[面接質問]
キャリア教育を具体的にどう行っていきますか。
[派生質問]
キャリア教育と職業教育の違いは何ですか。
学習コーチより
キャリア教育は、教育活動全体を通じて将来子供たちが社会の一員として責任を担い、
社会的な自己実現を図ろうとする意欲や態度を継続的に育てていくことです。
よって
キャリア教育は発達段階に応じて「体験活動など」を展開することが大切です。
1.幼児期
自発的、主体的な活動を促す。
2.小学校
社会性、自主性、自律性、関心意欲等を養う。
3.中学校
社会における自らの役割や将来の生き方・働き方等を考えさせ、
目標を立てて計画的に取り組む態度を育成し、
進路の選択・決定に導く。
4.高等学校
これまでを基礎に、学校から社会・職業への移行を見据え、
教育課程の内外での学習や活動を通じて
高等教育全般においてキャリア教育を充実する。
5.特別支援教育
個々の障害の状態に応じてきめ細かい指導・支援の下で行う。
キャリア教育は各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間など、
あらゆる教育活動の中で取り組むことができます。
またキャリア発達を促す指導と進路決定のための指導とが系統的に展開されて、
将来、社会人・職業人として自立して、
時代の変化に力強くかつ柔軟に対応していけるよう、
規範意識やコミュニケーション能力など、
幅広い能力の形成を支援することをこれまで以上に重視していく必要があるとしています。
なお
職業教育との違いは
職業教育が「一定または特定の職業に従事するために必要な知識、技能、能力や態度を育てる教育」のことをいいます。
職業教育=具体的な職業に関する教育となります。
それに対してキャリア教育は普通教育や専門教育を問わず、
さまざまな教育活動の中で実施されます。