[場面指導]
忘れ物を繰り返す児童生徒に、どう指導しますか。

学習コーチより

忘れ物をしたことに対して【罰を与える】ことは好ましいことではありません。
忘れ物をしたときの不便さを体験させたり、
人から物を借りると、
貸した人に大変迷惑を掛けることを
分からせることも大切になります。

忘れ物を家庭に取りに行かせることは、
交通事故などにあう危険なあるばかりではなく、
学校管理の面から問題があるので、やめるべきです。

これらを踏まえ、
忘れ物の原因が
(1)児童生徒に共通しているもの
(2)児童生徒によって異なるもの
が考えられますので、
児童生徒なりの原因を掴むことが必要です。

担任としては
児童生徒一人ひとりに連絡帳をもたせて、
翌日の授業準備を記録させる方法があります。
記録をする様子を見届けることも大切です。
その際に、視覚情報を利用し、準備・用意する物の見本を並べて示すことも効果があります。

なお、記録だけをとっても忘れ物をするという習慣が改善されません。
家庭と連携して忘れ物をしない習慣に改善する必要があります。
保護者に連絡帳を見てもらい、
押印・サインをしてもらうなど協力をしてもらいます。

児童生徒の習慣形成には
児童生徒への継続的な寄り添う指導と家庭との連携が大切になります。