[場面]
大型連休が過ぎた頃、
遅刻が目立つ生徒が出はじめた。
担任として家庭連絡を入れて、
遅刻をしないように家庭への協力をお願いしましたが、
保護者から
「家庭のことを学校で言われる筋合いはない」と言われて
電話を切らてしまいました。

学習コーチより

保護者に対して事務的な用件だけを伝えることや
感情的になることもいけません。
保護者とボタンの掛け違いで思いが相違してしまうと、
事後の訂正が難しくなります。
よって
まずは
「自分の対応に至らない点がありましたら、お許し下さい」と
謝罪の意思を明確にすることが必要です。
教師として、
保護者や地域の方からの苦情や指摘は、
自分が気付かないことを教えてくれます。
自らの落ち度を把握して、
改善に役立てましょう。

保護者は子どもの健やかな成長を期待しています。
よって、家庭の中でも子どもに対して
遅刻しないようにしているかもしれません。
ですから教師としてよく話を聞く姿勢と心を持つことです。
保護者と一緒に原因や対策を考えることで、
保護者からの信頼を得ることに繋がります。

家庭連絡が夜遅くなることもあるかもしれません。
しかし家庭の様子を知ることのできる、
数少ない機会だと捉えてもらいたいです。
保護者とのコミュニケーションを大切にして、
保護者と共に生徒の成長を図りたいという気持ちで接すれば、
保護者の理解を得ることができると思います。