大阪市教育委員会は
平成29年度大阪市公立学校・幼稚園教員採用選考テストを
次のとおり実施すると発表がありました。
大阪市では、
平成29年度の教員採用選考テストにおいては、
第1次選考の筆答テストの出題分野に
思考力・判断力を測る問題を加え、
第2次選考の合否判定方法を筆答テストと実技テストをより重視した方法に変更になります。
このことで、
教科の内容や指導についてより高い専門性をもった人材の確保を進める予定です。
なお、
人物重視の採用選考とは面接テストの重視を意味するわけではなく、
面接テストによって情熱・人間味等を担保しつつ、
筆答テストと実技テストの一層の重視によって
教師としての基礎力を備えた人物の応募を促進する考えです。
実施要項(平成29年度大阪市公立学校・幼稚園教員採用選考テスト受験案内)は、
3月14日(月曜日)14時より大阪市教育委員会のホームページからダウンロードできるようになります。
【筆答・実技の重視】
第1次選考の筆答テストの出題分野について、
これまでの教職関連の問題(教職教養、教育関連の法規、教育公務員の倫理、教育関連時事)に、
思考力・判断力を測る問題(文章理解、判断推理、数的処理、資料解釈等)を加えます。
なお、
思考力・判断力を測る問題と教職関連の問題の配点比は2:1とします。
第1次選考において、
筆答テストを受験する人のうち、
一定の基準点に達した人を対象に面接テストを実施します。
なお、
この面接テストは、集団面接から個人面接に変更です。
第2次選考において、
校種「幼稚園・小学校共通」「小学校」「養護教諭(幼稚園)」「養護教諭(小学校・中学校・高等学校共通)」「栄養教諭」は、
筆答・実技・面接の全テストが一定の基準点に達した人のうちから、
筆答・実技両テストの合計得点の高い人から合格とします。
ただし、
これにかかわらず、合格者数の概ね2割を目途に、面接テストの得点により判定します。
また、
校種「中学校」(特別支援学級を除く。)「高等学校」は、
筆答・実技・面接の全テストが一定の基準点に達した人のうちから、
筆答・実技両テストの合計得点の高い人から合格とします。
講師等経験者特例の対象となる人は、
第1次選考において新たに筆答テストを加えることとし、
思考力・判断力を測る問題のみ解答することになります。
教諭経験者特例の対象となる人は、
第2次選考において
新たに筆答テストと実技テストを加えることとになります。
【特別支援教育の専門性を有する人材を優遇】
「小学校」又は「中学校(特別支援学級)」に出願する人のうち、
特別支援学校教諭普通免許状を所有する人には、
第1次選考と第2次選考のそれぞれで、
全国最高レベルの加点を行います。
【その他の変更点(1)】
社会人経験者特例の対象になる人は、
第1次選考の筆答テストの解答数を現行よりも減らし、
思考力・判断力を測る問題のみ解答となります。
【その他の変更点(2)】
第2次選考の筆答テストにおいて、
一部の問題を記述式から択一式に変更です。
【その他の変更点(3)】
校種「小学校」に出願する人のうち、
中学校又は高等学校の英語の普通免許状を所有する人及び一定の英語技能を有する人に対する加点について、
第2次選考の総合得点の加点を変更です。
[今年度の採用見込数]
小学校全科 約200名
中学校 約200名
高等学校 約40名
養護教諭 若干名
栄養教諭 若干名
[試験期日]
<第1次試験>
第1次選考(筆答) 7月2日(土曜日)
第1次選考(筆答)結果発表 7月15日(金曜日)
第1次選考(面接) 7月9、10、16、17、23、24日のいずれか
第1次選考結果発表 8月5日(金曜日)
<第2次試験>
第2次選考(筆答・実技・面接) 8月中旬~9月中旬
第2次選考結果発表 10月21日(金曜日)