斉藤さん(埼玉県/高校数学)

1 教採スクールを知ったきっかけ
前の職場の同僚が、「合格実績が凄い」と勧めてくれたので、インターネットで検索するところから始め、そこで存在を知りました。

2 教採スクールで学んだこと
実際に入会するには時期が遅すぎましたが、もっと早くから知っていればと凄く後悔しました。
1次試験に合格した後、人物中心選考である2次試験に確実に合格するため、面接試験と論文試験対策を中心に行いました。
特に、教採スクールの記事には、面接の質問例や模範回答がありましたので、それを参考にしました。
自分の経験や価値観に落とし込んで、自分なりの言葉で表現するとどうなるか、を常に意識しました。面接質問例は500個くらいは準備したと思います。用意周到、準備の重要性を学びました。
また、教採スクールの記事には、論文試験で高評価を受けるためのポイントが書かれていたので、何度も何度も熟読しました。
本番では、「国や県の教育動向、教育課題」「どのような生徒を育み、どんな授業をするのか」「どのような学級経営をするか」「どのように頑張っていくのか(覚悟決意)」
の4つの点については、しっかりと盛り込むことを心掛けました。お陰様で、本番の論文試験は60分の制限時間で40分程度で書くことができ、丁寧な字を書くための余裕も生まれました。
自分の考えを言葉にして表す難しさ、そしてその考えを相手(採点者)に伝わるように記述することの難しさを学びました。

3 受験勉強時間
1次試験は筆記試験のみで昨年も通過していたのもあって、6月から1ヶ月くらい集中して勉強しました。特に、一般教養・教職教養試験で頻出分野を傾向分析して、効率よく勉強することを心掛けました。
専門教養は、大学入試問題レベルのものを1日1題解くことを心掛け、頭の回転が鈍らないように習慣づけました。やはり「継続は力なり」だと思います。
計算系の教科は早朝に行ったり、暗記したい内容は就寝前にやるなど、意識的に「今自分がやるべきことは何か?」を考えて毎日行動し、タイムマネジメントをしっかり行いました。
時には、ジョギングをして気分転換をしたり、教採スクールの記事の合格者インタビューを何度も見返しながら「今年は自分の番だぞ!」と、モチベーションを維持していました。

4 時期的な過ごし方
(1次試験前)
これまで筆記対策してきた中で、苦手や弱点教科の間違った部分の見直し、県や国の資料や答申、時事問題対策など、知識として覚えることが必要な事項に絞って繰り返しやりました。
(1次試験合否結果後)
準備してきた面接の質問例とその回答を確認することに時間を費やしました。準備してきたものを面接では言いますが、棒読みで単調にならないよう、
頭の中で筋道を立てて整理しながら、落ち着いて話しているように見えるかどうかを面接官役の人にいつもチェックしてもらいました。
論文対策では、添削してもらって合格レベルになった答案をテーマごとに整理し、当日は論文題に沿って、書いてきたものを上手に組み合わせながら合格答案を書けるように計時しながら練習しました。
(2次直前)
身だしなみを整え、スーツ等を新調し、上履きを洗ったり、髪を切ったりなど「見られる試験」であることを念頭において見た目の準備を怠りませんでした。
あとは、新しいことを実践するのではなく、これまでやってきたことの繰り返しを徹底しました。

5 今後受験する後輩へメッセージ
私は民間企業経験から教職の道に切り替え、30代半ばでの合格です。教採に向け、先行きの見えない不安から悩んだりしながら、同じような境遇で頑張っておられる先生方、受験生の方も
いらっしゃると思います。合格はゴールではなく新たなスタートです。
困難を乗り越えるため、必死にもがき悩んだ挫折失敗経験は、いつか生徒たちの指導に嘘偽りない実体験の形で存分に生きると思います。
ぜひ、夢に向かって不断の努力をし、挑戦する気持ちをもち続け、夢を叶えて名実ともに生徒たちの人生に影響を与えられる「魅力ある教師」になってください。

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