

2027年度採用では102名がSPI3利用を申し込んでいます。

第2次選考

第2次では、

  • 個人面接
  • 対象者は実技試験

が行われます。


6|選考における評価の観点等

東京都は最新の実施要綱で、論文・個人面接・実技の評価観点を公式に公表しています。

第1次|各試験に基準点

第1次では、

  • 教職教養(SPI3を含む)
  • 専門教養
  • 論文

それぞれに基準点があります。

基準点を満たした受験者の中から、高得点順に第1次合格者が決定されます。

専門教養|基準点

さらに一部の校種・教科では、専門教養の中にも分野別の基準点があるとされている点です。

そのため、総合点だけではなく苦手分野をつくらないことが重要です。

論文の公式評価観点

論文では、主に、

  • 課題把握
  • 教師としての実践的指導力
  • 論理的表現力

などが評価されます。

単なる一般論ではなく、教師として具体的に何をするのかまで書くことが重要です。

個人面接の公式評価観点

個人面接では、

  • 教職への理解
  • 教科等の指導力
  • 対応力
  • 将来性
  • 心身の健康と人間的な魅力等

が評価されます。

面接票を基に質問される

第2次では、受験者があらかじめ作成し、面接当日に提出する「面接票」を基に質疑応答が行われます。

書いた内容を暗記するのではなく、

「なぜ?」「具体的には?」「教師としてどう生かす?」

という深掘りに対応できるようにしましょう。


7|大学3年生・免除・特別選考

大学3年生前倒し選考

東京都では、大学3年生等が1年前倒しで受験できる「大学3年生前倒し選考(3年次受験)」を実施しています。

2026年実施では、

  • 応募者:3,685名
  • 受験者:3,420名
  • 通過者:2,762名
  • 通過率:80.8%

となりました。

通過すると翌年「教職+専門」が免除

2026年の大学3年生前倒し選考を通過した人は、2027年に実施される2028年度採用選考で、同じ校種・教科・科目等を受験する場合、

  • 教職教養
  • 専門教養

が免除されます。

改めて出願し、3年生前倒し通過者選考(4年次受験)を受ける必要があります。

3年生前倒し通過者選考

2027年度採用では、前年の3年生前倒し選考通過者を対象とした4年次受験に2,394名が応募しています。

主な選考制度

  • 一般選考
  • 国公立学校の教員経験者を対象とした特例選考
  • 東京都の正規教員経験者を対象とした選考
  • 臨時的任用教員等経験者
  • 社会人経験者
  • スポーツ・文化・芸術等の実績を持つ人
  • 大学推薦
  • 東京教師養成塾生
  • 国際貢献活動経験者特別選考
  • 在外教育施設等経験者
  • 障害のある人を対象とした選考
  • カムバック採用
  • キャリア採用

自分に合った選考区分を確認する

東京都は選考ルートが非常に多い自治体です。

一般選考だけを前提にせず、自分の教職経験・社会人経験・資格・大学での状況から利用できる制度を確認しましょう。


8|東京都教採の過去問を確認する

東京都は、教員採用ポータルサイトで最新年度を含む過去の試験問題・正答・配点等を公開しています。

東京都教員採用試験 過去問題

確認しておきたいもの

  • 教職教養
  • 専門教養
  • 論文
  • 正答
  • 配点
  • 実技試験の内容

過去問の使い方

過去問は、

「何点取れたか」だけを見るものではありません。

  • どの分野が繰り返し出るか
  • 60分でどこまで処理できるか
  • 専門教養の苦手分野はどこか
  • 論文で何を求められているか

を確認し、学習の優先順位を決めましょう。


9|教職教養の出題傾向

東京都の教職教養は60分・択一式です。

東京都公立学校の教員として必要となる教育に関する法令や理論等が出題されます。

確認しておきたい主な分野

  • 教育原理
  • 教育法規
  • 教育心理
  • 学習指導要領
  • 生徒指導
  • 特別支援教育
  • 人権教育
  • 教育時事
  • 東京都の教育施策

STUDY POINT

単に制度名・法令名を暗記するだけではなく、

「東京都の学校現場で、教師としてどう考えるか」

まで理解して学習しましょう。


10|一般教養の独立試験はない

2027年度採用の東京都教採では、国語・数学・社会・理科などを幅広く問う独立した一般教養試験はありません。

第1次の中心は、

  • 教職教養
  • 専門教養
  • 論文

です。

そのため東京都だけを受験する場合は、現在の試験制度に合わせて学習時間を配分しましょう。


11|専門教養は「苦手分野を残さない」

専門教養は60分で、主として多肢選択による客観式・マークシート方式です。

受験する校種・教科・科目に必要な専門的教養が問われます。

小学校全科

専門教養には、

  • 国語
  • 社会
  • 算数
  • 理科
  • 英語

の5分野それぞれに最低基準があります。

中高の一部教科も基準あり

例えば、

  • 国語:現代文・古典
  • 社会:地理・歴史・公民・選択分野
  • 理科:共通分野+専門分野
  • 保健体育:体育・保健
  • 農業・工業:共通分野+専門分野

などに分かれます。

STUDY POINT

東京都では、

得意分野で高得点を取る+苦手分野でも基準を確実に超える

という両方の視点が必要です。


12|論文対策

東京都の第1次では、論文が重要です。

  • 試験時間:70分
  • 文字数:1,050字以内

公式評価観点

  • 課題把握
  • 教師としての実践的指導力
  • 論理的表現力

「教育について考えたこと」だけでは不十分

東京都の論文では、

課題を理解する → 教師としてどう考えるか → 学校現場で何を実践するか

まで具体的に書くことが重要です。

近年のテーマから考える

近年は、

  • 多様な考えを尊重すること
  • 児童生徒同士が互いのよさを認めること
  • 主体的に取り組む姿勢
  • 学校生活での成長

など、現在の学校教育と関わるテーマが見られます。

STUDY POINT

教育施策をそのまま書くのではなく、

東京都の教育 → 自分の教育観 → 具体的な学級・授業での実践

までつなげて練習しましょう。


13|求める教師像・主要な教育施策・東京都特有の知識

人物試験対策に入る前に、東京都がどのような教師を求め、どのような教育を進めているのかを確認しましょう。

東京都の教育に求められる教師像

2026年2月に一部改定された最新の指標では、4つの教師像が示されています。

1|教育に対する熱意と使命感を持つ教師

  • 子供に対する深い愛情
  • 教育者としての責任感と誇り
  • 高い倫理観
  • 多様性に配慮した人権意識

2|豊かな人間性と思いやりのある教師

  • 温かい心
  • 柔軟な発想・思考
  • 創造性
  • 幅広いコミュニケーション能力

3|子供のよさや可能性を引き出し伸ばすことができる教師

  • 常に学び続ける意欲
  • 一人一人のよさや可能性を見抜く力
  • 教科等に関する高い指導力

4|組織人として積極的に協働し、互いに高め合う教師

  • 学校経営への参画意欲
  • 協働性
  • 高い志とチャレンジ精神
  • 自他の安全を守る危機管理力

東京都教育ビジョン(第5次)

現在の東京都教育の基本となるのが、東京都教育ビジョン(第5次)です。

計画期間は2024年度~2028年度です。

確認したい3つの方向性

自ら未来を切り拓く力を育てる

変化の激しい社会で、自ら考え、学び、行動できる力を伸ばすことが重要です。

誰一人取り残さない教育

障害、国籍、不登校、家庭環境など、多様な背景を持つ子供一人一人に応じた学びを保障する視点が重要です。

子供の学びを支える学校・教職員の力を高める

学校組織として協働しながら教育の質を高め、教員自身も学び続けることが求められます。

東京都ならではの教育テーマ

  • 多様性を尊重した教育
  • 人権教育
  • 不登校児童生徒への支援
  • 特別支援教育
  • 日本語指導
  • グローバル人材育成
  • デジタルを活用した個別最適な学び
  • 探究的な学び
  • 学校の働き方改革
  • チーム学校
  • 安全・安心な学校づくり

東京の「多様性」をどう捉えるか

東京都は、児童生徒の生活背景、国籍、文化、価値観、教育的ニーズなどが非常に多様な地域です。

面接では、

「多様な子供たちをどう理解し、一人一人のよさや可能性をどう伸ばすのか」

という視点を持っておきましょう。


14|重要な資料

東京都教採を受験する方は、少なくとも次の資料を確認しておきましょう。

① 最新年度の教員採用候補者選考実施要綱

採用見込者数、選考区分、試験内容、最低基準、評価観点などを確認するための最重要資料です。

東京都公立学校教員採用候補者選考 実施要綱

② 東京都公立学校の校長・副校長及び教員としての資質の向上に関する指標

東京都が求める教師像と、教員としてどのような資質・能力を伸ばしていくことを期待しているのかを理解する資料です。

東京都 教員の資質の向上に関する指標

③ 東京都教育ビジョン(第5次)

2024~2028年度の東京都教育委員会の基本的な方針・施策を理解するための中心資料です。

東京都教育ビジョン(第5次)

④ 令和8年度の重点事項

東京都教育委員会が2026年度に何を重点的に進めているのかを把握するための資料です。

東京都教育ビジョン・令和8年度重点事項

すべてを丸暗記する必要はありません。

「東京都は何を大切にしているのか」「その中で自分なら教師として何をするのか」という視点で読みましょう。


15|個人面接対策

東京都の第2次では、個人面接が行われます。

近年の受験報告では、面接時間は30分程度、面接官は3名程度の形式が見られます。

面接票が質問の土台になる

公式実施要綱にも、個人面接は受験者が事前に作成した面接票を基に質疑応答すると明記されています。

したがって、面接票では、

  • 志望理由
  • これまでの経験
  • 自分の強み
  • 教育観
  • 教師として取り組みたいこと

を一貫させておくことが重要です。

場面対応にも備える

東京都では、具体的な学校場面を提示し、教師としてどのように対応するかを確認する質問も多く報告されています。

答えるときは、

事実確認 → 児童生徒の安全・安心 → 組織的な対応 → 保護者・関係機関との連携

という視点を持ちましょう。


16|面接での質問例

過去の受験報告から、東京都教採で準備しておきたい質問例を整理しました。

志望・自己理解

  • 30秒程度で自己PRをしてください。
  • なぜ東京都の教員を志望したのですか。
  • 他の自治体ではなく、東京都で働きたい理由は何ですか。
  • 東京都の教育の魅力は何だと考えますか。
  • 教師を目指したきっかけは何ですか。
  • 教育実習で最も学んだことは何ですか。

授業・児童生徒理解

  • 子供に成功体験を積ませるため、どのような工夫をしますか。
  • 「誰一人取り残さない教育」を授業でどう実現しますか。
  • グループ活動に参加しにくい児童生徒にどう対応しますか。
  • 授業中、何度指導しても落ち着かない児童生徒にどう関わりますか。

生徒指導・危機対応

  • いじめが確認された場合、どのように対応しますか。
  • 児童生徒に虐待が疑われる様子があった場合、どう対応しますか。
  • 学級内で物がなくなることが続いた場合、どのように対応しますか。

保護者・学校組織

  • 保護者との信頼関係をどのように築きますか。
  • 対応が難しい保護者から要望を受けた場合、どうしますか。
  • 自分と考えの異なる同僚と、どのように協働しますか。
  • 地域住民から学校活動について苦情があった場合、どう対応しますか。

東京都の教育

  • 東京都が求める教師像の中で、自分が特に大切にしたいものは何ですか。
  • 東京の多様性を生かした教育を、どのように実践したいですか。
  • 東京都の教育課題として何があると考えますか。

質問を丸暗記するだけでは人物試験対策にはなりません。

東京都の公式評価観点である、


教職への理解
教科等の指導力
対応力
将来性
心身の健康と人間的な魅力

が、自分の回答から伝わるか確認しましょう。


17|実技試験対策

第2次では、対象となる校種・教科で実技試験が実施されます。

音楽

ピアノ伴奏付き歌唱が行われます。

曲想にふさわしい表現の工夫や、基礎的な表現技能などが評価されます。

美術

鉛筆による素描が行われます。

正確な描写や、鉛筆を生かした表現技能などが評価されます。

保健体育

2027年度採用では、

  • 器械運動(跳び箱)
  • 水泳
  • 球技(サッカー)
  • 武道(剣道)

の4種目を行います。

体育実技を指導するために必要な技能が評価されます。

英語

英語ではOral Interviewが行われます。

2027年度採用では、

  • 「東京の魅力」をテーマとした英語スピーチ
  • スピーチ内容についてのディスカッション
  • 授業における指導方法についてのディスカッション

が実施されます。

一定の英語資格を持つ場合は、実技試験が免除される制度もあります。


18|2027年度採用の主な変更点

① 併願できる選考区分を拡大

一般選考、社会人経験者、3年生前倒し通過者に加え、国公立学校における教員経験者も特別支援学校等への併願が可能になりました。

② 併願できる校種・教科を拡大

2027年度採用から、

  • 小・中共通 理科 → 特別支援学校 理科
  • 音楽 → 特別支援学校 音楽
  • 美術 → 特別支援学校 美術
  • 家庭 → 特別支援学校 家庭

など、新たな併願パターンが追加されました。

③ 名簿登載期間延長の対象大学院を拡大

大学院進学・在学による名簿登載期間延長について、対象が専修免許状を取得可能な大学院すべてへ拡大されました。

④ 「障害のある人を対象とした選考」を新設

従来の「障害に配慮した選考」に代わり、障害のある人を対象とした選考が設けられました。

第1次・第2次面接での合理的配慮だけでなく、実技試験についても障害の種別・程度に応じた一部免除や合理的配慮が行われます。


NEXT|2028年度東京都教採の最新情報

2027年に実施される2028年度(令和10年度)採用試験については、2026年8月11日時点で、東京都教育委員会から具体的な実施日程や試験内容をまとめた令和10年度実施要綱はまだ公表されていません。

東京都公立学校教員採用ポータルサイトでは、すでに「令和10年度以降採用」のマイページが用意されていますが、具体的な試験制度は今後の正式発表を確認する必要があります。

大学3年生前倒し通過者については制度が公表済み

2026年に実施された大学3年生前倒し選考を通過した2,762名については、2027年実施の2028年度採用選考で同じ校種・教科・科目等を受験する場合、

  • 教職教養免除
  • 専門教養免除

となることが東京都から正式に公表されています。

具体的な論文・第2次選考などの詳細は、例年3月頃に公表される令和10年度実施要綱を確認してください。

2028年度採用を受験する方へ

現時点で未公表の試験制度を予想して学習方法を大きく変える必要はありません。

教職教養・専門教養・論文の基礎を早めに進めながら、東京都教育委員会の正式発表後に学習計画を調整する

ことが重要です。


19|東京都教採を受けるなら、まずここから

FIRST ACTION

1|自分の選考区分を確認する

東京都には、一般選考だけでなく、大学3年生、社会人、教員経験者、カムバック採用など多くの制度があります。

2|併願制度を確認する

教科・免許によって、特別支援学校などとの併願が可能です。

3|過去問を1年分確認する

最初から高得点を取る必要はありません。

まず「東京都では何が出るのか」を把握しましょう。

4|教職+専門+論文を同時に始める

3試験すべてに最低基準があります。

どれか一つだけを後回しにしないことが重要です。

5|専門教養の分野別基準を確認する

自分の教科に分野別の最低基準がある場合は、苦手分野を残さないようにしましょう。

6|東京都教育ビジョンと教師像を読む

特に、

  • 多様性
  • 誰一人取り残さない教育
  • 個別最適・協働的な学び
  • 人権
  • 組織としての協働

を自分の教育観とつなげましょう。

7|面接票+個人面接を早めに準備する

東京都は面接票を基に質問します。

「何を聞かれるか」だけではなく、「何を評価されるか」から逆算して準備することが重要です。


20|東京都教採には、東京都教採の対策を。

全国の教員採用試験には共通する部分があります。

しかし東京都には、

  • 3,000名を超える大規模採用
  • 教職教養+専門教養+論文
  • 3試験それぞれの最低基準
  • 専門教養の分野別最低基準
  • 面接票を使った個人面接
  • 大学3年生前倒し選考
  • SPI3利用
  • 多様な特例選考
  • 校種をまたぐ併願制度
  • 多様性を重視した東京都教育

という特徴があります。

だからこそ教採スクールでは、


受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策

という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。

教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。

東京都のように一般教養の独立試験がない受験地では、実際の出題内容に合わせて学習の優先順位を調整します。

さらに、専門教養の分野別最低基準や論文まで含め、東京都の試験制度に合わせて対策します。

人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、面接票の作成から個人面接まで対策します。

講師経験者であれば、学校現場での実践や悩みについて相談することもできます。

大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。

全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。


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もっと詳しく東京都教採を分析したい方へ

このページでは、東京都教採の基本情報から、試験内容、出題傾向、論文・面接の公式評価観点、東京都の教育、面接質問例までを公開しています。

さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。

① 東京都教採|筆記試験攻略DATA

  • 年度別出題分析
  • 教職教養の頻出分野
  • 専門教養対策
  • 分野別最低基準対策
  • 校種・教科別対策
  • 論文対策
  • 学習優先順位

② 東京都教育徹底研究

  • 東京都が求める教師像
  • 東京都教育ビジョン(第5次)
  • 令和8年度重点事項
  • 多様性・人権教育
  • 誰一人取り残さない教育
  • 特別支援・不登校支援
  • ICT・デジタル教育
  • 東京都の教育課題
  • 東京都志望理由へのつなげ方

③ 東京都教採|人物試験攻略ガイド

  • 面接票対策
  • 個人面接対策
  • 過去の面接質問
  • 場面対応
  • 質問の意図
  • 回答の組み立て方
  • 深掘り質問対策
  • 東京都の評価観点から考える回答づくり

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「教職教養・専門教養・論文をどう進めればよいか分からない」

「専門教養の分野別最低基準が不安」

「東京都の教育施策を面接にどうつなげればよいか分からない」

「面接票・個人面接まで含めて対策したい」

という方には、無料学習相談も受け付けています。


東京都教採のよくある質問

Q.2027年度東京都教採の採用見込者数は?

3,405名です。

Q.2027年度東京都教採の倍率は?

応募者10,728名、採用見込者3,405名で、公式応募倍率は3.2倍です。

Q.小学校の倍率は?

小学校全科は応募者2,813名、応募倍率2.4倍です。

Q.東京都教採に一般教養はありますか?

2027年度採用では、独立した一般教養試験はありません。

一般選考の第1次は、教職教養・専門教養・論文が中心です。

Q.論文はありますか?

はい。第1次で70分・1,050字以内の論文が実施されます。

Q.第1次は合計点だけで決まりますか?

いいえ。教職教養・専門教養・論文それぞれに基準点があるとされています。

さらに一部の専門教養には分野別の基準点が設けられていると言われています。

Q.大学3年生でも受験できますか?

はい。東京都には大学3年生の前倒し選考があります。

2026年実施では3,420名が受験し、2,762名が通過しました。

Q.大学3年生前倒し選考を通過するとどうなりますか?

翌年、同じ校種・教科等で受験する場合、教職教養と専門教養が免除されます。

Q.面接はありますか?

はい。第2次で個人面接が行われます。

Q.面接の評価観点は公開されていますか?

はい。「教職への理解」「教科等の指導力」「対応力」「将来性」「心身の健康と人間的な魅力等」が公式に示されています。

Q.論文の評価観点は公開されていますか?

はい。「課題把握」「教師としての実践的指導力」「論理的表現力等」が公式に示されています。

Q.東京以外でも第1次を受験できますか?

対象となる選考では、仙台市・大阪市・福岡市にも第1次会場があります。

Q.2028年度採用試験は変わりますか?

2026年8月11日時点では、令和10年度採用の具体的な実施要綱はまだ公表されていません。

ただし、2026年の大学3年生前倒し選考通過者は、2027年実施選考で同じ校種・教科等を受験する場合、教職教養・専門教養が免除されることは正式に公表されています。

その他の試験日程・内容については、今後の東京都教育委員会の正式発表を確認してください。

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