富山県教員採用試験ガイド
日程・採用予定数・倍率・過去問・出題傾向・集団面接・教養Ⅱ・個人面接対策
富山県教員採用試験を受験する方に向けて、日程、採用予定数、志願者数、倍率、第1次検査結果、試験内容、過去問、教職教養・一般教養、専門教養、集団面接、教養(Ⅱ)、個人面接、富山県の教育施策までをまとめました。
2027年度採用では、一般選考・特別選考を合わせて、
300名程度
を任用候補者名簿へ登載する予定です。
特別選考「障害者」の若干名もこの中に含まれます。
志願者総数は、大学3年等出願者を含めると931名。
大学3年等出願者を除くと654名で、県が公表する志願倍率は2.2倍です。
富山県教採の大きな特徴は、一般選考の第1次で、
- 教養(Ⅰ)
- 専門教科筆答検査
- 集団面接
- 対象教科は実技検査
を実施することです。
第2次では、
- 教養(Ⅱ)
- 適性検査
- 個人面接
を実施します。
特に第2次は、
教養(Ⅱ)90点+個人面接180点=270点
で、個人面接の配点が非常に大きい試験です。
富山県教育委員会・教員採用試験 公式情報
富山県教育委員会
https://www.pref.toyama.jp/kensei/kenseiunei/kensei/soshiki/30/index.html
富山県教員採用案内
https://www.pref.toyama.jp/kyouinsaiyou/index.html
2027年度採用 選考検査
2027年度採用 実施要項
選考基準・評価の観点
出願前・受検前には、必ず最新の実施要項、選考基準、受検者心得を確認してください。
2027年度 富山県教採を30秒で確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登載予定者数 | 300名程度 |
| 志願者総数 | 931名 |
| 大学3年等を除く志願者 | 654名 |
| 公式志願倍率 | 2.2倍 |
| 出願 | 2026年5月1日~6月1日 |
| 第1次・第1日 | 2026年7月11日 |
| 第1次・第2日 | 2026年7月12日 |
| 第1次結果 | 2026年7月31日 |
| 第2次 | 2026年8月22日・23日 |
| 最終結果 | 9月中旬予定 |
| 第1次 | 教養Ⅰ+専門+集団面接+対象者は実技 |
| 教養Ⅰ | 60分・60点 |
| 専門筆答 | 50分・100点 |
| 集団面接 | 約30分・90点 |
| 第1次合計 | 250点 |
| 第2次 | 教養Ⅱ+適性検査+個人面接 |
| 教養Ⅱ | 50分・90点 |
| 個人面接 | 約20分・180点 |
| 第2次合計 | 270点 |
| 大学3年等出願 | あり・2027年度から対象拡充 |
| 2028年度 | 第一次選考共同実施に参加予定 |
※実技対象の中・高「音楽・美術・書道・保健体育」は、第1次の専門筆答50点+実技50点へ換算されます。
富山県教採は、ここを押さえる
POINT 1|第1次から「集団面接90点」
富山県では、一般選考の第1次から集団面接を実施します。
集団面接は、
- 1グループ:6~8名程度
- 面接委員:3名
- 時間:30分程度
- 配点:90点
です。
公式評価観点は、
- 話し合いに対する貢献度
- 社会性
- 論理性
- 話し合いに臨む態度
などです。
人物試験は第2次からではありません。
第1次前から、筆記と並行して集団面接を準備する必要があります。
POINT 2|第2次は「教養Ⅱ+個人面接」
第2次では、一般的な小論文ではなく、
教養(Ⅱ)
が実施されます。
内容は、
「職務内容に係る児童・生徒への指導場面等」に関する記述・論述問題
です。
さらに個人面接は180点あります。
第2次270点中、3分の2が個人面接です。
POINT 3|個人面接で「教科指導」まで聞かれる
個人面接では、
- 願書記載事項
- 志望理由
- 1分程度の自己アピール
- 受検種目・教科の指導内容
- 指導方法
まで質問されます。
模擬授業はありませんが、授業力を口頭で説明できる力が必要です。
1|富山県教員採用試験の日程
| 選考 | 日程 |
|---|---|
| 出願受付 | 2026年5月1日~6月1日23時59分 |
| 第1次 第1日 | 7月11日 |
| 第1次 第2日 | 7月12日 |
| 第1次結果 | 7月31日 |
| 第2次 第1日 | 8月22日 |
| 第2次 第2日 | 8月23日 |
| 最終結果 | 9月中旬予定 |
第1次は2日間
第1日は、
- 教養(Ⅰ)
- 専門教科筆答検査
- 対象者は専門教科実技検査
を実施します。
第2日は、集団面接です。
第2次も2日間
第2次では、
- 教養(Ⅱ)
- 適性検査
- 個人面接
を実施します。
個人面接は、8月22日・23日のうち指定された日に受検します。
2|募集校種・採用予定人数
2027年度採用では、一般選考・特別選考を合わせて、
300名程度
を任用候補者名簿へ登載する予定です。
この人数には、特別選考「障害者」の若干名を含みます。
受検種目
- 小学校教諭
- 中学校・高等学校教諭
- 特別支援学校A
- 特別支援学校B
- 養護教諭
- 栄養教諭
中学校・高等学校
2027年度採用では、
- 国語
- 社会(倫理・政治経済)
- 社会(日本史・世界史)
- 社会(地理)
- 数学
- 理科(物理)
- 理科(化学)
- 理科(生物)
- 理科(地学)
- 保健体育
- 音楽
- 美術
- 書道
- 英語
- 家庭
- 農業・農業実習
- 工業・工業実習
- 商業
- 技術
- 情報
- 福祉
などを募集しています。
校種別の採用予定数は公式未公表
富山県は、2027年度採用の登載予定者数を全体で300名程度と公表しています。
「小学校○名、中学校○名」という校種別の予定人数は、2026年8月11日時点では公式には公表されていません。
そのため、このページでは志願者数を独自に割って校種別の「公式倍率」を作ることはしていません。
3|志願者数・倍率
2027年度採用の志願者総数は、
931名
です。
このうち大学3年等出願者を除くと、
654名
です。
採用予定300名程度に対する県公式の志願倍率は、
2.2倍
です。
| 区分 | 志願者数 | 大学3年等を除く |
|---|---|---|
| 小学校 | 396名 | 250名 |
| 中学校・高等学校 | 428名 | 311名 |
| 特別支援学校A | 31名 | 25名 |
| 特別支援学校B | 16名 | 15名 |
| 養護教諭 | 53名 | 48名 |
| 栄養教諭 | 7名 | 5名 |
| 合計 | 931名 | 654名 |
※表は一般選考・特別選考を含む志願状況です。校種別採用予定数が公式に公表されていないため、校種別公式倍率は掲載していません。
一般選考だけを見ると851名
一般選考の志願者は851名です。
そのうち大学3年等出願者を除くと574名です。
大学3年等出願が大きな規模に
志願者総数931名と、大学3年等を除く654名との差からも、大学3年等の前倒し受検が大きな規模になっていることが分かります。
4|第1次検査の結果
2027年度採用の第1次検査は7月11日・12日に実施され、7月31日に結果が公表されました。
全体では、
- 志願者:931名
- 受検者:864名
- 第1次合格者等:709名
です。
一般選考の主な結果
| 区分 | 志願者 | 受検者 | 第1次合格者 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 373名 | 355名 | 289名 |
| 中学校・高等学校 | 382名 | 353名 | 312名 |
| 特別支援学校A | 25名 | 25名 | 24名 |
| 特別支援学校B | 14名 | 12名 | 10名 |
| 養護教諭 | 50名 | 43名 | 9名 |
| 栄養教諭 | 7名 | 5名 | 3名 |
※第1次合格者数には、制度上の第1次免除者を含む場合があります。
養護教諭は第1次から厳しい
一般選考の養護教諭は、50名志願・43名受検に対して、第1次合格者は9名でした。
一方、小学校や中高、特別支援では多くの受検者が第2次へ進んでいます。
富山県全体の2.2倍だけではなく、自分の校種・職種の選考状況を見ることが重要です。
5|富山県教採の試験内容
第1次|一般選考
基本となる検査は、
- 教養(Ⅰ)
- 専門教科筆答検査
- 集団面接
- 対象者は専門教科実技検査
です。
教養(Ⅰ)
- 内容:教職教養+一般教養
- 時間:60分
- 配点:60点
専門教科筆答検査
- 内容:受検種目・教科の専門知識・技能
- 時間:50分
- 配点:100点
中・高の音楽・美術・書道・保健体育は、専門筆答100点を50点へ換算し、実技50点を加えます。
集団面接
- 6~8名程度
- 面接委員3名
- 30分程度
- 90点
第1次の基本配点
| 検査 | 配点 |
|---|---|
| 教養(Ⅰ) | 60点 |
| 専門筆答 | 100点 |
| 集団面接 | 90点 |
| 合計 | 250点 |
第2次
- 教養(Ⅱ)
- 適性検査
- 個人面接
第2次の配点
| 検査 | 配点 |
|---|---|
| 教養(Ⅱ) | 90点 |
| 個人面接 | 180点 |
| 合計 | 270点 |
適性検査の結果も勘案して、最終合否を決定します。
6|選考における評価の観点等
富山県は2027年度採用について、現在年度の「検査内容及び評価の観点」を公式に公開しています。
第1次|集団面接
当日与えられたテーマについて、6~8名程度で討論します。
公式評価観点
- 話し合いに対する貢献度
- 社会性
- 論理性
- 話し合いに臨む態度
などです。
第2次|教養(Ⅱ)
児童・生徒への指導場面などに関する記述・論述問題を出題します。
公式評価観点
- 教員としての熱意や資質
- 論述内容
- 文章の記述の適切さ
などです。
第2次|個人面接
願書記載事項等を基に質問し、
- 1分程度の自己アピール
- 受検種目・教科の指導内容
- 指導方法
に関する質問も行います。
公式評価観点
- 教職適性
- 教科の指導力
- 人柄
- 態度
などです。
模擬授業は実施しない
富山県では、第2次個人面接の中で模擬授業は実施しません。
その代わりに、教科の指導内容・指導方法について質問します。
授業を実演する力だけでなく、「なぜその指導をするのか」を説明できる力が必要です。
7|大学3年等・免除・加点・特別選考
「大学3年出願」を拡充
2027年度採用から、単に大学3年生であるかどうかではなく、
「教員免許取得の前年度の大学生・大学院生」
が第1次検査を受検できる制度へ拡充されました。
学生生活や大学院進学など、多様な履修形態に対応した制度です。
第1次合格者は翌年度免除
2026年に大学3年等出願で第1次に合格した人は、同一種目・教科を受検する場合、2027年実施の2028年度採用選考で第1次検査が免除されます。
主な特別選考
- 社会人経験
- とやまエキスパート教員選考
- 教職経験
- 特定資格
- 国際貢献
- スポーツ実績
- 障害者
- 大学推薦
とやまエキスパート教員選考
2027年度採用では、教員免許状を持たない人も対象とする「とやまエキスパート教員選考」が実施されています。
対象教科には、
- 理科
- 農業
- 工業
- 技術
- 情報
などがあり、高い専門性を持つ人材の採用を図っています。
他県での教職経験者への第1次免除
他県の国公立学校で3年以上教諭として勤務し、退職後5年以内で、検査実施年度に富山県で講師として勤務している人などを対象とする免除制度もあります。
加点は最大15点
一般選考・障害者選考では、第1次に限り、所定の免許・資格について、
最大15点
の加点制度があります。
主な加点対象
- 特別支援学校教諭免許
- 高校「情報」免許
- 情報処理技術者試験
- 英検準1級以上
- TOEIC730点以上
- TOEFL iBT80点以上
- 司書教諭
- 幼稚園免許
- 小学校・中学校の複数免許
各領域5点、最大3領域・15点までです。
8|富山県教採の過去問を確認する
富山県教採では、過去問を確認するときに、筆記だけでなく、
- 教養(Ⅰ)の構成
- 専門教科筆答
- 集団面接
- 教養(Ⅱ)のテーマ
- 個人面接
- 教科指導質問
- 実技内容
までセットで確認しましょう。
STUDY POINT
富山県は、
第1次に集団面接、第2次に指導場面の論述+教科指導を含む個人面接
があります。
「筆記過去問だけ解く」では、富山県対策として不十分です。
9|教職教養の出題傾向
教養(Ⅰ)は、
教職教養+一般教養
を合わせた60分の試験です。
教職教養では、過去問題を使って、
- 教育原理
- 教育法規
- 教育心理
- 教育史
- 学習指導要領
- 生徒指導
- 特別支援教育
- 教育時事
などを確認しましょう。
STUDY POINT
教養(Ⅰ)は60点ですが、基準点があります。
専門教養が高得点でも、教養(Ⅰ)が基準未達なら第1次不合格です。
教職・一般を捨てずに安定させることが重要です。
10|一般教養も教養(Ⅰ)の一部
一般教養では、過去問題を確認しながら、
- 国語
- 英語
- 数学
- 社会
- 理科
- 時事
などを対策しましょう。
60分の中で教職+一般を処理する
幅広い範囲をすべて同じ深さで勉強するのではなく、
過去問 → 頻出分野 → 苦手分野 → 優先順位
の順で学習することが重要です。
11|専門教養は「100点+基準点」
専門教科筆答検査は、
- 試験時間:50分
- 配点:100点
です。
小学校では、
- 国語
- 社会
- 算数・数学
- 理科
- 英語
の5教科から出題されます。
専門にも基準点がある
第1次では、
- 専門教科筆答検査
- 教養(Ⅰ)
基準点のどちらか一つにでも達しない場合は、他の成績にかかわらず不合格です。
STUDY POINT
教養で基準を確実に超える+専門で得点を伸ばす+集団面接で崩れない
という3本柱で第1次を考えましょう。
12|教養(Ⅱ)対策
富山県では、一般選考の第2次で独立した「小論文」という名称の試験ではなく、
教養(Ⅱ)
を実施します。
試験内容
「職務内容に係る児童・生徒への指導場面等」に関する記述・論述問題
- 試験時間:50分
- 配点:90点
公式評価観点
- 教員としての熱意や資質
- 論述内容
- 文章の記述の適切さ
STUDY POINT
一般的な教育論を長く書くだけでは不十分です。
場面を把握する
↓
児童生徒の状況・背景を考える
↓
教師としての対応を示す
↓
学校組織としての連携まで書く
という流れを意識しましょう。
13|求める教員像・主要な教育施策・富山県特有の知識
人物試験対策に入る前に、富山県がどのような教師を求め、現在どのような教育を進めているのかを確認しましょう。
富山県が求める教員像
現在の富山県教員採用サイトでは、次の5つが明確に示されています。
1|子どもに共感し、寄り添うことができる人
教師の考えを一方的に押し付けるのではなく、子どもの思いや背景を理解しようとする姿勢が重要です。
2|自律心を備え、率先してものごとに取り組む人
指示を待つだけでなく、自ら課題を見つけ、考え、行動する姿勢が求められています。
3|広い視野を持ち、多様性を尊重する人
一人ひとりの違いを認め、多様な価値観や背景を尊重する教師が求められます。
4|コミュニケーションを大切にし、他者と協働できる人
学校は一人で仕事をする場所ではありません。
同僚、管理職、専門職、保護者、地域などと連携・協働する力が重要です。
5|謙虚な姿勢を忘れず、自らを磨き、学び続ける人
採用されたことをゴールにせず、教師自身も学び続けることが求められます。
第3期富山県教育大綱・第4期富山県教育振興基本計画
2026年3月、富山県教育の新しい方向性を示す、
第3期富山県教育大綱
が策定されました。
この大綱は、第4期富山県教育振興基本計画と一体化されています。
対象期間は、
2026年度~2030年度
です。
基本理念
「生涯にわたる学びを通して、県民一人ひとりのウェルビーイングを高める」
4つの教育方針
1|一人ひとりの可能性を引き出す質の高い教育の実現
確かな学力や探究的な学び、グローバル教育などを通して、子どもの個性・才能を伸ばします。
2|多様なニーズに対応したきめ細かな教育と支援の展開
一人ひとりの状況や教育的ニーズに応じて、必要な学び・支援を提供します。
3|子どもたちの学びを支える教育環境を構築
教師の資質向上、働き方改革、安全・安心な学校、デジタル環境などを整備します。
4|社会の持続的発展に向けて学ぶことのできる機会の提供
学校教育にとどまらず、地域・生涯学習・文化・スポーツなどを含めて学びを支えます。
富山県で確認したい教育テーマ
- 一人ひとりのウェルビーイング
- 「楽しい学校」「行きたくなる学校」
- 確かな学力
- 主体的・対話的で深い学び
- 探究的な学び
- グローバル教育
- キャリア教育
- 主体的な社会参画
- 特別支援教育
- 不登校児童生徒の学びの保障
- 外国人児童生徒への支援
- ICT・教育DX
- データサイエンス教育
- 地域との連携
- ふるさと教育
- 教員の働き方改革
2027年4月|県内初の夜間中学
富山県では2027年4月、県内初となる夜間中学、
「富山県立高志のあかり中学校」
が開校予定です。
さまざまな事情により十分に義務教育を受けられなかった人や、外国につながる人など、多様な背景を持つ学習者へ学びの機会を保障する取組です。
富山県の「多様なニーズに対応したきめ細かな教育」を理解するうえでも確認しておきたい施策です。
14|重要な資料
富山県教採を受験する方は、少なくとも次の資料を確認しておきましょう。
① 最新年度の教員採用選考実施要項・選考基準
日程、試験内容、配点、免除、加点、特別選考、評価観点を確認する最重要資料です。
② 第3期富山県教育大綱・第4期富山県教育振興基本計画
2026年度から始まった、現在の富山県教育の中心資料です。
③ 富山県が求める教員像
採用サイトには、現在の富山県が求める5つの人物像が明記されています。
④ 令和8年度 富山県教育委員会主要事業
教育大綱を2026年度にどのような具体的事業として進めているのかを確認できます。
資料を丸暗記する必要はありません。
「富山県は何を大切にしているのか」「その中で自分なら教師として何を実践するのか」まで考えておきましょう。
15|個人面接対策
第2次では、個人面接180点が実施されます。
- 面接委員:3名
- 時間:20分程度
第2次270点中、180点を個人面接が占めます。
1分程度の自己アピール
公式資料で、個人面接には1分程度の自己アピールを含むことが明記されています。
1分の中で、
自分の強み
↓
その根拠となる経験
↓
富山県の教師としてどう生かすか
を簡潔に伝えられるようにしましょう。
教科指導質問にも備える
富山県の個人面接では、
受検種目・教科の指導内容や指導方法に関する質問
も行います。
例えば、
- この内容を児童生徒にどう教えるか
- どこでつまずきやすいか
- どのような発問をするか
- 安全面で何に注意するか
- 学習状況をどう評価するか
まで準備しましょう。
公式評価観点から考える
個人面接では、
教職適性
+ 教科の指導力
+ 人柄
+ 態度
が評価されます。
16|面接での質問例
過去の面接情報から、富山県教採で準備しておきたい質問例を整理しました。
志望・自己理解
- 1分程度で自己アピールしてください。
- 教師を志望した理由を教えてください。
- なぜ富山県の教員を志望したのですか。
- 他の自治体ではなく、なぜ富山県なのですか。
- あなたの長所と課題を教えてください。
- これまで最も困難だった経験と、それをどう乗り越えたか教えてください。
教師観・学級経営
- あなたが理想とする教師像を教えてください。
- どのような学級をつくりたいですか。
- 子どもたちにどのような力を身に付けさせたいですか。
- 子どもに寄り添うとは、具体的にどうすることですか。
- 保護者と信頼関係をどのように築きますか。
授業・教科指導
- あなたが考える「分かる授業」とはどのような授業ですか。
- 主体的・対話的で深い学びをどのように実現しますか。
- 児童生徒の学習状況をどのように見取りますか。
- ICTを活用するメリットと注意点を教えてください。
- 学習につまずく児童生徒にどう対応しますか。
- 教科の専門性を高めるため、教師になってから何をしますか。
児童生徒対応
- 不登校傾向の児童生徒にどのように関わりますか。
- いじめを疑う情報を得たら、まず何をしますか。
- 友人関係で悩んでいる児童生徒にどう対応しますか。
- 特別な教育的支援が必要な児童生徒にどう関わりますか。
- 子どもの自己肯定感・ウェルビーイングを高めるために何をしますか。
学校組織・協働
- 同僚と意見が異なった場合、どう対応しますか。
- 学校組織の一員として何を大切にしますか。
- 一人で解決できない問題が起きたらどうしますか。
- 保護者・地域とどのように協働しますか。
- 教育公務員として大切にしたいことは何ですか。
富山県の教育
- 富山県が求める教員像について説明してください。
- 5つの教員像の中で、自分が特に大切にしたいものは何ですか。
- 第3期富山県教育大綱について知っていることを教えてください。
- 「一人ひとりのウェルビーイング」を学校でどう高めますか。
- 「楽しい学校」「行きたくなる学校」をどうつくりますか。
- 富山県の教育課題として何があると考えますか。
- 多様なニーズに対応した教育をどう実践しますか。
- 地域と連携した教育をどのように進めますか。
質問例を丸暗記するのではなく、公式評価観点である「教職適性・教科の指導力・人柄・態度」が伝わる回答をつくることが重要です。
17|集団面接・実技試験対策
集団面接は第1次・90点
当日提示されたテーマについて、6~8名程度で討論します。
評価されること
- 話し合いへの貢献
- 社会性
- 論理性
- 話し合いに臨む態度
「自分が一番話す」必要はない
重要なのは、
- 他者の話を聴く
- 意見を簡潔に述べる
- 他者の意見を受け止める
- 話をつなぐ
- 必要なときに論点を整理する
- グループとしてよりよい結論へ進める
ことです。
学校組織の一員として協働できる姿勢を示しましょう。
実技対象
2027年度採用では、中・高の、
- 音楽
- 美術
- 書道
- 保健体育
で実技検査を実施します。
音楽
- 「夏の思い出」の弾き歌い
- 自由曲
歌唱力、伴奏力、音楽的表現力・技能などが評価されます。
美術
鉛筆・色鉛筆を用いて当日指定された作品を完成させます。
創造的な技能、発想・構想、創造活動への意欲・態度などを評価します。
書道
漢字、仮名、漢字仮名交じりの書などの作品を完成させます。
保健体育
- マット運動
- バスケットボール
- バレーボール
- ハードル走
を実施します。
18|2027年度採用の主な変更・注目点
① 「大学3年出願」を拡充
大学3年生という学年ではなく、教員免許取得の前年度の大学生・大学院生まで対象を広げました。
② 「とやまエキスパート教員選考」を実施
高い専門性を持つ人材を確保するため、教員免許状を持たない人も対象にした選考を拡充しています。
2027年度採用では、対象教科に理科も追加されました。
③ 博士号取得者・大学での指導経験者も対象へ
理科・農業・工業・技術・情報などについて、
- 博士号取得者・取得予定者
- 大学で3年以上の指導経験を持つ人
などが対象要件に加わっています。
④ 他県教職経験者の第1次免除を拡充
他県で3年以上教諭として勤務し、退職後5年以内で、現在富山県で講師として勤務する人などへの免除制度を拡充しました。
⑤ 高校「書道」を募集
前年度に募集がなかった高校「書道」を募集しています。
⑥ 「看護」は2027年度採用では募集なし
高校看護については、2027年度採用では募集されません。
NEXT|2028年度富山県教採は「第一次選考共同実施」へ
2027年に実施する2028年度(令和10年度)採用については、すでに富山県教育委員会から重要な正式発表が出ています。
富山県は共同実施に参加
富山県教育委員会は、
「教員採用選考検査に係る第一次選考の共同実施に関する自治体協議会」
に参加しています。
2028年度採用から、全国の複数自治体が参画して作成する共通問題を活用して第1次検査を実施する予定です。
2028年度採用 第1次日程
公式発表されている日程は、
- 2027年7月10日(土)
- 2027年7月11日(日)
です。
大学3年等第1次合格者は翌年度免除
2026年実施の2027年度採用選考で「大学3年等出願」を利用し、第1次に合格した人は、2027年実施の2028年度採用選考で第1次検査免除となります。
まだ未公表のもの
2026年8月11日時点では、
- 2028年度採用予定人数
- 共通問題の具体的な配点
- 問題数
- 従来の集団面接を第1次でどう扱うか
- 第2次の内容・日程
などをまとめた正式な実施要項はまだ公表されていません。
共同実施への参加は確定情報ですが、2027年度採用の配点・試験構成をそのまま2028年度へ当てはめないよう注意しましょう。
19|富山県教採を受けるなら、まずここから
FIRST ACTION
1|2027年度採用か2028年度採用か確認する
2028年度採用から第1次で共通問題を活用します。
2|自分の選考区分を確認する
一般選考だけでなく、大学3年等、社会人、教職経験、とやまエキスパート、大学推薦などがあります。
3|加点対象を確認する
英語資格、情報資格、特別支援免許、司書教諭など、最大15点の加点があります。
4|第1次過去問を1年分確認する
教養Ⅰ・専門の現在地を把握しましょう。
5|集団面接を第1次前から始める
90点あり、公式評価観点も公開されています。
6|第3期富山県教育大綱を読む
特に、
「生涯にわたる学びを通して、県民一人ひとりのウェルビーイングを高める」
という基本理念を理解しましょう。
7|求める教員像5項目を自分の経験とつなぐ
特に、
- 子どもへの共感・寄り添い
- 自律心
- 多様性の尊重
- 協働
- 学び続ける姿勢
を整理しましょう。
8|個人面接は「人物+教科指導」で練習する
富山県では、単なる志望理由の面接ではありません。
「教師としてどんな人か」+「その教科をどう教えるか」
の両方を準備しましょう。
20|富山県教採には、富山県教採の対策を。
全国の教員採用試験には共通する部分があります。
しかし富山県には、
- 教養Ⅰ60点
- 専門教養100点
- 第1次集団面接90点
- 教養・専門それぞれに基準点
- 第2次教養Ⅱ90点
- 指導場面の記述・論述
- 個人面接180点
- 1分自己アピール
- 教科指導質問
- 模擬授業なし
- 大学3年等出願
- とやまエキスパート教員選考
- 最大15点の加点
- 2028年度から共同問題
という特徴があります。
だからこそ教採スクールでは、
受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策
という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。
教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。
さらに、富山県の選考制度に合わせて、
教養・専門+第1次集団面接+第2次教養Ⅱ・個人面接
を一つの受験戦略として設計します。
人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、自己アピール、集団面接、指導場面、教科指導質問、個人面接まで対策します。
講師経験者であれば、学校現場での実践や日々の悩みについて相談することもできます。
大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。
全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。
LINE登録者限定
もっと詳しく富山県教採を分析したい方へ
このページでは、試験制度、倍率、第1次結果、公式評価観点、富山県の教育、面接質問例までを公開しています。
さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。
① 富山県教採|筆記試験攻略DATA
- 年度別出題分析
- 教職教養の頻出分野
- 一般教養対策
- 専門教養対策
- 校種・教科別分析
- 基準点対策
- 教養Ⅱ対策
- 指導場面論述対策
- 2028年度共同問題対策
- 学習優先順位
② 富山県教育徹底研究
- 富山県が求める教員像
- 第3期富山県教育大綱
- 第4期富山県教育振興基本計画
- ウェルビーイング
- 「楽しい学校」「行きたくなる学校」
- 一人ひとりの可能性を引き出す教育
- 多様なニーズへの支援
- 探究・ICT・グローバル教育
- ふるさと教育
- 富山県志望理由へのつなげ方
③ 富山県教採|人物試験攻略ガイド
- 1分自己アピール対策
- 集団面接対策
- 過去の面接質問
- 個人面接対策
- 教科指導質問対策
- 児童生徒対応
- 保護者対応
- 深掘り質問対策
- 回答の組み立て方
- 公式評価観点から考える回答づくり
LINE登録後、
「富山県対策希望」
と送信してください。
登録後メッセージに「富山県対策希望」とお送りください。
「教職教養・一般教養を何から始めればよいか分からない」
「集団面接をどう練習すればよいか分からない」
「教養Ⅱの指導場面論述が不安」
「教科指導について面接で答えられるか不安」
「2028年度の共同問題にどう対応すればよいか知りたい」
という方には、無料学習相談も受け付けています。
富山県教採のよくある質問
Q.2027年度富山県教採の採用予定人数は?
一般選考・特別選考を合わせて、任用候補者名簿への登載予定は300名程度です。
Q.2027年度富山県教採の倍率は?
大学3年等出願者を除く志願者654名、登載予定300名程度で、県が公表する志願倍率は2.2倍です。
Q.大学3年等を含む志願者は何人ですか?
931名です。
Q.小学校の倍率は?
2027年度採用では、富山県は校種別の採用予定人数を公式に公表していないため、小学校単独の公式志願倍率は公表されていません。
Q.教職教養はありますか?
はい。
教養(Ⅰ)の中で、教職教養と一般教養が出題されます。
Q.教養(Ⅰ)は何分・何点ですか?
60分・60点です。
Q.専門教養は?
50分・100点が基本です。
Q.第1次に面接はありますか?
はい。
6~8名程度による集団面接があり、配点は90点です。
Q.集団面接の評価観点は?
公式には、
- 話し合いに対する貢献度
- 社会性
- 論理性
- 話し合いに臨む態度
などが示されています。
Q.小論文はありますか?
一般選考では「小論文」という名称ではなく、第2次に教養(Ⅱ)があります。
児童・生徒への指導場面等について記述・論述する試験です。
Q.教養(Ⅱ)は何分・何点ですか?
50分・90点です。
Q.個人面接の配点は?
180点です。
Q.個人面接は何分ですか?
20分程度です。
Q.個人面接では何を聞かれますか?
願書記載事項等に加え、1分程度の自己アピール、受検種目・教科の指導内容・指導方法に関する質問があります。
Q.模擬授業はありますか?
ありません。
ただし、個人面接の中で教科指導に関する質問があります。
Q.大学3年生でも受験できますか?
はい。
2027年度採用から、学年ではなく教員免許取得の前年度の大学生・大学院生へ対象が拡充されています。
Q.富山県が求める教員像は?
- 子どもに共感し、寄り添うことができる人
- 自律心を備え、率先してものごとに取り組む人
- 広い視野を持ち、多様性を尊重する人
- コミュニケーションを大切にし、他者と協働できる人
- 謙虚な姿勢を忘れず、自らを磨き、学び続ける人
Q.現在の富山県教育の基本理念は?
「生涯にわたる学びを通して、県民一人ひとりのウェルビーイングを高める」です。
Q.2028年度採用は第一次選考共同実施になりますか?
はい。富山県は共同実施に参加する予定です。
全国の複数の自治体が作成する共通問題を活用して第1次検査を実施する予定だと、富山県教育委員会が正式発表しています。
Q.2028年度採用の第1次はいつですか?
2027年7月10日・11日です。
ただし、具体的な問題数・配点・集団面接の扱いなどは、今後公表される正式な実施要項を確認してください。
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