内閣府が発表した平成26年版の「子ども・若者白書」にて【自己認識】のデータが発表されました。
教育時事でも取り上げられ、話題をよんだ白書です。

自己肯定感

この中で『自己肯定感』について、日本の若者は諸外国と比べて,自己を肯定的に捉えている者の割合が低く,自分に誇りを持っている者の割合も低いです(下図)。日本の若者のうち,自分自身に満足している者の割合は5割弱,自分には長所があると思っている者の割合は7割弱で,いずれも諸外国と比べて日本が最も低く、年齢階級別にみると,特に10代後半から20代前半にかけて,諸外国との差が大きいことが分かりました。
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意欲

意欲に関しても日本の若者は諸外国と比べて,うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むという意識が低く,つまらない,やる気が出ないと感じる若者が多いことが分かりました(下図)。
日本の若者のうち,うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むとした者の割合は5割強で,諸外国と比べて低く結果がみられました。また,つまらない,やる気が出ないとした者の割合は8割弱で,諸外国と比べて高いです。そうした傾向はいずれの年齢層でもみられるます。
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心の状態

心の状態も日本の若者は諸外国と比べて,悲しい,ゆううつだと感じている者の割合が高い結果です(下図)。
この1週間の心の状態について,悲しいと感じた日本の若者の割合は7割強,ゆううつだと感じた日本の若者の割合は8割弱で,いずれも諸外国と比べて相対的に高いです。そうした傾向はどの年齢層でも同様にみられ,特に10代前半では突出して諸外国より高くなっています。
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自分の将来

自らの将来についても自分の将来に希望を持っている割合は6割強,40歳になったときに幸せになっていると思う割合は7割弱で,いずれも諸外国の中で日本が最も低い結果でした(下図)。年代が高くなるほど,その傾向が顕著であることも分かりました。
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