[場面指導]
担任するクラスの生徒の一人が授業内容を理解することが、
他の生徒より遅れがちです。
どのような対応が必要でしょうか。

学習コーチより

担任として最初に行うことは、授業の遅れを招いた原因が何かを調べることです。
例えば前学年時に習得する学習内容のつまずきが、
それ以降の学習に遅れを生じさせた場合も考えられます。

他にも私自身の経験から本人の学習方法に問題がある場合があります。
生徒の知識の習得のための学習方法は
教師自らが授業方法や授業形態、指導方法の改善と
保護者との連携のもと、
生徒の学習の取り組み・習慣化を形成することが必要になります。

また健康上の問題(目や耳の機能など)が学習の遅れを誘発していることも考えられます。

それぞれの対策を考えていくと、
健康上に問題があるときは、
専門医の診断と治療を早目に受けるように家庭に連絡を取ります。

学習の仕方に対しては、
1.個別指導を行う
→机間指導・放課後を利用して、理解しにくい箇所を個別指導する。

2.発問や助言を小刻みにして、学習の遅れがちな生徒が考えやすい環境にする。

3.既習事項をもとに授業を展開する。

4.観察や実験などの具体的な活動を取り入れ具体的な活動を取り入れる。

5.学習課題を明確にして学習できるようにする。

教師自らの指導方法については
先輩教員に授業を見てもらって指導について、
どこに問題があるか助言してもらったり、
学習形態を
チームティーチングやジグゾー学習・協働学習・アクティブラーニングなどを取り入れ、
学習に遅れがちな生徒に適した指導が出来るように配慮することが大切です。