山口県教員採用試験ガイド
日程・採用予定数・倍率・過去問・出題傾向・小論文・模擬授業・集団面接・個人面接対策
山口県教員採用試験を受験する方に向けて、最新の日程、採用見込者数、志願者数、倍率、第1次選考結果、試験内容、過去問、教職教養・一般教養、専門教養、小論文、模擬授業・討議、個人面接、山口県の教育施策までをまとめました。
2027年度採用では、
- 小学校:135名程度
- 中学校:130名程度
- 高等学校:80名程度
- 特別支援学校小学部:12名程度
- 特別支援学校中学部:12名程度
- 特別支援学校高等部:12名程度
- 養護教諭:5名程度
- 障害者を対象とした選考:12名程度
で、2027年度採用の採用見込者数は398名程度です。
志願者は962名、県が公表する全体の志願倍率は2.4倍となっています。
一方、2028~2030年度採用を対象とする「教職チャレンジサポート特別選考」は別制度で、16名が志願し、採用見込5名程度、志願倍率3.2倍です。
2027年度採用と、将来年度採用の教職チャレンジサポート特別選考を混同しないようにしましょう。
山口県教採の大きな特徴は、
第1次
教職専門
+ 教科専門
+ 対象者は実技・特別支援教育専門等
↓
第2次
小論文
+ 集団面接(模擬授業・討議)
+ 個人面接
+ 適性検査
という構成です。
さらに第2次について、現在年度の公式実施要項に、
- 教育的愛情
- 教育に対する情熱・意欲
- 教育観
- 人権意識
- 倫理観
- 表現力
- 創造力
- 指導力
- 社会性
- 積極性
- 協調性
などの評価の視点が明記されています。
筆記を突破するだけではなく、第2次で「山口県が求める教師としての資質」をどう示すかが重要な試験です。
山口県教育委員会・教員採用試験 公式情報
山口県教育委員会
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/site/kyouiku/
山口県 教員採用試験
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/178/26366.html
2027年度採用|令和8年度実施
令和9年度(令和8年度実施)山口県公立学校教員採用候補者選考試験
最新の実施要項、志願状況、第1次結果、第2次試験、免除制度、大学3年生受験、特別選考などを確認できます。
出願・受験前には、必ず山口県教育委員会が公表する最新情報をご確認ください。
2027年度 山口県教採を30秒で確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 採用見込 | 398名程度 |
| 小学校 | 135名程度 |
| 中学校 | 130名程度 |
| 高校 | 80名程度 |
| 特別支援 | 36名程度 |
| 養護 | 5名程度 |
| 障害者対象 | 12名程度 |
| 栄養教諭 | 2027年度は募集なし |
| 志願者 | 962名 |
| 公式志願倍率 | 2.4倍 |
| 出願 | 2026年2月4日~3月13日17時 |
| 第1次 | 2026年5月9日・10日 |
| 第1次結果 | 2026年6月12日 |
| 第1次受験者 | 649名 ※チャレンジ選考含む総計 |
| 第1次合格者 | 416名 ※チャレンジ選考含む総計 |
| 2027年度採用 第1次合格 | 412名 |
| 第2次 | 2026年7月4日~7日 |
| 第2次対象者 | 669名 |
| 第2次受験者 | 632名 |
| 最終結果 | 2026年8月12日予定 |
| 第1次 | 教職専門+教科専門+対象者は実技等 |
| 第2次 | 小論文+集団面接+個人面接+適性検査 |
| 集団面接 | 模擬授業+討議 |
| 大学3年生 | 第1次受験可能 |
| 2028年度採用 | 第1次で共通問題を活用予定 |
山口県教採は、ここを押さえる
POINT 1|第1次は5月9・10日
山口県の第1次は、
2026年5月9日(土)・10日(日)
です。
7月に第1次を実施する自治体と比べるとかなり早いため、
3~4月には教職専門・教科専門を仕上げる
学習計画が必要です。
POINT 2|「一般教養」は教職専門の中に入る
山口県では、「一般教養」という独立試験ではなく、
教職専門
の出題内容として、
- 教育法規
- 教育心理
- 教育原理
- 生徒指導
- 人権教育
- 特別支援教育
- 一般教養
が明示されています。
「教職教養だけ勉強して一般教養を忘れる」ということがないようにしましょう。
POINT 3|第2次は「小論文+模擬授業・討議+個人面接」
第2次では、
- 小論文
- 集団面接(模擬授業・討議)
- 個人面接
- 適性検査
を実施します。
特に、模擬授業を行った後に他の受験者と討議するため、
授業を構想する力
+ 表現する力
+ 他者と協働する力
が必要です。
POINT 4|最終選考は人物重視
公式要項では、第2次試験について、各試験項目の評価結果、考慮事項、提出資料等を総合的に判断しながら、
「人物を重視した選考」
を実施すると明記されています。
第1次の筆記対策だけに学習時間を使い切らないことが重要です。
POINT 5|大学3年生が第1次を受験できる
山口県では、大学3年生も第1次試験を受験できます。
2026年実施では、大学3年生受験で、
- 志願者:247名
- 受験者:230名
- 合格者:160名
となりました。
合格者は、翌2027年の実施の2028年度採用試験で、条件を満たせば第1次試験が免除されます。
1|山口県教員採用試験の日程
| 選考 | 日程 |
|---|---|
| 出願 | 2026年2月4日9時~3月13日17時 |
| 第1次 | 5月9日・10日 |
| 第1次結果 | 6月12日 |
| 第2次 小学校 | 7月4日~7日 |
| 第2次 小学校以外 | 7月4日・5日 |
| 最終結果 | 8月12日9時予定 |
2026年8月11日時点では、最終結果発表の前日
第2次はすでに終了しています。
最終結果は、
2026年8月12日(水)午前9時
に山口県教育庁教職員課のウェブページへ掲載予定です。
したがって、2026年8月11日時点では、最終合格者数・最終倍率はまだ確定していません。
2|募集校種・採用予定人数
| 校種・職種 | 採用見込 |
|---|---|
| 小学校 | 135名程度 |
| 中学校 | 130名程度 |
| 高等学校 | 80名程度 |
| 特別支援学校小学部 | 12名程度 |
| 特別支援学校中学部 | 12名程度 |
| 特別支援学校高等部 | 12名程度 |
| 養護教諭 | 5名程度 |
| 障害者を対象とした選考 | 12名程度 |
| 2027年度採用 合計 | 398名程度 |
栄養教諭について
2027年度採用の実施要項では、栄養教諭の一般募集はありません。
過年度には募集のある年もあるため、市販資料や過年度データと現在年度を混同しないようにしましょう。
3|中学校・高校の採用見込
中学校
| 教科 | 採用見込 |
|---|---|
| 国語 | 17名程度 |
| 社会 | 19名程度 |
| 数学 | 19名程度 |
| 理科 | 17名程度 |
| 音楽 | 5名程度 |
| 美術 | 6名程度 |
| 保健体育 | 20名程度 |
| 技術 | 4名程度 |
| 家庭 | 4名程度 |
| 外国語(英語) | 19名程度 |
高等学校
高校は国語・地理歴史・数学・理科・保健体育・芸術・英語・家庭・情報・農業・工業・商業・水産・看護など、多くの教科・科目を募集しています。
高校全体では80名程度ですが、教科によって採用見込人数が大きく異なります。
「高校3.0倍」だけではなく、自分の教科まで確認しましょう。
4|志願者数・倍率
2027年度採用の志願者は、
962名
です。
県公式の志願倍率は、
2.4倍
となっています。
| 志願区分 | 志願者 | 採用見込 | 公式志願倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 279名 | 135名程度 | 2.1倍 |
| 中学校 | 254名 | 130名程度 | 2.0倍 |
| 高校 | 243名 | 80名程度 | 3.0倍 |
| 特別支援小学部 | 25名 | 12名程度 | 2.1倍 |
| 特別支援中学部 | 14名 | 12名程度 | 1.2倍 |
| 特別支援高等部 | 38名 | 12名程度 | 3.2倍 |
| 養護教諭 | 105名 | 5名程度 | 21.0倍 |
| 障害者対象 | 4名 | 12名程度 | 0.3倍 |
養護教諭は21倍
小学校2.1倍、中学校2.0倍に対して、養護教諭は21.0倍です。
山口県全体の2.4倍だけを見ると、試験区分ごとの競争状況を正しく把握できません。
校種・教科・特別選考まで分けて確認することが重要です。
5|第1次選考の結果
第1次結果は、2026年6月12日に公表されました。
2027年度採用
| 区分 | 第1次受験 | 第1次合格 | 第1次倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 130名 | 97名 | 1.3倍 |
| 中学校 | 183名 | 158名 | 1.2倍 |
| 高校 | 180名 | 104名 | 1.7倍 |
| 特別支援小学部 | 16名 | 16名 | 1.0倍 |
| 特別支援中学部 | 10名 | 10名 | 1.0倍 |
| 特別支援高等部 | 23名 | 15名 | 1.5倍 |
| 養護教諭 | 92名 | 10名 | 9.2倍 |
障害者を対象とした選考を含めると、2027年度採用分は、
- 第1次受験者:636名
- 第1次合格者:412名
です。
教職チャレンジサポートを含む試験全体
2028~2030年度採用を対象とする教職チャレンジサポート特別選考まで含めると、
- 第1次受験者:649名
- 第1次合格者:416名
です。
「2027年度採用の合格者」と「採用年度が異なるチャレンジ選考」を分けて確認しましょう。
6|第2次の受験状況
第2次は、2026年7月4日~7日に実施されました。
- 第1次合格者:416名
- 第1次免除者:253名
- 第2次対象者:669名
- 欠席者:37名
- 第2次受験者:632名
- 受験率:94.5%
となっています。
最終結果は、2026年8月12日に発表予定です。
7|山口県教採の第1次試験内容
教職専門
公式実施要項では、出題内容として、
- 教育法規
- 教育心理
- 教育原理
- 生徒指導
- 人権教育
- 特別支援教育
- 一般教養
を明示しています。
評価の視点は、
「教員として必要な教職専門分野の知識及び理解」
です。
試験時間
現在年度では、教職専門は50分です。
STUDY POINT
山口県では、
教職教養+一般教養+山口県教育
を一体として準備しましょう。
8|教科専門
教科専門では、
志願区分・教科における指導に必要な専門的知識・理解・技能
が評価されます。
小学校
出題範囲は、
- 国語
- 社会
- 算数
- 理科
- 生活
- 音楽
- 図画工作
- 家庭
- 体育
- 外国語活動・外国語
です。
試験時間は100分です。
小学校は英語資格による加点あり
小学校では、一定の英語資格等を持つ場合、教科専門の得点へ加点されます。
- 中学校または高校英語の普通免許状:10点
- CEFR B2相当以上:10点
- CEFR B1相当:5点
です。
中学校・高校
志願する教科・科目について専門試験を実施します。
現在年度では、中学校・高校の多くの専門筆記は70分です。
特別支援学校
区分により、
- 教科専門
- 特別支援教育専門
を実施します。
養護教諭
専門内容は、
- 衛生学
- 解剖学・生理学
- 栄養学
- 精神保健
- 学校保健
- 養護教諭の職務
です。
9|実技試験
中学校・高校の一部教科では、第1次で実技を実施します。
主な対象
- 音楽
- 美術
- 保健体育
- 技術
- 家庭
- 英語
音楽
独奏、歌唱、ピアノ伴奏、指揮等を通して、
- 表現力
- 技術力
- 歌唱力
- 伴奏力
- 指導力
などが評価されます。
美術
参考作品の制作と、その主題設定・指導上の留意点の説明等を行います。
保健体育
現在年度では、
- マット運動
- ハードル走
- ソフトボール
- 剣道
- 現代的なリズムのダンス
などが試験内容として示されています。
技術
木材を利用した簡単な日用品の製作等です。
家庭
- 被服製作
- 調理実技
を実施します。
英語
- リスニング
- グループディスカッションによるスピーキング
です。
実技は、単純な技能だけではなく、教科指導につながる専門性や姿勢まで評価されます。
10|第2次試験の内容
2027年度採用の第2次は、
- 適性検査
- 小論文
- 集団面接(模擬授業・討議)
- 個人面接
です。
7月4日
全受験者が、
- 小論文
- 適性検査
- 集団面接
を受験します。
個人面接
小学校以外を第1志願とする受験者は、原則7月5日。
小学校第1志願者は、7月5~7日の指定された1日に個人面接を受験します。
11|選考における評価の観点等
山口県は、現在年度の実施要項に「試験内容、評価の視点、評価方法及び選考方法」を明記しています。
人物試験対策では、この公式情報を最優先しましょう。
第1次|教職専門
教員として必要な教職専門分野の知識及び理解
第1次|教科専門
志願区分・教科における指導に必要な専門的知識、理解及び技能
第1次|特別支援教育専門
特別支援学校の教員として必要な専門的知識及び理解
実技
各実技ごとに設定された評価の視点について、5段階で評価します。
第2次|個人面接・集団面接・小論文
公式実施要項では、次の視点が明示されています。
- 教育的愛情
- 教育に対する情熱・意欲
- 教育観
- 人権意識
- 倫理観
- 表現力
- 創造力
- 指導力
- 社会性
- 積極性
- 協調性
等です。
評価方法は、各評価の視点について5段階評価です。
「人物を重視した選考」
県公式要項では、
第2次試験の各試験項目の評価結果、考慮事項、出願時の提出資料等を総合的に判断しながら、人物を重視した選考を実施する
としています。
STUDY POINT
面接対策は、
山口県が求める教師像
↓
公式評価の視点
↓
自分の経験
↓
山口県でどう行動するか
の順に整理しましょう。
12|大学3年生受験
山口県では、大学3年生も第1次試験を受験できます。
2026年実施結果
- 志願者:247名
- 第1次受験者:230名
- 合格者:160名
合格すると翌年度の第1次免除
大学3年生受験で合格した場合、同じ志願区分・教科等を翌年度に受験するなど所定の条件を満たせば、
2028年度採用試験の第1次試験が免除
されます。
試験項目ごとの合格も活用できる
大学3年生受験では、全体合格だけでなく、合格した試験項目について翌年度に免除できる制度もあります。
「全部合格できなければ意味がない」という制度ではありません。
13|免除・特別選考
主な特別選考
- 大学等推薦特別選考
- 自己推薦特別選考
- 教職大学院修了見込者特別選考
- エキスパート人材特別選考
- 教職チャレンジサポート特別選考
- 障害者を対象とした選考
大学等推薦
山口県教育委員会が指定する大学等から推薦を受けた人が対象です。
制度区分により、第1次試験の一部または全部が免除されます。
自己推薦特別選考
前年度の第2次で不合格となった人のうち一定の評価を得た人が、県が提供する教材等を活用して自己研鑽し、その成果が認められた場合に利用できる制度です。
教職大学院修了見込者
現に教職大学院に在籍し、所定の免許状・修了見込要件を満たす人を対象とします。
エキスパート人材特別選考
専門的な経験・技能を持つ人材を対象としています。
対象には、
- 海外派遣経験
- 青少年教育施設勤務経験
- 技術・家庭・情報・農業・工業・商業・水産等の専門人材
- スポーツ実績
- 芸術実績
- 博士号取得者
- 看護師等経験者
などがあります。
教職チャレンジサポート特別選考
教員免許状を持っていない人が、合格後3年以内に免許状取得を目指す制度です。
2026年実施では、2028~2030年度採用分として、
- 志願:16名
- 採用見込:5名程度
- 志願倍率:3.2倍
です。
2027年度採用ではない点に注意しましょう。
14|併願制度
山口県では、一定の組み合わせについて第2志願を設定できます。
主な組み合わせ
- 中学校 → 小学校
- 特別支援学校小学部 → 小学校
- 小学校 → 特別支援学校小学部
- 中学校 → 特別支援学校中学部
- 高校 → 特別支援学校高等部
です。
特別支援学校中学部・高等部への併願は原則として同一教科です。
免許状の保有状況によって受験機会を広げられる可能性があります。
15|山口県教採の過去問
山口県では、過年度の教員採用試験問題を県の情報公開窓口等で確認できます。
また、市販の過去問題集などを活用する方法もあります。
過去問で確認すること
- 教職専門の出題分野
- 一般教養の量
- 教科専門の難易度
- 試験時間
- 山口県教育に関する問題
- 実技の内容
STUDY POINT
山口県は第1次が5月です。
過去問分析
↓
頻出分野の特定
↓
春までに得点源を完成
↓
並行して第2次対策
という流れで進めましょう。
16|教職教養の出題傾向
教職専門は50分です。
公式出題分野
- 教育法規
- 教育心理
- 教育原理
- 生徒指導
- 人権教育
- 特別支援教育
- 一般教養
重点的に確認したいテーマ
- 教育基本法
- 学校教育法
- 地方公務員法
- 教育公務員特例法
- 学習指導要領
- 生徒指導提要
- いじめ・不登校
- 特別支援教育
- 人権教育
- 山口県教育施策
教育原理の比重も意識
過去の出題では、教育原理分野が比較的多く出題されてきました。
ただし、年度ごとの出題数を固定的に考えるのではなく、最新の過去問で確認しましょう。
17|一般教養も教職専門の中で対策
山口県では、一般教養が独立試験として設定されているわけではありません。
教職専門の出題範囲の一部です。
そのため、
- 人文分野
- 社会分野
- 自然科学分野
- 文章理解
- 一般時事
などについて、過去問から必要な範囲を確認しましょう。
教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。
18|専門教養対策
山口県では、第1次の教科専門の比重が大きくなっています。
小学校は100分、中学校・高校の多くは70分で実施されます。
STUDY POINT
専門教養は、
過去問を解ける
↓
解法・根拠を説明できる
↓
子どものつまずきを想定できる
↓
模擬授業として教えられる
ところまで高めましょう。
山口県では第2次に模擬授業があるため、専門教養と模擬授業を別々の対策にしないことがポイントです。
19|小論文対策
山口県では、第2次で小論文を実施します。
現在年度
試験時間は、
50分
です。
公式要項では、小論文についても、人物試験と共通して、
- 教育的愛情
- 教育への情熱・意欲
- 教育観
- 人権意識
- 倫理観
- 表現力
- 創造力
- 指導力
- 社会性
- 積極性
- 協調性
等を評価の視点として示しています。
過年度では800字以内
過年度の実施では、50分・800字以内の形式が用いられてきました。
ただし、文字数等は年度により変更される可能性があるため、現在年度の当日案内を最優先してください。
STUDY POINT
小論文は、
教育課題
↓
自分の考え
↓
なぜそう考えるか
↓
教師として何をするか
の流れで書けるようにしましょう。
準備したいテーマ
- 主体的・対話的で深い学び
- いじめ・不登校
- 人権教育
- 特別支援教育
- ICT・生成AI
- 地域連携
- コミュニティ・スクール
- 児童生徒の主体性
- 教師の使命感・倫理観
20|求める教師像・主要な教育施策・山口県特有の知識
山口県が求める教師像
山口県では、教師に求める資質として次の6項目を示しています。
1|豊かな人間性と人権尊重の精神を身につけた人
子ども一人ひとりを尊重し、多様な価値観や背景を理解して教育に当たる姿勢です。
2|強い使命感と倫理観をもち続けることができる人
教育公務員として高い倫理観と責任を持って行動することが求められています。
3|児童生徒を共感的に理解し、深い教育的愛情をもっている人
一方的に指導するのではなく、子どもの気持ちや背景を理解しようとする姿勢です。
4|幅広い教養と専門的知識、技能をもっている人
教科専門だけでなく、教育課題を幅広く学び続けることが重要です。
5|豊かな社会性をもち、幅広いコミュニケーションができる人
児童生徒だけでなく、保護者、同僚、地域、関係機関と連携できる力です。
6|常に自己研鑽に努める意欲とチャレンジ精神のある人
教育環境の変化を前向きに受け止め、新しい教育へ挑戦できる教師が求められています。
この6つと、第2次の公式評価観点をつなげて面接回答を準備しましょう。
山口県教育振興基本計画
現在の山口県教育の中心資料が、
山口県教育振興基本計画
です。
計画期間は、
2023年度~2027年度
です。
教育目標
未来を拓く たくましい「やまぐちっ子」の育成
です。
6つの柱
- 確かな学力・豊かな心・健やかな体を育む教育の推進
- 新たな時代を創造する人材を育む教育の推進
- 誰一人取り残されることのない教育の推進
- 学校・家庭・地域が連携・協働した教育の推進
- 生涯を通じた学びの充実
- 豊かな学びを支える教育環境の充実
山口県で確認したい教育テーマ
- コミュニティ・スクール
- 地域連携教育
- やまぐちスマートスクール構想
- 個別最適な学び
- 協働的な学び
- ICT活用
- 生成AI
- 特別支援教育
- 誰一人取り残さない教育
- いじめ・不登校対策
- 人権教育
- キャリア教育
- ふるさと教育
- 学校安全
- 教員の働き方改革
地域連携教育
山口県教育の大きな特色の一つが、
コミュニティ・スクールを核とした地域連携教育
です。
学校だけで教育を完結させるのではなく、
- 家庭
- 地域住民
- 地域団体
- 企業
- 関係機関
などと連携しながら子どもを育てる視点が重要です。
やまぐちスマートスクール構想
ICTを単に使うことではなく、
- 個別最適な学び
- 協働的な学び
- 学習データの活用
- 校務DX
などを通して教育の質を高めることが重要です。
「誰一人取り残されない教育」
現在の教育振興基本計画では、誰一人取り残されることのない教育を6本柱の一つとして位置付けています。
面接では、
- 不登校
- 特別支援
- 家庭環境
- 外国につながる児童生徒
- 学習につまずく児童生徒
などについて、一人で抱え込まず、組織で支援する視点を持ちましょう。
21|重要な資料
① 最新年度の教員採用試験実施要項
② 山口県教育振興基本計画
③ 山口県教員育成指標
④ 山口県教育推進の手引き
2026年度版では、現在の教育振興基本計画に基づく具体的な取組を確認できます。
⑤ 山口県教職員人材育成基本方針
山口県が求める教職員像や、キャリアステージごとに求める資質能力を確認できます。
資料名を暗記するのではなく、「山口県が何を目指しているのか」「自分ならどう実践するか」まで整理しましょう。
22|集団面接・模擬授業・討議対策
山口県の集団面接は、
模擬授業+討議
を組み合わせた試験です。
過年度の実施イメージ
過去には、
- テーマを確認する
- 授業を構想する
- 一人ずつ模擬授業を行う
- 受験者同士で討議する
という形式で実施されています。
試験方式の細部は年度によって変更される可能性があるため、当年度の案内を最優先してください。
模擬授業で大切なこと
- ねらいが明確か
- 児童生徒へ伝わるか
- 一方的な説明になっていないか
- 発問が適切か
- 児童生徒の思考を促しているか
- 人権への配慮があるか
討議で大切なこと
自分の意見を述べる
+ 他者の話を聴く
+ 意見をつなぐ
+ よりよい案をつくる
ことです。
公式評価観点に「社会性」「積極性」「協調性」が入っていることを意識しましょう。
23|個人面接対策
個人面接についても、現在年度の公式評価観点が明確です。
特に確認されること
- 教育的愛情
- 教師としての情熱・意欲
- 教育観
- 人権意識
- 倫理観
- 表現力
- 創造力
- 指導力
- 社会性
- 積極性
- 協調性
過去には15分程度
過年度の受験報告では、個人面接は15分程度で実施されています。
現在年度の面接時間は、県から受験者へ個別に通知されるため、過年度時間を固定情報とは考えないようにしてください。
志願理由書との整合性
山口県では出願時に志願理由書を提出します。
面接では、
志願理由書に書いたこと
= 面接で話すこと
= 自分の実際の経験
が一貫していることが重要です。
24|面接での質問例
過去の受験報告から、山口県教採で準備しておきたい質問例を整理しました。
志望理由・自己理解
- 教員を目指した理由を教えてください。
- なぜ山口県を志望するのですか。
- 理想の教師像を教えてください。
- あなたの強みを教師としてどのように生かしますか。
- あなたがこれまで最も努力したことは何ですか。
- 困難を乗り越えた経験を教えてください。
- 山口県が求める教師像の中で、自分が特に大切にしたいものは何ですか。
授業・専門性
- どのような力を子どもたちに身につけさせたいですか。
- 子どもの主体性をどのように育てますか。
- ICTをどのように授業へ取り入れますか。
- 個別最適な学びと協働的な学びをどう実現しますか。
- 授業中になかなか発言できない児童生徒にどう対応しますか。
- 学習につまずいている児童生徒にどう対応しますか。
児童生徒対応
- いじめを把握した場合、まず何をしますか。
- 不登校の児童生徒へどう関わりますか。
- 暴力をふるう児童生徒にどう対応しますか。
- 給食の好き嫌いが多い子どもにどう対応しますか。
- 児童生徒から「誰にも言わないで」と相談されたらどうしますか。
服務・倫理
- 教員の不祥事を防ぐために何が必要だと思いますか。
- 児童生徒へ不必要に身体接触をする教員を見た場合、どうしますか。
- 個人情報の漏えいを防ぐために何をしますか。
- 同僚が成績処理のためPCを持ち帰ろうとしていたらどうしますか。
- 教育公務員として大切な倫理観とは何ですか。
保護者・学校組織
- 保護者との関わりで大切にしたいことは何ですか。
- 保護者から厳しい意見を受けた場合、どう対応しますか。
- 同僚と考えが異なった場合、どうしますか。
- 一人で解決できない問題が起きたらどうしますか。
- 学校組織の一員として何を大切にしますか。
山口県の教育
- 「未来を拓く たくましい『やまぐちっ子』」とはどのような子どもだと考えますか。
- コミュニティ・スクールを教育にどう生かしますか。
- 地域と学校が協働するために教師として何ができますか。
- 「やまぐちスマートスクール構想」を授業へどう生かしますか。
- 誰一人取り残されない教育をどう実現しますか。
- 山口県の地域資源を授業へどう生かしますか。
質問例を丸暗記するのではなく、現在年度の公式評価観点の「どの力を示す回答なのか」まで考えましょう。
25|2027年度採用の主な変更・注目点
① 第1次試験を大学3年生も受験可能
今年度も大学3年生の受験を実施しています。
② 自己推薦特別選考
前年度第2次で一定評価を得た受験者が、自己研鑽の成果を生かして再挑戦できる制度を実施しています。
③ エキスパート人材特別選考
教員免許状だけに限定せず、専門的知識・実務経験・スポーツ・芸術等の実績を生かした採用を進めています。
④ 教職チャレンジサポート特別選考
教員免許状を持たない人にも、合格後3年間で免許取得を目指すルートを設けています。
⑤ 東京・関西・九州会場も設定
特別選考等について、県外から受験しやすい試験会場を設定しています。
県外在住者・社会人経験者を含め、教員人材確保を進めていることが分かります。
NEXT|2028年度山口県教採は「共通問題」を活用予定
2027年に実施する2028年度(令和10年度)採用では、山口県教採の第1次試験が大きく変わる可能性があります。
山口県は共通問題の活用を正式発表
山口県教育委員会は、2026年6月4日、
2028年度採用の第1次試験で、全国の複数自治体が参画して作成する共通問題を活用して実施する予定
であることを正式に公表しました。
モデル問題も公開
山口県公式ページから、文部科学省が公開する、
- 教職専門モデル問題
- 教科専門モデル問題
を確認できます。
ただし詳細はまだ検討中
2026年8月11日時点では、山口県自身が、
「現在検討中の段階」
としています。
したがって、
- 具体的な第1次試験日
- 問題数
- 配点
- 教職専門の試験時間
- 教科専門の試験時間
- 実技をどう扱うか
- 大学3年生受験をどう組み合わせるか
について、現時点で山口県の確定制度として扱うことはできません。
全国基本形を参考に準備する
全国の共同実施では、基本形として、
- 教養:60分・40問程度
- 教職教養:約30問
- 一般教養:約10問
- 専門:60分・25問程度
- 択一・マークシート方式
が示されています。
ただし、これは山口県の最終確定内容ではありません。
2028年度受験生は「専門」を後回しにしない
共通問題を活用することは正式発表済みです。
そのため、今から、
教職教養
+ 一般教養
+ 専門教養
を並行して学習しておくことが安全です。
さらに山口県独自の、
- 小論文
- 模擬授業
- 討議
- 個人面接
- 山口県教育施策
については、共通問題化されても引き続き対策が必要になると考えて準備しましょう。
26|山口県教採を受けるなら、まずここから
FIRST ACTION
1|5月実施を前提に学習計画を作る
山口県は第1次が早い自治体です。
2|自分の校種・教科の倍率を確認する
小学校2.1倍と養護21.0倍では競争状況が全く違います。
3|免除・特別選考を確認する
大学3年生、大学推薦、自己推薦、エキスパート人材など多くの制度があります。
4|教職専門の過去問を確認する
一般教養も教職専門の中に含まれます。
5|専門教養を早めに得点源にする
5月までに仕上げる必要があります。
6|第2次対策を第1次と並行する
小論文・模擬授業・討議・個人面接は短期間では仕上がりません。
7|公式評価観点を確認する
教育的愛情、教育観、人権意識、倫理観、指導力、協調性などが明示されています。
8|山口県が求める教師像6項目を読む
自分の経験と結びつけましょう。
9|山口県教育振興基本計画を読む
教育目標は、
未来を拓く たくましい「やまぐちっ子」の育成
です。
10|地域連携教育・ICTを確認する
コミュニティ・スクール、やまぐちスマートスクール構想は山口県研究の重要テーマです。
27|山口県教採には、山口県教採の対策を。
全国の教員採用試験には共通する部分があります。
しかし山口県には、
- 5月9・10日の早期第1次
- 採用見込398名程度
- 志願倍率2.4倍
- 教職専門50分
- 一般教養を含む教職専門
- 小学校専門100分
- 実技試験
- 第2次小論文
- 集団面接(模擬授業・討議)
- 個人面接
- 公式評価観点の公開
- 大学3年生受験
- 自己推薦特別選考
- エキスパート人材特別選考
- 教職チャレンジサポート特別選考
- 山口県が求める教師像6項目
- コミュニティ・スクール
- 地域連携教育
- やまぐちスマートスクール構想
- 2028年度からの共通問題活用
という特徴があります。
だからこそ教採スクールでは、
受験地別の過去問分析
× WEB教材
× 学習進捗サポート
× 元校長先生による人物試験対策
という形で、筆記から人物試験まで一貫してサポートしています。
教職教養・一般教養・専門教養をWEB教材で効率よく。
さらに山口県独自の試験制度に合わせて、
教職専門+専門教養+小論文+模擬授業・討議+個人面接+山口県教育研究
を一つの受験戦略として設計します。
人物試験では、学校現場を長く見てきた元校長先生と、志望理由、教育観、児童生徒対応、保護者対応、模擬授業、集団討議、個人面接まで対策します。
講師経験者であれば、学校現場での実践や日々の悩みについて相談することもできます。
大学生であれば、学校現場を知る元校長先生から、実際の教育現場について学びながら教師を目指すことができます。
全国の元校長先生が、あなたの教採合格まで伴走します。
LINE登録者限定
もっと詳しく山口県教採を分析したい方へ
このページでは、試験制度、志願倍率、第1次結果、公式評価観点、求める教師像、教育施策、面接質問例までを公開しています。
さらに具体的に「何を、どの順番で、どう対策するのか」を知りたい方には、LINE登録者限定の受験地別資料をご案内します。
① 山口県教採|筆記試験攻略DATA
- 年度別出題分析
- 教職専門の頻出分野
- 一般教養対策
- 専門教養対策
- 校種・教科別分析
- 5月実施に対応した学習計画
- 免除・特別選考整理
- 大学3年生受験
- 2028年度共通問題対策
- 学習優先順位
② 山口県教育徹底研究
- 山口県が求める教師像
- 山口県教育振興基本計画
- 山口県教員育成指標
- 山口県教育推進の手引き
- コミュニティ・スクール
- 地域連携教育
- やまぐちスマートスクール構想
- 誰一人取り残さない教育
- 人権教育
- 山口県志望理由へのつなげ方
③ 山口県教採|人物試験攻略ガイド
- 公式評価観点分析
- 志望理由対策
- 小論文対策
- 模擬授業対策
- 集団討議対策
- 個人面接対策
- 過去の面接質問
- 児童生徒対応
- 保護者対応
- 山口県教育を使った回答づくり
LINE登録後、
「山口県対策希望」
と送信してください。
登録後メッセージに「山口県対策希望」とお送りください。
「5月までに何を仕上げればよいか分からない」
「教職専門と専門教養の優先順位を知りたい」
「50分の小論文が書けない」
「模擬授業・討議の練習方法が分からない」
「個人面接の公式評価観点をどう対策すればよいか知りたい」
「山口県の教育施策を面接へどうつなげればよいか分からない」
「2028年度の共通問題にどう備えればよいか知りたい」
という方には、無料学習相談も受け付けています。
山口県教採のよくある質問
Q.2027年度山口県教採の採用見込人数は?
398名程度です。
Q.小学校は?
135名程度です。
Q.中学校は?
130名程度です。
Q.高校は?
80名程度です。
Q.特別支援は?
小学部・中学部・高等部それぞれ12名程度、合わせて36名程度です。
Q.養護教諭は?
5名程度です。
Q.栄養教諭は募集していますか?
2027年度採用では一般募集はありません。
Q.志願者数は?
962名です。
Q.全体倍率は?
県公式の志願倍率は2.4倍です。
Q.小学校は?
2.1倍です。
Q.中学校は?
2.0倍です。
Q.高校は?
3.0倍です。
Q.養護教諭は?
21.0倍です。
Q.第1次はいつですか?
2026年5月9日・10日です。
Q.第1次は何がありますか?
一般的には、
- 教職専門
- 教科専門
- 対象者は実技
- 特別支援学校は特別支援教育専門
などです。
Q.一般教養はありますか?
あります。
独立試験ではなく、教職専門の中に含まれます。
Q.教職専門は何分ですか?
50分です。
Q.小学校専門は何分ですか?
100分です。
Q.第2次は何がありますか?
基本的には、
- 小論文
- 集団面接(模擬授業・討議)
- 個人面接
- 適性検査
です。
Q.小論文はありますか?
あります。
現在年度の試験時間は50分です。
Q.模擬授業はありますか?
あります。
集団面接の中で、模擬授業と討議を実施します。
Q.面接の評価基準は公開されていますか?
はい。
現在年度の公式実施要項に、教育的愛情、教育への情熱・意欲、教育観、人権意識、倫理観、表現力、創造力、指導力、社会性、積極性、協調性等が明記されています。
Q.大学3年生でも受験できますか?
はい。
第1次試験を受験できます。
Q.2026年実施では何人受験しましたか?
大学3年生受験では、247名志願、230名受験・160名合格です。
Q.大学3年生で合格するとどうなりますか?
条件を満たせば、翌年度の第1次試験が免除されます。
Q.教員免許がなくても受験できる制度はありますか?
将来年度採用を対象とする教職チャレンジサポート特別選考があります。
合格後3年以内の免許状取得を目指す制度です。
Q.山口県が求める教師像は?
- 豊かな人間性と人権尊重の精神
- 強い使命感と倫理観
- 児童生徒への共感的理解と教育的愛情
- 幅広い教養と専門的知識・技能
- 豊かな社会性とコミュニケーション
- 自己研鑽への意欲とチャレンジ精神
の6項目です。
Q.現在の山口県教育の目標は?
「未来を拓く たくましい『やまぐちっ子』の育成」
です。
Q.山口県独自の教育テーマは?
特に、
- コミュニティ・スクール
- 地域連携教育
- やまぐちスマートスクール構想
- 誰一人取り残されない教育
- 人権教育
- ICT・教育DX
を確認しましょう。
Q.最終結果はもう出ていますか?
2026年8月11日時点ではまだ公表前です。
明日2026年8月12日午前9時に発表予定です。
Q.2028年度は共同実施になりますか?
山口県は、第1次試験で全国の複数自治体が共同作成する共通問題を活用する予定であることを正式発表しています。
Q.2028年度の詳しい形式は確定しましたか?
2026年8月11日時点では、山口県自身が「現在検討中」としています。
試験日・配点・問題数などは正式発表を確認してください。
Q.2028年度受験生は今何をすればよいですか?
今の段階では、
- 教職教養
- 一般教養
- 専門教養
- 学習指導要領
- 小論文
- 模擬授業
- 集団討議
- 個人面接
- 山口県教育施策
を進め、正式要項発表後に共通問題の形式へ調整しましょう。
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