[面接質問]
暴力的な児童生徒への対応はどのようにしますか。
学習コーチより
小学校における暴力行為が平成27年度17,137件と一昨年の調査ではじめて1万件を超え(11,472件)を大幅に更新しました。
これを踏まえて学校現場として、教師としてどう対応しなければいけないのかを
再度、明確にしておきましょう。
まず生徒指導を教師個人として対応することが無いように心掛けて下さい。
必ず学年として、学校の方針のもと組織体として生徒指導を行いましょう。
児童生徒の暴力行為には
・毅然とした態度
・粘り強い対応
をすることが大切です。
暴力行為に対しては一方的な指導だけでなく、
暴力行為によって傷つけてしまった相手への反省と
社会のルールを守らせる態度を育成することが大切です。
また、
暴力行為に至った経緯をしっかりとヒアリングして
次、同じ行為に発展しないように
暴力行為に及ぶ感情をしっかり整理し、
心のブレーキが掛かるように支援します。
なお、児童生徒どうしの人間関係作り、コミュニケーション能力育成が求められます。
学習上のつまづきや、部活動、進路の悩みが原因となって暴力行為に発展するケースがあります。
教師として児童生徒の心の変化を外見や行動、表情、ノート点検や宿題チェックなど
教育活動全体をとおして観察・声掛けをすることが大切です。
加えて、ケースとして保護者からの暴力を受けている場合、
学校にて対教師暴力、生徒間暴力に発展することもあります。
保護者との情報共有も含め家庭での様子を把握するために、
連携を深めることが大切です。
最後に
「チーム学校」としてスクールカウンセラーや児童相談所、警察など
外部の機関と連携することもおさえておきましょう。